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離乳食のステップアップのタイミング【保育士解説】口や舌の動きをチェック

「離乳食のステップアップって、なんだか難しそう…。」「月齢にあわせてステップアップしたけど、これでいいのかな…。」保育園でも離乳食期のお悩みは尽きることがなく、その中でも「離乳食のステップアップのタイミング」には悩むかたもいるのではないでしょうか。保育士の筆者が、月齢だけではなく、口や舌の動きについてを解説するので、ステップアップの参考にしてくださいね。

離乳食 PIXTA

離乳食の難しさは「言葉を話さない相手に食べさせること」

離乳食は、母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんが、少しずつ大人の食べ物に近づけていくために必要なことです。大人に置き換えると、体調を崩したときにはお茶などの液体を飲み、回復期には胃に負担が少ないものを食べ、段々と普段の食事に戻りますよね。子どもの離乳食も、このようなイメージで進めていきます。

しかし、離乳食の難しいところは「自分自身ではない」ところです。言葉を話せない子どもは、自分がどういう状態か伝えることができないので、親が子どもの様子を見ながら進めていくことに、難しさを感じるのではないでしょうか。

離乳食のステップアップ例

保育園では、月齢以外にも口や舌の動きに着目して、離乳食を進めていきます。

どんな口や舌の動きになれば、ステップアップできるのかを見ていきましょう。

離乳食初期:5~6か月ごろ

離乳食 PIXTA

「ごっくん期」「1回食」とも呼ばれます。この時期は「離乳食を飲み込むことや、舌触り・味に慣れること」が目的です。

舌や口の動きは?

  • 舌は前後に動きます
  • スプーンを唇の上に乗せると、子ども自身が口を閉じて飲み込みます

離乳食中期:7~8か月ごろ

離乳食 PIXTA

「もぐもぐ期」「2回食」とも呼ばれます。

この時期は「食事が一日二回になり、生活リズムを確立していく時期」です。

口や舌の動きは?

  • 舌は上下に動きます
  • 唇をしっかり閉じて、もぐもぐできるようになります

離乳食後期:9~11か月ごろ

離乳食 PIXTA

「かみかみ期」「3回食」とも呼ばれます。

この時期は「食事が一日三回になり、生活リズムも食事を中心に整ってくる時期」です。大人と食事のリズムが同じようになり、スプーンにも興味を示し始めます。

口や舌の動きは?

  • 舌は上下と左右に動きます
  • 前歯でかじりとって、噛んで飲み込めるようになります

食物アレルギーが心配なとき

小児科 PIXTA

筆者の子どもも、食物アレルギーがあるため、心配になる気持ちはよくわかります。しかし厚生労働省でも「食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はない」との発表をしています。

特に医師からの指示がない場合は、離乳開始は5~6か月ごろの体調の良い午前中にスタートしましょう。

もし心配になったときには、かかりつけ医に相談して指示を仰ぎましょう。

出典元:

離乳食はいろいろな味に出会う時期

離乳食 PIXTA

お子さんが初めて食べ物を口にするときは、ドキドキしますよね。子どもの成長にとって、離乳食は大切な役割を担っています。だからこそ、栄養面が気になる時もありますが、「いろいろな味に出会う時期」ということが離乳食の目的でもあります。

ぜひ子どもと一緒に、楽しい食事時間を過ごしてくださいね。

まりこ/0歳-6歳子育ての専門家(@mamababy_cococolor)のインスタグラム

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