幼稚園のプレ保育って?
幼稚園のプレ保育(または未就園児クラス)をご存知でしょうか?
未就園児を対象にしたクラスで、実際に幼稚園に入学前にその園の方針や雰囲気を知ることができる取り組みです。
幼稚園によってプレ保育を実施しているところと、実施していないところがあります。また、その保育内容や申し込み方法も園によってさまざまです。
この記事では、実際の体験をもとに、プレ保育についてご紹介してみたいと思います。
なんでプレ保育に入ったの?
自由な雰囲気の幼稚園、学習系に強い幼稚園、イベントが多い幼稚園など、幼稚園の教育方針は多種多様です。
「どんな雰囲気の幼稚園なのかを知りたい…」「自分の子がどの幼稚園があっているのか、入ってみないとわからない…」という思いを抱えながら、複数個の幼稚園説明会に参加しました。
私の住む地域では、ほとんどの幼稚園が未就園児を対象としたイベントやクラスなどを設けており、入園前の一年間はプレ保育と呼ばれる未就園児クラスがあることを説明会を通して知りました。
少し気になっていた幼稚園は、基本的にはプレ保育に一年通うことが入学の前提となっている園だったので、「この幼稚園が子供にあっているかを知るためにもプレ保育から通ってみよう!」と決意しました。
この段階では、まだ幼稚園候補はいくつかあり、プレ保育に通いながら幼稚園選びをしていました。
幼稚園によってプレ保育の入園方法はさまざま
幼稚園選びにあたり、5つの幼稚園を見学しました。
《タイプA》プレ保育自由参加型
プレ保育は自由参加型の幼稚園。未就園児クラスというより、どちらかというと対象学年が定められた園庭開放というイメージです。
日程が決められていて、都合がいい時に自由に入ることができる園と、事前に電話予約をすれば参加できる園がありました。
費用もその園によってさまざまですが、1回ずつその場でお支払いする園と、月々払う園があります。
《タイプB》入園申し込み型
プレ保育(未就園児クラス)入園前に説明会に参加し、申し込み後に入園通知がくるタイプです。選考があるところも多いと思います。方法は抽選や面接など、それも園によって異なります。
費用については、入園料と授業料を年2回に分けてお支払いしました。うちはメインで《タイプ B》の一つの幼稚園に通いつつ、たまに《タイプA》に参加しながら、どんな園があっているのかリサーチしました。
プレ保育(未就園児クラス)の保育内容
実際通った園の一例としてご紹介します。
イベント
- 入園式
- お誕生日会
- クリスマス会
- 遠足
- 観劇鑑賞会・音楽会
- 修了式
親子ともにドキドキの入園式から始まり、お誕生日会では先生の手作りケーキやゼリーなどを食べて、みんなでお祝いしました。
クリスマス会ではサンタさんが登場し、プレゼントをもらったり初めて親から離れてバスで遠足にいったりもしました。観劇鑑賞会では影絵や人形劇を楽しむなど、1年間でさまざまな経験ができました。
普段の保育
春は親子そろっての登園でしたが、途中から母子分離になりました。もちろんはじめは泣いてしまう子もいますが、後期になるとみんな元気に登園していけるようになってきました。
ちなみにうちの子の場合は、普段から近くの保育園で一時預かりを利用しているので、全く動じることなく園庭に去って行きました…(それはそれで少しさみしかったです)。
母子分離の間には、先生と工作をして作品を持って帰ってきたり、絵本や紙芝居を読んでもらったり、園庭で在園児のお兄ちゃんお姉ちゃんたちと一緒に遊んだり、楽しく過ごしているようでした。
プレ保育(未就園児クラス)に通ってみて
プレ保育に通うことで見えてくるメリットやデメリットがあり園の雰囲気やたくさんの情報を知った上で入園したい幼稚園を決めることができるので、入学してから「こんなはずじゃなかった!」ということが少なくて済むような気がしています。
幼稚園選びのポイントも当初はなにを軸に決めたらいいのかがわかりませんでしたが、少しずつ気持ちが整理されていきました。プレ保育(未就園児クラス)を検討中の方の参考になれたらうれしいです。