僕は僕!発達障がいを告白した栗原類さん、ご自身の決意と母の愛

人気モデル栗原類さんはNHK「あさいち」で自らの発達障がいを公表されました。栗原さんのお気持ちと見守ってくれているお母様の愛情についてご紹介いたします。それと同時に発達障がいについても触れてみたいと思います。ご自身のお子様について「発達障がい」が気になるママ、すでに診断でれて子育てを頑張っていらっしゃるママの皆様に向けてのメッセージです。筆者も自身の子供も発達障がいですので、同じ立場の皆様を応援したいです。

ネガティブキャラの人気モデル栗原類さん♡

モデル、俳優として、また自らを「ネガティブキャラ」と称するユーモラスな個性の持ち主としても有名な栗原類さんをご存知ですか?ハーフのモデルさんだけあって、背が高くでイケメン。あの憂いのある大きな瞳が素敵です。胸キュンになりそなママも多いのではないでしょうか。

そのようにとても素敵で大人気活躍中の栗原さんですが、2015年5/25放送の「あさいち」で自身の発達障がいをカミングアウトしたことで話題になりました。今回は栗原さんのご紹介と共に発達障がいについても考えてみたいと思います。

栗原類さんのプロフィール♡

まずは、栗原さんのプロフィールから。子供の頃からモデルとして活躍してきた栗原さんです。一時はアメリカで暮らしていました。じっとしていられないような落ち着かない子供だったようで学校の先生の勧めで受診。

その時、発達障がい(ADD)の診断を受けたそうです。

  • 本名:栗原類
  • 生年月日:1994年12月6日
  • 出身地:東京都
  • 職業:モデル、俳優
  • 父はイギリス人、母は日本人のハーフ(母は翻訳家)

「あさいち」でちゃんと伝えられて嬉しかった!

栗原さんはブログで「あさいち」での告白の心情を前向きに捉えていらっしゃいます。多くの人に「発達障がい」について知ってもらえたこと、視聴者からの反応が暖かいものだったこと等。

また、栗原さんは子供の時、アメリカで診断されたことについて、早期の診断、治療が自身の弱点や長所、短所がわかりやすくなってよかったと述べていらっしゃいます。でも、日本でも2004年に成立した「発達障がい支援法」により、早期発見、治療は奨励されていますが、まだ広く浸透しているとは言えない現状。

この現状を踏まえた意味でも栗原さんの告白は発達障がいについての広い理解につながる貴重なものでした。栗原さんはブログでこのように語っていらっしゃいます。「ちゃんと伝えられて嬉しかった。」と。彼が伝えてくれたことを生かしたいですね。

発達障がいについて

子供

では、発達障がいについて、栗原さんの抱えていらっしゃるADDを中心に簡単に説明したいと思います。もしかしたら、我が子が発達障がいかもと思われるママの皆様、ご参考になさって下さい。

但し、過度の心配よりも現実の我が子を見つめてみましょう。

発達障がいにも種類があります。大まかな分類は以下になりますので、ご参考になさって下さい。2歳児、3歳児はどの子もあてはまりやすいので(とくに男の子)、4歳を過ぎてから判断すると良いかと思います。

ADHD(注意欠陥多動障がい)とADD(注意欠陥障がい)

ADHDは注意欠陥多動障がいと言われ、忘れ物、なくしものが多い、集中力が持続しない(人の話が聞けない、指示に従えない)という特徴があります。栗原さんはADHDの多動が少ないADDと診断されたそうです。

「ドラえもん」の登場人物になぞさえて。ADDをのび太、ADHDをジャイアンで説明したのは司馬クリニックの司馬先生。のび太は気が弱く、忘れ物が多い子、先生の話は聞けず、授業中はうわの空なので成績が悪いのです。それがADDの症状に似ているという事。

一方、ジャイアンは喧嘩が多く、落ち着かないという点でADHDに当てはまるという事。ADHDはリーダーシップをと取ることも多いと言うのもジャイアンっぽいです。(坂本龍馬はADHDと言う説があります。)

司馬理恵子著「ジャイアンのび太症候群」

ASD(自閉症スペクトラル)

子供

ASD(自閉症スペクトラル)は、コミュニケーションが苦手で人の気持ちを理解できない、見通しが効かないことに対応できない(突然の予定変更などに戸惑う)という特徴があります。

この障がいを持つ人はこのような特徴ゆえに日常生活に支障をきたしてしまいがちです。特に学校現場では対応しにくいので、周囲の理解が必要です。

このタイプはコミュニケーションの障がいと言われるだけあり、友達ができにくいのです。不用意に人をきずつけることを言ってしまうからです。つまり、人の気持ちを考えず、思った通り、見た通りのことが口にでてしまうので。想像力が欠如しているとも言えます。また、予定変更に対応できないためにパニックも起こしがちです。

LD(学習障がい)

子供 一人

この障がいも周囲に理解されにくいものです。特定の分野が極端に苦手というもの。でも、人よりもできることもあるので、周囲からすると「さぼっているのでは。」と思われがちです。

