「快適な家のはずなのに…」体の調子が悪くなるのはなぜ?
出産と同時に新築の家に引っ越しをした、リノベした、家具を買い替えた、新生活を送るため住環境を変える選択肢もでてきますよね。
子供や家族が安心して過ごせる住まいにしたい…それなのに、部屋にいると頭痛や吐き気、めまい、目の充血などがひどい、引っ越し後に体調が優れない、といったことありませんか?
家族が長い時間を過ごす、快適な場所であるはずの「家」。
でもその家が原因で体調を崩す…その理由の一つに考えられるのが「シックハウス症候群」なんです。
シックハウス症候群ってなんだろう
新築やリフォーム後の住宅で、化学物質によって室内の空気が汚染され、
頭痛やめまい、吐き気といった体調不良がでてくる状態を「シックハウス症候群」といいます。
シックハウス症候群の主な原因は…
シックハウスを引き起こす代表的な原因物質は「ホルムアルデヒド」。
これは住宅の建材、家具などの接着剤や塗料などに含まれている化学物質です。
家具や住宅の建材からホルムアルデヒドは発生します。
もちろん、建築基準法の規制によって、ホルムアルデヒドを放散する建材を等級でわけて使用面積に制限を設けたり、
厚生労働省がホルムアルデヒドの濃度指針を設けたりするなど、シックハウス対策がとられています。
でも家具にはホルムアルデヒド放散量の規制がありません!
また、印刷物やプラスチック製品からも発生するので、実は私たちの身近にある化学物質なんです。
しかも夏の締め切った室内など、温度が高くなるにつれ、ホルムアルデヒドが発散し、締め切った室内では濃度が高くなることがあります。
ホルムアルデヒド、子供は特に注意が必要です!
幼少期の子供は空気の摂取量が大人の二倍(※)、かつ家で過ごす時間も長いので、子供はホルムアルデヒドをより吸収しやすい状態にあるんです。
ホルムアルデヒドを吸収し続けると、シックハウス症候群になる危険性も高まります。
子供の生活環境を意識していても、ホルムアルデヒドは気にしていなかったというママもいるかもしれません。
(※)出典:東京都福祉保健局:「化学物質子供ガイドライン室内空気編」
育児中のママと一緒にシックハウス対策を探ります!
シックハウス症候群の原因の一つとされるホルムアルデヒド、どのように対策したらいいのでしょうか?
ママリでは、快適な空気環境を実現するための方法を、子育て中のママと一緒に探ることにしました。
今回、協力してくれたのはご自身がハウスダストアレルギーを持つため、子供が過ごす部屋の環境は気になるという信子さん。
まずは今の住環境について聞いてみました。
ー今のお家で気になるところはありますか?
信子ママ:「一階なので、窓から砂やほこりがすごく入ってくるんですよね。だからなるべく物を置かないようにインテリアもシンプルにして、掃除しやすいようにしています。」
ーほこりや汚れ、小さいお子さんがいると心配になりますよね。
信子ママ:「そうですね。私自身アレルギーがあるので、毛足の長いじゅうたんやクッションなどは避けています。
購入するときもデザインだけでなく、掃除や洗濯できるかどうかはチェックしていますね。
あと以前はガラスのローテーブルもあったのですが、子供がいると危ないので処分しました。
部屋の環境は、子供の健康や安全第一で考えるようになりました。」
生後9ヶ月になったとっても元気いっぱいのゆうま君。
まだ月齢が低いので、信子ママとしては気をつけていることがあるようです。
ーお子様の健康で意識していることはありますか?
信子ママ:「やっぱり、アレルギーは気になりますね。
子供が過ごす部屋に空気清浄機を付ける、掃除機がけと床拭きをする、お布団を天日干しする、といったことを意識しています。」
シックハウスについてご存知でしたか?
そんな信子ママにシックハウス症候群や原因とされるホルムアルデヒドについて伺ってみると…
信子ママ:「シックハウス症候群は名前と主な症状については知っていましたが、今まで経験したことがないので、あまり気にしたことがないというのが正直なところです。
ホルムアルデヒドは聞いたことがなかったです。
まだ子供は小さく家にいる時間が長いから、ホルムアルデヒドなど気にせず、安心して家で過ごせたらいいですね。」
教えて吉野石膏さん!快適な空気環境を実現する方法
ホルムアルデヒドといった化学物質を気にせず、ママと小さい子が安心して過ごせる空間にするにはどうしたらいいの?
