©ママリ
画数の姓名判断って何を参考にすればいいの?
姓名判断は、人の姓名から、性格や人生の恋愛運、金運、適職など、運勢などについて解釈をする古来からの占いの一つです。
その判断基準として大きな役割を占めるのが、画数です。人の姓名に使われている文字の画数から五つの格数を計算して、伝統的な解釈を基準に占うのが一般的となっています。
姓名判断の中でも多く用いられる「五格」は次の五つです。
- 天格
- 人格
- 地格
- 外格
- 総格
天格
姓の総画数で占います。山田太郎さんなら「山田」が天格です。
ご先祖様から授かった運で、その家に課せられた運命や職業を表し、56歳~の晩年の運勢と言われています。
人格
姓の最後と名の第一字を足した画数で占います。山田太郎さんなら「田」と「太」の画数を合わせます。
姓と名、両方の画数で占うことから、五運の中心とされ、人物の内面をあらわし、家庭や仕事、結婚運、中年期の運勢を司ると言われています。
地格
名の画数の合計で占います。山田太郎さんなら「太郎」の部分ですね。
幼年期の運勢を司るとされ、その人の成長過程強い影響があるため、性格・才能、金運・適職の運勢に大きな影響があると言われます。名付けでは一番悩む部分かもしれません。
外格
総格から人格を引いた画数で占います。家族や職場などの人間関係や、社会的な面の運勢を司ると言われています。山田太郎さんなら、「山田太郎」の画数から「田と太」を合わせた画数を引いて考えます。
人は環境や人間関係によって人生が豊かになるかどうか左右すると言われるほどなので、この外因的要素の運勢がわかる外格も大切にしたいところです。
総格
姓名の総画数で占います。人生を歩んでいくにつれて、より影響が出るものと言われており、若いころよりも晩年の年齢になったころの運勢に大きくかかわるとされています。
ここまで、姓名判断に使う言葉の意味を解説してきました。姓名判断は今はインターネットの無料サイトでも簡単に調べることができる場合があるので、気になる人はまず自分の名前から見てみると良いかもしれません。
どうしてもつけたい名前が姓名判断であまり運勢が良くなかった場合、自分の名で姓名判断をすることで自分なりに「信頼できそうかどうか」が判断できると思いますよ。
とっても素晴らしい人生を歩んでいる人の姓名判断が大凶と出ることもないわけではありません。姓名判断は名付けの際の一つの判断方法くらいに思っていた方が気が楽な場合もあります。
名前は漢字を使う?ひらがなにする?
子どもの名前を考えていると、同じ響きでも「漢字で書いた時」と「ひらがなで書いた時」で印象が違うことに気づくパパママもいるでしょう。
例えば「かおる」という名前も「薫」と書いた時と「かおる」と書いた時では同じ読みでも印象が異なります。こんな響きの名前がいいな、という名前があるときは、まず漢字、ひらがな、またカタカナでも書いてみることをおすすめします。
漢字では字画が…という名前も、ひらがなやカタカナにすると字画も問題ない、という場合もあるかもしれません。
漢字を使う際に気にしたいポイント
名前を考えたとき、ひらがなやカタカナでなく漢字を使いたい場合は、ただ読み方だけで選ぶのではなく、漢字がそもそも持つ意味も合わせて考えることをおすすめします。
例えばよく漢字の成り立ちの驚きの例であがる「道」ですが、なぜ「首」という字が「道」に入っているのかというと、この字ができた当初は、新しい道を行くときは「敵の首」を魔よけのために先頭に置いていたから…という説があります。
字の形だけで「かっこいい」「かわいい」と選ぶともしかしたら少し怖い意味や成り立ちをもつ漢字をつけてしまうことがあるかもしれません。
そしてその漢字や読み方が常用漢字として認められているかもチェックしましょう。子どもが大人になった時、電話口で伝わらないといった苦労を強いるかもしれません。
一生のものですから、慎重すぎるくらいで丁度良いのです。
名前に使う漢字については、ぜひ下の三つのチェックポイントを参考にしてください。
- 漢字の意味や成り立ちを調べる→漢字辞典で調べられます
- 漢字や読み方が常用漢字として認められているかチェック
- 人名漢字として使えるかチェック
- 法務省「子の名前に使える漢字」(https://www.moj.go.jp/MINJI/minji86.html,2021年10月29日最終閲覧)
- 明治大学「道の文化誌」(https://www.isc.meiji.ac.jp/~katotoru/20190112.html,2021年10月29日最終閲覧)
子どもの名前と名字のバランスも気にして
子どもの名前は、どうしても名前だけに着目して考えがちですが、姓名両方の統一感も忘れてはいけないポイントです。
極端な例で言えば姓が一文字、名が一文字となるとインパクトはありますが、フルネームにするとバランスが少し悪いような印象を与えるかもしれません。
また姓も名も同じ響きを繰り返すような場合、違和感を抱く場合もありますよね。本当に極端な例ですが、姓名が同じ漢字である、とか姓名の読みが同じという名前は避けた方が良いと思います。