例えば、計算能力に優れているのに、漢字を覚えられないとか。この場合は形の品式が極端に弱い「学習障がい」が考えられますが、計算ができるので、たださぼっているのではないかと思われ、先生や親にこっぴどく叱られたり、無理やりに勉強をさせられたりして本人は辛くなってしまうのです。

本人からすると、どうしても特定のもの(たとえば、漢字等)が頭に入って来ないのです。実は有名人に多く、読んで覚えることができないため、セリフを聞いて覚えているというトム・クルーズさんは有名です。

お母様の支えで乗り越えてきた生きづらさ

栗原さんは今、ご自身の障がいと向き合って前向きに生きていらっしゃいます。何でも、コメディー俳優を目指していらっしゃるようで、ネガティブキャラも皆さんに笑ってもらいたいというご意向のようです。

このように、いたるまで道のりを支えられたのはお母様の存在が大きかったようです。お母様との道のりをご紹介いたします。子育ての一例として、ご参考になさって下さい。

音に関する感覚の過敏さ

栗原さんは子供の頃、音楽の授業が辛かったそうです。

というのもアメリカでは子供達は正しい音程で歌っていたようで、授業は苦にならなかったそうですが、日本に戻った小学生の頃、日本は正しい音程よりも楽しく歌うことを主としていたため、栗原さんにとっては辛いものでした。栗原さんは大きな怒鳴るような声が耐えられなかったのです。

耳をふさいだり、教室から逃げ出したりしてしまった栗原さんは先生に叱られるばかりで、アメリカでは正しい音程で歌っていたので授業を受けられたと話すと逆ギレされたそうです。当時の日本では彼の言い分は理解されなかったようですね。そのような時もお母様だけは決して否定しないでくれたそうです。

「ファインディング・ニモ」のドリーみたい

栗原さんは8歳の時にアメリカで発達障がいと診断されました。お母様はその事実を「ファインディング・ニモ」のドリーに例えて栗原さんに話したそうです。

ドリーは何でもすぐに忘れてしまうキャラです。映画を一緒に見てドリーの行動を面白がる栗原さんにお母様はおっしゃいました。「類もそうなんだよ。」栗原さんは長期記憶が得意ではない発達障がいなのだそう。お母様の話で栗原さんはご自身を理解したそうです。

映画に例えての告白は子供にとってわかりやすいですし、大きな衝撃にはならないでしょう。ドリーと同じということで、栗原さんは子供なりにすんなりと発達障がいを事実として受け止められたのかもしれません。何より、お母様が話してくれたのが大きかったのでしょうね。

学業よりも大切な事は

栗原さんのお母様は記憶力の弱い息子のために20カ国を超えるような国々に連れて行き、旅先での驚きや感動を共有してきたそうです。博物館、水族館、動物園、砂漠から海までの自然・・・。

でも、栗原さんは旅先で得た知識はすぐに忘れてしまいました。でも、「楽しかった」という気持ちだけは忘れていないみたいだとお母様はおっしゃっています。

お母様が大切にしてきたことは、息子に様々な刺激を与え、気持ちを見出すこと、それが情緒の発達につながるというお考えです。それはお母様にとって学業よりも大切と思われたことでした。このようなお母様のお気持ちは栗原さんに通じています。「母が僕を否定しないでくれたことが嬉しかった。」栗原さんは語っていらっしゃいます。

障がいと向き合う

「僕は僕である」と栗原さんはブログに書いていらっしゃいます。今でもテレビの大きい音、人の怒鳴り声は苦手だそうですが、「音を小さくしてもらえますか。大きい音は苦手なんです。」等と自ら言えるようになったそうです。小さい時からのある程度の経験と訓練でこのように成長できたと自らを振り返っていらっしゃいます。

集団は苦手でもその中には理解してくれる人もいます。事実、栗原さんは小5で日本に帰ってきて居づらい環境だったけれども、話を聞いてくれる同い年の友達がいたそうです。これもやはり、お母様が見聞を広めてくれたおかげで栗原さんの話を聞くのを楽しいと思った子がでてきたのでしょう。

今、栗原さんはご自身の個性を生かしたコメディー俳優を目指しているそうです。このように前向きに障がいと向き合えるようになったのは両手を広げて支えてくれ、すべてを受け入れてくれたお母様の存在が大きいのです。

子供を心配に思うママの皆様へ伝えたいこと

最近は発達障がいで大成した人取り上げる番組が増えたことを栗原類さんは指摘されています。そのようなことで一般の人が発達障がい相談しにくい環境になっているのではないかということ、もっと身近な問題として取り上げてもらえれば、一般人も相談しやすいようになると彼は「あさいち」で語りました。彼は早期の発見や相談を奨励しているのです。

生きづらさを抱えている発達障がいの人は社会に馴染みにくい人と言われがちです。でも、勇気を出して早い段階で相談することによって理解が深まり、支援の輪も広がるのです。メディアに告白した栗原さんはそのような人たちを応援したいという気持ちからでした。勇気づけられた人も多いと聞きます。

お子様の発達障がいを疑うママの皆様、実際、発達障がいの子育てをされているママの皆様、この記事をご参考になさってみて下さい。筆者も発達障がいの息子を育ててきました。大変なこともありましたが、同じくらいに楽しいことも沢山あります。皆様、子供との心のキャッチボールを楽しみましょう。

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