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2歳までにほぼすべての子どもが感染するといわれる「RSウイルス」、その症状の特徴、予防方法は?

乳幼児を中心に流行するかぜのひとつ、RSウイルス感染症。かかると発熱や呼吸器に症状が表れますが、治療薬がないためできることは症状を和らげる治療のみだといいます。特に早産児や生後6か月未満の赤ちゃんは注意が必要で、妊娠中から知っておいた方がよい感染症です。

鼻水、せき、発熱…早ければ夏ごろから猛威を振るうRSウイルス感染症

仲良しグループのオンライン女子会。久しぶりの会話に花が咲いたのも束の間、浮かない顔のママがひとり…?

・本漫画は一例であり、全てが同様の経過をたどるわけではありません。

出典:厚生労働省:「RSウイルス感染症Q&A (平成26年12月26日)」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html

RSウイルスは身近に存在し、多くの赤ちゃんが感染する

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毎年流行するかぜなどの感染症、その原因となる数多くのウイルスの中でもとりわけ、乳幼児が重症化しやすいもののひとつとされるRSウイルス。

その感染力は、ほとんどの子どもが2歳までに一度は感染するといわれるほど。一般的には鼻水やせき、のどの痛みやはれ、38〜39度の発熱などいわゆる普通のかぜの症状が表れ、1〜2週間くらいで治ることがほとんどです。

しかし症状が悪化すると細気管支炎や肺炎を引き起こすこともあり、特に生後6か月未満や早産児、生まれつき呼吸器疾患を抱える赤ちゃんなど、呼吸器の機能が未発達な子どもは、重症化に注意が必要といわれています。

その症状
RSウイルス感染症かも?
【感染チェックシート】

在胎37週未満、早産児の赤ちゃんは特に注意が必要

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早産児とは、在胎37週未満で生まれた赤ちゃんのことです。近年では1年間の出生数に対する早産児の割合は5.7%前後で推移*¹しており、生まれてくる赤ちゃんの20人にひとり以上となる計算です。

赤ちゃんのからだは40週前後で外の世界に出てくる準備が整うといわれていますが、早く生まれてくることで、からだの機能が成熟していない場合があります。

こうした赤ちゃんの場合、RSウイルス感染症による重症化の可能性について医師から説明を受ける機会が設けられることがほとんどですが、注意してほしいのが在胎37週で生まれた赤ちゃんのケース。からだの機能は未成熟な可能性があるにもかかわらず、早産児ではなく正期産児(在胎37週〜42週未満で生まれた赤ちゃん)に定義されるため、ママ・パパが情報を知る機会を得られないということも。

予定日よりも早い出産となった場合は、在胎何週で出産をしたのか、意識して覚えておけるといいですね。

*¹:厚生労働省:人口動態調査 (2019年)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei19/

正しく知ることが安心の第一歩
早産児に起こりやすい
病気・トラブル

感染対策には予防をしっかりと。流行時期の見極めも大切

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RSウイルス感染症には今のところ治療薬がなく、一度かかってしまうと症状を和らげる治療しかできません。そのためにまずはかからないこと、つまり予防が何よりも大切といえます。

主な感染経路は飛沫感染と接触感染のため、ウイルスを持ち込まない、広げないように、こまめな手洗い、うがい、マスク着用といった大人の予防対策はもちろん、赤ちゃんの身のまわりを消毒し清潔に保つなど、毎日の生活の中で気をつけていきましょう。

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その年や地域によって流行の時期が変わるというのも、RSウイルス感染症の特徴です。近年は夏ごろから翌春にかけて流行がみられる傾向があり、各都道府県でも流行状況が異なるため、居住地域の情報をこまめにチェックし把握しておくことで、予防に対応しやすくなります。

居住地域の状況が一目瞭然!
【全国/都道府県別流行情報】

出典:厚生労働省:「RSウイルス感染症Q&A (平成26年12月26日)」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html

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最新の流行情報を知っておくこと、そして毎日の手洗い、うがい、消毒に配慮して、予防に努めていけるといいですね。

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漫画制作:西野みや子(@miyakokko61)