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育休明けにキャリアがストップ!?「マミートラック」・・・働くママが気になるキャリアの問題と対処法

マミートラックという言葉をご存知ですか?子供を持つ女性の働き方のひとつを差します。働くママたちにとっては、気になる問題なのではないでしょうか。産休・育休明けの仕事復帰時に「こんなはずではなかったのに・・・」そうなる前に。また、マミートラックに陥ったママに読んで頂きたい「マミートラック」についてご紹介します。

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そもそも、マミートラックって何でしょう?

産前バリバリ働いていて、産休・育休後に職場復帰した働くママなら感じたことあるかもしれない「マミートラック」とは、子供を持つ女性の働き方のひとつで、仕事と子育ての両立は出来るが、昇進や昇給が望みにくい(望めない)キャリア・ポジションになるという現象のこと。

私自身も産前は「残業がっつり」「このままいけばキャリアアップかも?」という仕事の仕方をしていましたが、いざ復帰したら、仕事と子育ての両立を優先するために、出来る仕事を変えたり、サポートする仕事になったり、という事がありました。

この「マミートラック」の問題は、本人にとっては不本意な仕事内容に変わってしまう事や、時短勤務を利用して働けるキャリアを選ぶしかなくなり、昇進・昇給が難しくなってしまう。つまり「マミートラック」に乗ってしまう事は、誰にでも起こってしまいますよね。

マミートラックの回避法を5つご紹介

さて、そんな「マミートラック」ですが、出来る事なら避けたいですよね。

では、どうすれば回避できるのでしょうか。私自身が経験した事も交えて、5つの回避法をご紹介します。

1.ライフイベントが起きたら「自分の生き方」を改めて考える

結婚・妊娠・出産と、女性にはいろんなライフイベントがありますよね。(男性だって同じようにライフイベントはあるじゃないか!という気持ちにもなりますが)

結婚・出産前は時間の限りが少なく、いろんな事に挑戦できます。その時間を使って、管理職の経験を積んだり、出産後の会社生活で役立てる事が出来るスキルを養う事で、マミートラックを回避することが出来るのではないでしょうか。

ライフイベントが起きたら「今のままの仕事(会社)でいいのだろうか」と自問自答してみてください。

2.社内の信用を得ておく

社内で自分しか出来ない事があると、会社内の評価が高くなり、自分自身の希少価値が高くなりますよね。それは社内の信用につながる事だと思います。

とはいえ、社内で自分しかできない事なんてあるのかと不安になるかもしれません。でも、今までコツコツ続けてきた仕事は、確実にあなたの財産となり、社内評価につながっているはずですよ。

3.自分自身で決める!時短勤務?それともフルタイム?

出産前と同じように働く事が出来るなら、それはマミートラックを回避できたといえると思います。

そうするためには、時短勤務をやめてフルタイムに戻る事が1番手っ取り早いのではないでしょうか。そして、そのタイミングは、自分自身で決めましょう。実際に私自身が、時短勤務からフルタイムに戻っていますが、大変です(笑)

でも、なんとか仕事・育児・家事をすることが出来ています。結果としては「案ずるより産むが易し」でした。ご主人にフルタイムで復帰したいと話し、周囲の方にもそう伝えましょう。

思わぬ良い手立てがみつかるかもしれませんよ。

4.変化はチャンス!そのチャンスを活かす!

妊娠・出産・育休明けを機に、人事異動などで新しい部署に移ることもあるのではないでしょうか。自分自身に変化があるのだから、周りにだって変化が起こるのは当たり前だと割り切りましょう。

そして、その変化はチャンスだと信じ、新たなポジションを楽しむことです。移動先の部署で新たな人脈を得る事だってできます。

その社内の人脈は長期的にみるとあなたにとって、いざという時に力になってくれる方かもしれませんよ。

5.そもそも、あなたにとっての「幸せなキャリア」とはなにか

昇進・昇格を望み、社内で活躍するママが増える事は素晴らしい事だと思います。

ただ、あなたの人生にとってそれが全てではありませんよね。子供と一緒に過ごす時間が欲しくなったり、家族で過ごす時間を求めたりすることは、当たり前のことだと思います。

復職後は焦らずに、まずは自分自身が環境に慣れ、落ち着いた時に上司にもっとキャリアを積みたい!と粘り強く仕事をすることで、マミートラックを回避することが出来るはずです。

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マミートラックに乗った時の対処法を3つご紹介

回避法をご紹介しましたが、実際にマミートラックに乗ってしまったとき。そんな時の対処法を3つご紹介します。

大切なのは考え方を広く持ち、社会人生活を長く続けるために何が出来るかを考える事だと思います。

昇進・昇格に対する考え方を改める

つい同期や後輩と比べてしまって、「遅れた」と感じることもあるかもしれません。

でも、早ければいいというわけではありません。昇進・昇格はいったんお休み。結果として、自分の成りたいポジションに行きつくことが出来れば、あなたにとって、よいのではないでしょうか。

マミートラックに乗ってしまっても、それは数年の話。社会人生活はまだまだ数十年続きます。長期的な考えをしてみては?

今だからこそ出来る事を広げる

発見 PIXTA

時短勤務中は、負担の軽い仕事しか回ってきませんよね。しかし、余裕のあるそんな時に、今までできなかった知識を広げたり、新たな人脈を得るなんて、いかがですか?

また、上司へ「他にできる仕事はないか」「こんな仕事はどうか」と聞いてみる事も大事。「余裕があるなら」と思ってもらえて、任される仕事が増えるかもしれません。

この時期に得たことは、きっとフルタイムの時に活かされるはずですよ。

それでも継続するんだという決意

客観的に自分自身の現在の状態を受け止められていますか?

「マミートラックになっちゃった・・・」と悲観的にならず、仕事への意欲を無くしてしまえば、社内評価もそうなってしまいます。そして、時短勤務終了後も、その評価は残ってしまいます。

それは、長期的に考えて、子供が大きくなった後、時間が出来たのに仕事を任されないという結果になってしまいます。今は腐らず、前向きにできることに取り組みましょう!きっと誰かが見てくれていて、将来につながるはずです。

マミートラックと上手く付き合い、将来の自分へご褒美を

いかがでしたか?

マミートラックに陥った・マミートラックに陥りそう、そんなママはたくさんいると思います。でも、今はその時期。子供と向き合う時期なんだと割り切ることも大事なんだと思います。

マミートラックと上手く付き合って、今はできる事を前向きに取り組み、将来の自分へ会社で輝けるというご褒美をプレゼントしましょう!

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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