帝王切開に備えていざ保険に加入しようと思っても、すでに妊娠していると契約することはほぼできません。
民間の保険は、健康診断の結果が良くなかったりすでに病気の経験があったりすると、そもそも加入を断られるものです。健康体の人よりもリスクが高いとみなされるからです。もし加入できても「部位不担保」といって、過去に経験のある病気や部位については一定期間、入院や手術をしても保障されないことになります。
妊娠・出産は厳密には病気ではないものの、妊娠高血圧症候群や切迫流産、切迫早産、前置胎盤、そして帝王切開と、さまざまなリスクが高まります。そのため妊娠中の保険加入は引き受けられないか、条件付きでの加入となるケースがほとんどなのです。
もしこれから妊娠を考えていて、帝王切開になった場合の出費に備えたいなら、妊娠する前に保険に入っておくことをおすすめします。
なお保険会社によっては、妊娠中に加入した後で帝王切開になっても保障される商品、経膣分娩(正常分娩)でも条件を満たせば保障される商品もあります。その場合でも「申し込みをした時点で妊娠32週目まで」などの制限がありえるので注意してください。
帝王切開が2回目の場合、保険はきく?
1回目の出産が帝王切開なら、基本的には2回目以降の出産も帝王切開となります。すでに医療保険に入っていて、1回目の帝王切開のときに給付金を受け取っていたら、2回目も受け取れる可能性は低いでしょう。5年以内など、一定期間内に給付金を支払った部位については再度の支払いを制限する会社・商品が多いからです。
1回目の出産後、2回目の出産までの間に新たに医療保険には入ろうとしても、条件付きになる可能性は高いです。1回目の出産が帝王切開で、2回目の出産までの間に新たに医療保険に入ろうとしても同様です。
いずれにしても健康なうち、妊娠する前に医療保険に加入しておき、万全の保障で備えておくのがよいでしょう。
帝王切開の費用は保険をうまく使えば抑えられます
帝王切開の出産費用は高額になりますが、健康保険が適用される部分については3割負担で済みます。必要な手続きをとれば、健康保険から出産育児金や高額療養費ももらえるので心強いでしょう。
また、事前に民間の医療保険に入っていれば手術給付金の支給対象になります。ただし妊娠中だったり、一度でも帝王切開の経験があったりすると、医療保険に新規加入することは難しいでしょう。医療保険で帝王切開の費用に備えたいなら、妊娠する前に入っておくことをおすすめします。


