【医療監修】足がパンパンでつらい…妊娠初期の「むくみ」の原因と対処法

妊娠初期に、体がむくんでいる…

妊娠初期にむくみが出てくると、日常生活に支障が出るだけでなく、自分の体とおなかの赤ちゃんが大丈夫なのかと気になるかもしれません。ママリにも以下のような声が寄せられています。

何ともいえないだるさ、不快感はできるだけ早く解消したいものですよね。眠れないほどのむくみとなるとなおさらでしょう。

妊娠中にむくみが起こる理由

妊娠すると、黄体ホルモンという子宮内の環境を整えるためのホルモンの分泌量が増えます。その影響で、妊娠初期に限らず、妊娠期間中はむくみやすくなります。

また、普段より血液の水分(血しょう)が3割ほど増えて、血液が薄まります。さらにエストロゲンというホルモンの作用で、皮下組織に水分をよりいっそうため込むようになります。

妊娠後期ともなると、日々成長する赤ちゃんに骨盤内が圧迫されます。下半身の血管も圧迫されて血流が悪くなるため、心臓へ血液が戻りにくくなり、さらにむくみやすくなります。

このように、むくみは妊婦さんなら誰にでも起こりうるものです。