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小学生のころから知っていた、常連のお客様のお嬢さん…。まさか、お嬢さんの赤ちゃんを抱っこできるなんて、思いもよらなかったのではないでしょうか。子どもの成長は時の早さを感じるものですね。
こうしたつながりや縁も、お客様と店員としてお互い大切にはぐくんできたからこその関係性なのでしょうね。
人と人との出会い
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スーパーの店員として働くあとみさん。そんな、あとみさんと常連のお客様との思い出を描いたお話です。いつも、あとみさんのレジを探し、わざわざ並ぶ仲良し家族。その家族との付き合いは長く、小学生だった娘さんが結婚し、2人の子どもを持つまで縁が続いたそうです。
ところが、あるときからパタリと来店が減り、久々の来店ではご主人が痩せたことに気づきます…。どうやら、長い間入院生活を送っていたよう。そして、しばらくたったあとに、ご主人の訃報を耳にするのでした。
「スーパー」という日常生活で利用する場所での縁。人と人との不思議なつながりに共感する作品です。著者・あとみさんは、「誰かが生きた証は、思いがけない誰かの心に、ひょんなところに残っているかもしれません」と、この漫画に寄せてつづっています。名前も知らない常連さんとのエピソード。店員とお客様ならではの、心地のいい距離感にほっこりするストーリーです。