ママが「気になる」ことは、プロに聞くのが一番です。
安全で快適な住空間創りに取り組んでいる会社「吉野石膏」に直撃訪問、詳しく聞いてきました!
「吉野石膏(よしのせっこう)」ってこんな会社です
吉野石膏は、住宅の壁や天井の建築資材であるせっこうボードや、せっこうの塗り壁材を製造している会社です。
せっこうは、お豆腐を固めるためや歯科医院での歯型の模型、美術工芸用、肥料など身近なものにも利用されている材料なんですよ。
代表的な製品「タイガーボード」は日本初のせっこうボードで、火に強く、遮音性能が高く 、丈夫で長持ちするので、その「耐火性能」「遮音性能」「耐力性能」をいかして、高層ビル、学校、店舗の壁・床・天井などで、広く活用されています。
ママにおすすめ『タイガーハイクリンボード』について教えてください!
吉野石膏の「タイガーボード」の中でも『タイガーハイクリンボード』が、信子ママのような小さいお子さんを育てているママたちにピッタリなんだとか。
商品開発部に所属する内海さんに、いろいろと教えてもらいました!
内海さん:「タイガーハイクリンボードは住宅の壁や天井に使われているのですが、名前の通り『ハイクリン(=空気をキレイにする)』性能があります。
家の壁に使うことで、部屋の中のホルムアルデヒドを吸収・分解してくれるんですよ。
建材に使われるホルムアルデヒドの濃度については規制で決まっているのですが、家具については規制がありません。
新しい家具などでは購入時から、ホルムアルデヒドを発散しているものもあるかもしれないですね。」
信子ママ:「え、そうなんですね!子供部屋の家具を購入するときに気になりますね。」
内海さん:「はい、やはりホルムアルデヒドは有害な化学物質ですし、人体への吸収を極力抑えたいですよね。
タイガーハイクリンボードはそんなホルムアルデヒドを吸収し、無害化してくれるんですよ。」
タイガーハイクリンボードの性能を紹介するコーナーでは、タイガーハイクリンボードがホルムアルデヒドを分解することにより、濃度がどれくらい下がるのかの実験を行いました。
タイガーハイクリンボードを入れた方が、濃度が下り、実験ブース内のホルムアルデヒドが取り除かれていくことに信子ママもビックリ。
次にタイガーハイクリンボードを使ったモデルコーナーへ案内してもらいました。
このコーナーではタイガーハイクリンボードを張って、その上からせっこうの塗り壁材で仕上げています。タイガーハイクリンボードとこの塗り壁材の両方に、ホルムアルデヒドを吸収・分解する性能があるんですよ。
塗り壁に子供の手形をつけて、家を建てる時やリフォーム時の記念にするのも人気なんだそう。
信子ママ:「すごく良い記念になりそうですね!やってみたい!」
どうやってボードを施工するのか、その様子も見学し、普通は壁紙や塗り壁の下で見えない壁の中の、どこにハイクリンボードが使われているのかを知ることができました。
内海さん:「タイガーハイクリンボードはピンク色ですが、上に貼る壁紙にはこの色は影響しません。」
ボードとボードのつなぎ目にもハイクリン効果のあるパテを使うというこだわり。
タイガーハイクリンボードはエアコンや空気清浄機などと違い、ランニングコストを気にしなくていいのも特徴です。
信子ママ:「特に空気環境にきれいにしたい子供部屋の壁だけ変えてみる、というのも良さそうですね」
ゆうま君もボードをペタペタ触っていて、興味津々でした!
安心して過ごすために…「壁を変える」という選択肢
信子ママ:「空気は目に見えないので、だからこそ安心して過ごせるように意識したいです。
そのために『壁』を利用する、って意外でした。
空気環境というと、空気清浄機しか思い浮かばなかったけれど、壁を変えるという選択肢もあるんですね。」
将来は自分たちの家を建てるのが夢だと語る信子ママ。
「家を建てる時は、塗り壁に記念の手形をつけるのもいいなと思いましたし、低コストで空気環境の改善ができる『タイガーハイクリンボード』を選択肢に入れたいです!」
子供の健康を守るには部屋の空気環境を見直すことが大事
身近に潜む有害な化学物質ホルムアルデヒド。
そのままにしておくと、子供だけでなく家族みんなの健康にも影響がでてきてしまいます。
新築やリノベーションの際は、デザインやレイアウトだけでなく、シックハウス対策も配慮したいですね。
ホルムアルデヒドを吸収し、クリーンな空気にしてくれるタイガーハイクリンボードが、家を「家族と安心して過ごせる場所」にしてくれますよ。