子どもが女の子の場合、結婚後は姓が変わるから…と姓名のバランスを後回しにする場合もあるようですが、今後は夫婦別姓となるかもしれず、結婚後に変わるから…とはいえなくなるかもしれません。
このため、子どもの性別にかかわらず、子どもの名前は姓名のバランスを考えて名付けるのがベストです。
響きにも気を遣って
子どもの名前では画数による運勢などが気になるところですが、その名で呼び続けるという事も意識しておくとよいでしょう。
子どもは最初、字で名前を意識するわけではありません。名前を呼ばれることで音として自分の存在を認識していきます。意味として良いイメージのものや、音の響きの良い名前は子どもにも好影響でしょう。
はっきりと発音する物なら聞き取りやすいですし、明るい響きのある名前なら呼び続けることで子どもの性格も明るいものになっていく可能性があります。
名前を決める際には、何度も口に出してみて、音の響きを確認しておくようにしましょう。違和感の有無を自身のみならず第三者に確認してもらうのもよいでしょう。
- 2017年度日本認知科学会第34回大会「個人名に対する印象と人物像の整合性について」(https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2017/proceedings/pdf/JCSS2017_P1-43.pdf,2021年10月29日最終閲覧)
名前の画数についての先輩ママのエピソード
ここからは実際に名付けをした先輩ママのコメントを参考に、先輩ママがどのくらい画数や姓名判断を気にしたのかみていきましょう。
子どもに良い名前を…と思うと「画数が悪い」という意見を聞くと「やっぱり変えた方がいいのかな」と悩みますよね。先輩ママは子どもの名前の画数をどの程度気にしたのでしょうか。
先輩ママはどこまで画数を気にした?
先輩ママが子どもの名付けでどの程度画数を気にしていたのか…実際の声を見ていきましょう。
凶はないようにと気を遣った
調べたら主人の家系が大吉祭りなのできちんと考えて名前つけたんだな~と思ったので💦
でも、いいな~と思う名前は大体ダメで名前決まらなすぎて頭痛いです(´TωT`)
それに女の子だと結婚して画数も変わるし(うちは女の子です)💦
旦那が画数をすごく気にしていて全部良くないと嫌みたいで😣
なかなか難しいです💦
気にしすぎも大変ですよ😭
画数を気にしすぎて自分たちのつけたい漢字とか、名前に込めたい思いとかを諦めなければならなくなりそうになり、それは何か違うかなと夫婦で相談しました。でも画数も良ければそれに越したことはないと思います!
できれば全部大吉だったらうれしいという気持ちは親としてよくわかりますよね。子どもの名前が全部大吉で、しかも付けたい名前であるならこれほどうれしいことはありません。
ただ、名字との兼ね合いなどで全部が大吉は難しい場合も。先輩ママは最終的に「凶がなければ」で落ち着いた人もいるようでした。
名字の姓名判断が良くなかったから気にするのをやめた!
最初は姓名判断で良くなるように…と思っていたけれど、名字を見たら名字そのものの運勢が良くなかった…ということで、気にするのをやめたというコメントも。
確かに名字の運勢がそもそも…となると気持ち的にも吹っ切れるかもしれませんね。
画数は気にせず付けました!
「この子は20歳まで生きられない。しかも畳の上では死ねないだろう」とまで言われた縁起悪い画数なのですが、どうしても父親がつけたくてつけました。
母は気にしてずっと兄の名前は平仮名で書いていたそうなのですが、幼稚園の先生に「画数は流派でも変わるのだから、気にしないであげてほしい。想いがあってつけた名前、大切にしてあげることの方が大切。画数を気にするから何かあった時に字画のせいにしてしまうんです。」と言われて気にするのをやめたそうです。
今兄は35歳。
今まで大きな怪我も病気もなく結婚して子どもも産まれてそこそこ幸せそうですよ。
なので、つけたい名前なら堂々と気にせずつけていいと思います。
画数は全く気にしないという意見もママリにはありました。その理由が先輩ママ自身の身内だったり近い人の様子を見ていて…というのですから説得力があるかもしれません。
姓名判断で命にかかわるような運勢を指摘されるとパパママとしてはとても気になるところですが、最後にご紹介した先輩ママのお兄さんのように、姓名判断の運勢を吹き飛ばしてハッピーな人生を送っている人ももちろんいます。
どうしてもつけたい名前にたっぷりの愛情があるなら、先輩ママの言うように「堂々と気にせずつける」気持ちの強さがあってもいいですね。
願いと思いを込めた最高の名前を贈ろう!
©ママリ
子どもの名前は出産前に決めておいたり、いくつか候補を出しておく事が多いですが、いざ子どもが生まれて顔をみると悩んでしまうものですよね。
漢字や画数、響き、パパママの思い入れなど子どもの名前には悩む要素がいっぱいですが、きっとパパママが悩んで贈った名前は子どもにとって最高の贈り物になるはず。
悩む時間も幸せ時間にして、素敵な名付けをしてくださいね。