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「教育施設までの距離」が1位!共働き子育て世帯が物件探しで重視したこととは?

不動産&住宅サイトのSUUMO(スーモ)が、マイホームを購入した共働き・子育て中世帯のママ200人に対し、マイホームを購入する際に重視したことやマイホームの購入時期について調査を行いました。いつかは購入したいと思う方も多いマイホームですが、大きな買い物ゆえいつ買えばよいのか、子供がいる場合どんなことに重きを置けばよいか悩む方もいるかと思います。アンケート結果を元に夫婦で話し合ってみませんか?

PIXTA

共働き世帯向け、マイホームの購入についての調査

株式会社リクルート住まいカンパニーが運営する不動産&住宅サイトSUUMOでは、定期的に住まいや暮らしについてさまざまなテーマを設け、アンケート調査を実施しています。

今回のアンケートではマイホームを購入した共働き・子育て中世帯の妻200人に対して、「マイホームを購入する際に重視したこと」「マイホームの購入時期」についてインターネット調査を行い結果を発表しました。

調査概要

  • 調査期間:2018年3月27日~29日
  • 調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
  • 調査対象:10年以内に購入した持ち家にお住まいの20歳~49歳の既婚共働き女性
  • 有効回答数:200名(子供ありの世帯のみ)

重視したことは?購入タイミングは?アンケート結果

パソコン PIXTA

夫婦2人のときとは違い、子供がいる場合のマイホーム購入はチェックしておきたいポイント、妥協したくないポイントが変化します。更に夫婦共働きだからこそ重視しておきたいポイントも加わるのではないでしょうか。

今回のアンケートは、「マイホームをいつかは購入したいと思っているけれど、いつ頃買うべきなのかがよく分からない」、「子供がいる場合、どのような点を重視して物件を選んだらいいかが分からない」と悩んでいる方にとって、非常に参考になる結果となっています。

今回は仕事をしているママを対象に行われたアンケートの結果ではありますが、ママが専業主婦をしている家庭でも、マイホームを購入を検討しているのであればよい判断材料になりますよ。

アンケート結果の詳細を紹介します。

重視したこと1位は「保育園、幼稚園、小学校までの距離」38.0%!

「土地や購入物件を探すとき、子育てに関することで何か重要視したことはありますか?」という問いに関しての回答を見てみると、1位から順に「保育園、幼稚園、小学校までの距離」(38.0%)、「周辺の治安が良いかどうか」(30.5%)、「実家との距離」(30.0%)という結果になりました。

親の送り迎えが必須となる保育園や幼稚園だけでなく、小学校までの距離を重要視する点は、入学後1人で登下校する際になるべく親子ともに不安材料を少なくしたいという気持ちが反映されているようです。また、小学校入学後は1人での行動範囲がぐっと広がるため、地域の治安の良し悪しを気にするという声も上位にあがっています。

3位に「実家との距離」がランクインする理由としては、急な残業などで子供のお迎えに間に合わない、会社を休めない日に子供が体調を崩したなど、仕事と育児の両立がどうしても無理そうなときに実家や義実家に助けを依頼しやすい、という夫婦共働きならではの事情も関係するようです。

また、周辺に公園や子供向け施設があるかどうかという点を重視した方が多いのも、子育て中の家庭ならではのポイントだと感じました。

購入タイミングは「第1子が0歳~2歳のとき」がトップ

実際に物件を購入したタイミング時点での第1子の年齢に関しては、「第1子が0歳~2歳のとき」(27.5%)、「第1子が3歳~5歳のとき」(19.0%)と、子供が未就学のタイミングで物件購入を決めたという人がほぼ半数という結果に。

「第1子が0歳~2歳のとき」という回答が最も多かったのは、子供が保育園や幼稚園に通い始めるタイミングで購入決定に至ったのではないでしょうか。また次いで「第1子が3歳~5歳のとき」という回答が多かったのは、子供が小学校入学前までに購入を決めたかった、という考えがあったのでは…と筆者は思いました。

子供が現在小学校1年生で、幼稚園卒業後の春休みに新居へ引っ越しした筆者の友人がいるのですが、最近マンションを購入していたため購入タイミングの理由を聞いてみると、「引っ越し先の学区の小学校が区のモデル校で、魅力的な授業を受けられそうだと感じたから」「希望する物件はもっと早いタイミングからでも入居可能だったが、通っていた仲良しの友だちと一緒に同じ幼稚園を卒園させてあげたかったから」と答えてくれました。

それを聞き、たしかに自分が友人の立場であっても、転勤など致し方ない理由ではないことで子供を転園させてしまうことはかわいそうなのでしたくないな、と思いました。回答者の方々ももしかしたらそのように感じていたのかもしれません。

また第1子妊娠前や姙娠中に物件を購入したと回答した方の割合が、合計で3割近くになる点も注目すべきポイントです。子供が生まれる前までに引っ越しを完了させ住環境を整えておきたい、より保活競争が激しくない地域へ早めに住居を構え職場復帰のことを見据えたい、と考える人がいらっしゃるのかもしれません。

子育て中だからこそ購入決定は焦らず慎重に

住宅 PIXTA

アンケート結果から、共働きで子育て中の家庭の方々が物件購入に関する重視するポイントやタイミングに比較的傾向があることがわかりました。

住んでいる地域やそれぞれの家庭で状況が違ってくるため、一概にこれらの結果を参照してマイホーム購入をするべきとは言えませんが、マイホーム購入を検討している方は一度夫婦で話し合ってみるのもいいかもしれません。

子供がいる場合の物件選びはさまざまな角度から精査する必要があります。今までより在宅時間が増える分昼間も夜間も騒音が気にならないか、小さな子供がいてもすぐ行ける場所にスーパーやドラッグストアなどがあるか、かかりつけにできそうな病院が行ける範囲にあるかなど、独身時や夫婦のみの生活時とは違った視点からチェックするべき点も。

子育て中だからこそ変に焦らず、じっくりと家族にとってベストな物件を選ぶように心がけたいですね。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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