©人間まお
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口論に発展してしまった
以前、斗真は浮気をします。ですが、相手の連絡先をブロックするという条件で、一度は浮気を許し、つぐみは再構築をはかります。許した直後は、疑心暗鬼になってしまい、ささいなことでケンカしてしまうことが増えました。それでも何とか気持ちを切り替え、やっと穏やかな日々を過ごせるように。
ところが、今度は「相席屋」の領収書がでてきます。立て続けに、合コンに参加しているというタレコミが友人から届きました。つぐみという彼女がいるのに、出会いを求めてフラフラしているように見える斗真。付き合いがあるのはわかりますが、事前に報告して欲しい、と要求します。ところが、斗真は反論。
2人の話し合いは怒鳴り合うばかりで、ちっとも解決の糸口は見えません。さらにつぐみは、昔のあるできごとを思い出してしまい、フリーズします。
実は、自分にも裏切った過去があった
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彼氏がいるにも関わらず、合コンに参加したことがあるつぐみ。彼氏に怒られ、説教されますが、そのときは深く反省しませんでした。そして驚くべきことに、今の斗真とまったく同じセリフ「好きなことには変わりない」と発言していたのです。
今になって、特大ブーメランが返ってくるなんて…。過去の自分と斗真を重ね合わせます。
「された側」の心の痛み
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過去、自分がシタ側だった経験があるため、斗真の気持ちが手に取るようにわかります。そして今になって、サレタ側の心の痛みを感じ、これ以上、斗真を追及することができなくなってしまいました…。
本作では、浮気を繰り返す彼氏に振り回され、次第に疲弊していく女性の姿が描かれています。軽い気持ちで相席屋や合コンに参加しているため、怒られても響かないのですね…。そればかりか、口うるさい彼女と思っているのかもしれません。
した側は、軽い気持ちだったかもしれませんが、された側は、裏切られたように感じ、ひどく傷つきますね。恋愛に限らず相手の立場になって考えることは、とても大切ですね。相手の気持ちを想像することができれば軽率な行動はなくなりそうです。
恋愛を通して、人としての振る舞い方についても、考えさせられる作品です。