とても危険な「コイン形・ボタン形電池の誤飲」
リモコンやおもちゃ、体温計など、私たちの身のまわりにはボタン形やコイン形の電池が使われているアイテムがたくさんあります。
小さくて軽いのでそれほど危険に見えませんが、これらの電池を飲み込んでしまうと、短時間で化学反応が起こり、粘膜を損傷する危険性があります。
過去には死亡事故も発生しており、赤ちゃんがいるご家庭は特に注意が必要です。
ママリにも、こんな質問が寄せられています。
今すぐチェック!家庭内の「誤飲リスクゾーン」
まず「子どもの目線」で家の中をチェックしてみましょう。意外と身近なところに、誤飲リスクが潜んでいます。
電池は必ず「赤ちゃんの手の届かない場所」に保管しましょう。子どもが興味を示さないよう、目の届かない場所で電池交換を行うことも大切です。
赤ちゃんの安全を守るためには、日常のちょっとした配慮が、大きな事故を防ぐ鍵になります。
使い終わった電池は早めに処分を
使い終わった電池も放置せず、早めに処分しましょう。捨てるときには、電極部分にテープを貼って絶縁することもお忘れなく。
電池及び電池器具に関する調査研究を行う「一般社団法人電池工業会」加盟各社は、新品電池のパッケージから乳幼児が電池を取り出して飲み込んでしまうリスクを避けるため、乳幼児が素手で容易に開封できない「誤飲防止パッケージ」をコイン形電池に導入しました。
万が一、飲み込んでしまったら?
万が一、誤飲が疑われる場合には初動が肝心です。すぐに医療機関に相談を。
緊急時にどうしたらいいか判断に迷ったときには、下記の電話相談窓口がおすすめです。
◆救急安心センター
【TEL】#7119
救急車を呼んだ方がいいか、今すぐに病院に行った方がいいかなど、専門家からアドバイスを受けられます
◆子ども医療電話相談
【TEL】#8000
休日・夜間の子どもの症状にどのように対処したらいいか、病院を受診した方がいいかなど、小児科医師・看護師に相談できます
迅速な初期対応で被害を最小限に防ぎましょう。
身近な人との情報共有がポイント
電池の誤飲リスクは、ママだけが知っていればいい問題ではありません。
パートナーや身近な人たちとも「電池の正しい取り扱い」を共有して、家族みんなで子どもの安全を守る意識を持つことが大切です。
電池の保管場所や古い機器を見直すだけでも、きっと安心につながります。
「まさかこんなことで…」という事故が起こる前に、しっかりと備えをしておきましょう。
