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私がプレ幼稚園に連れて行った理由は「普段知らない子供の顔が見えるから」

子供にとって幼稚園は、初めてママの手から離れて社会に飛び出す入口です。幼稚園に通い始めは泣いてばかり・・なんて話もよく聞きますし、環境になじめるのか、目が届かないから余計に心配なママも多いのでは?そんな時にはプレ幼稚園で練習してみるのはいかがですか?ママの安心や心構えにもなりますよ。

PIXTA

私の子供が経験したプレ幼稚園

私の子供が経験した幼稚園では就園前の幼児を対象に行われている取り組みで、「子供の幼稚園の練習」や、「園を知ってもらうため」、「子育ての支援」などの目的で行われていました。

頻度や内容は園によって違い、プレ幼稚園に通った子供はその幼稚園に優先的に入園できる、というところもあります。

幼稚園を選ぶ側としては、

  • 我が子の練習のため
  • よりよく幼稚園を知り、選ぶため

という場合がほとんどでしょう。確かに、行ってみると在園児の様子や先生の対応も見れて、とても参考になりますよ。

また、全ての幼稚園でこうした取り組みがあるわけではありませんので、候補の幼稚園がどうなのか、調べてみてくださいね。

うちの息子は3つのプレ幼稚園に通いました♡

うちの息子はとても大人しく消極的で、幼稚園で馴染めるのか、とても心配な子供でした。

いや、私自身が息子を見くびっていたのかもしれません。幼稚園を確かめたい想いと、子供を目の届かないところに送り出す準備として、候補の幼稚園と幼児サークルに通わせました。

プレ幼稚園として親子教室へ

リトミック PIXTA

親子で肩慣らしといったところでしょうか。どんな幼稚園なのか見るのが目的でしたが、親子で遊ぶことも楽しみに行ってみました。

その親子教室は週に1度1時間ほど開催され、私たちの他に15組ほど居ました。費用は無料でした。

どんなところだった?

ブロックや積み木、おままごとセットなど、教室に置いてあるオモチャでまずは遊び、場に慣れます。慣れてきた頃に輪になって出席を取り、絵本の読み聞かせをして本日のイベントという流れでした。

イベントは、ねんどをしたり貼り絵をしたり絵を書いたりというものもあれば、すべり台やトンネルやマット運動などの体を動かすことをしたり、リトミックで親子で楽しんだり。夏には水遊びやプールにも入りました。

秋には運動会にも呼んでもらえて、かけっこにも出場。近くの公園に行きどんぐりを拾い、それで工作をしたり。クリスマスには長靴も作り、最後には修了証もいただきましたよ。

それともう一つ。その幼稚園では和太鼓に力を入れてます。その予行練習を、観客として見せてもらいました。予行練習とはいえものすごい迫力でした。

息子の様子

一人っ子の息子にとって、同じくらいの年の子達と遊ぶことはとても刺激になっているように見えました。始めはもじもじしていてもすぐに慣れ、お名前を呼ばれてもふざけてお返事をするくらいリラックスしている様子を見て、「集団に入っても大丈夫だろう」という安心感を持てました。

和太鼓というその幼稚園の特色も見れ、それもよかったです。とても厳しい指導に心配になりましたが、演舞が始まった時の子供たちの真剣な眼差しと終わった時の「どうだ!」と言わんばかりの達成感に驚きました。

「こんな幼い子でもこんなことができるのか・・・」と、少しカルチャーショックを受けました。

そして何より、ここに通ってよかったな・・と思ったところは、親子で楽しめたことです。

家でも息子と遊びますがやはり限界がありますよね。片栗粉を使ってドロドロ遊びをしたり、絵の具を手にべっとりつけてペタペタと手形で絵を書いたり、新聞紙をやぶって海を作ったりなんて家ではできませんからね。

それから、家から離れることで息子を見つめる以外やることがなくなり、みっちり遊ぶことができました。

どんなことで子供は喜ぶのか・・と、遊び方も参考になりました。

プレ幼稚園として子育て広場へ

幼稚園 PIXTA

自由な方針の幼稚園で、雰囲気を見ておきたいという目的で通っていました。

こちらの幼稚園では親子教室がありませんでしたが、子育て広場として1室を未就園児に解放していました。登録したら出入り自由で、時間内であれば何時間も居て良いものでした。

こちらも費用は無料です。

どんなところだった?

お部屋にはオモチャや絵本がいっぱいあり何をして遊んでもよかったのですが、毎日お昼頃に、工作や絵本の読み聞かせ、体操などのイベントもありました。

工作では、母の日のプレゼントや、こいのぼり、クリスマスカードなどを作ったりしましたよ。また、運動会には未就園児として出場しました。

息子の様子

息子は家にはないオモチャで、没頭して遊んでいました。慣れてくると走り回り、楽しんでいました。

「集団生活に慣れる練習」にはなりにくかったですが、物の貸し借りなどのコミュニケーションの練習にはなったと思います。そして、楽しそうなのが何よりでした。

私は、みなそれぞれに自由にしてる雰囲気なので先生とも話しやすく、子育ての相談に乗ってもらったりして親密になれました。園庭を見渡せて、在園児の様子を見れたのもよかったです。

プレ幼稚園として幼児サークルへ

幼稚園 PIXTA

私が通わせた幼児サークルは、「社会性を身に付ける手助け」を目標としている民間のサークルでした。ママとは離れて短時間みんなで遊ぶというもので、小規模で短時間の幼稚園疑似体験です。

こちらは月に4回あり月額2800円でした。

どんなところだった?

ここでは親は居ませんから、具体的にどんなことをしたのかはわかりません。カリキュラムのような予定表はいただいてました。

そのカリキュラムと息子の話と、最後の日には参観できたのでそれによると、工作をしたり、ねんどをしたり、歌を歌ったり、体操をしたり。最後にみんなでおやつを食べたようです。

息子の様子

日に日に活発に、社交的になっていくのが感じられました。親が居ない時の子供はがんばりますからね、自分でちゃんと意思を伝えなければならない状況で揉まれたようです。先生にいたずらするところまで成長しましたよ。

また先生には、客観的に見た息子はどうなのか、教えてもらうことができてよかったです。

息子には私が知らない可能性がいっぱいあることもそうですが、私はまず「まだ幼い」という先入観を持ちすぎていることに気付かされました。子供は日々成長していますものね・・・ 先生の力強い言葉に安心できました。

子供の可能性が広がる充実したプレ幼稚園になりました♡

幼稚園児 PIXTA

結論から言いますと、通わせて本当によかったです。

息子には、特に幼児サークルがよかったですね。通った1年で彼は随分と変わりました。それは私が手を差し出しすぎて本来の力を出せなかったのだ、とも感じました。

サークルの先生に勧められて、息子は今、和太鼓が厳しいところではなく、子育て広場に通った伸び伸びとした方針の園の方に通っています。私が思っていたよりもずっと逞しい息子は、泣くこともなく楽しんで、個性をどんどん発揮しています。

私には親子教室がとてもよかったです。その園に行くことにはなりませんでしたが、2人でさまざまな経験ができ、思い出深い濃厚な日々を過ごせたと思っています。

また、和太鼓の演舞から「幼児の可能性」を見せてもらい、とても為になりました。

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