©️chinakichi72
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「まさか見られてないよね?」は通じない
築30年以上のアパートで、自由気ままなひとり暮らしを満喫していたちなきちさん。お風呂に入る前は部屋で服を脱ぎ、全裸で玄関ドアの前を通ってお風呂場へ。
いつものようにお風呂に入ろうとしたときに感じた違和感に背筋が凍り付きます。「誰かに見られている?」と、視線の先へ目をやると、玄関ののぞき穴のレンズが外れ、そこに穴が開いていることに気づいてゾっとしました。
穴にガムテープを貼って修理までの間をやり過ごそうとしていたちなきちさんですが、帰宅直後にはガムテープに穴が開けられていることに気づき、再び恐怖のどん底に。
誰かにのぞかれている。つきまとう恐怖と不安
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度重なるのぞきの恐怖に、ついに引越しを決意するのですが…ある日、その犯人が明らかに。なんと、外出から帰ってきたとき、犯人がドア越しにちなきちさんの部屋をのぞいている場面に出くわしてしまいます。
のぞきはりっぱな犯罪ですが、犯人を特定する証拠が見つけにくく実証も難しいため、警察に被害報告を出すことは躊躇(ちゅうちょ)することも少なくありません。でも、気のせいなのではないかと軽く考えてしまわないように気をつけましょう。のぞきにとどまらず、さらに重大な犯罪につながることもあるかもしれないのです。
ちなきちさんも、発覚した犯人の正体にがく然としました。ちょっした違和感も小さなことだと考えず、しっかりとした防犯対策を心がけましょう。
危険人物はすぐ隣にいるかも…日ごろからの防犯意識が大事
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無事に引っ越しを終え、今は誰かにのぞかれる心配もなくなったちなきちさんですが、あのときに感じた恐怖は今でも忘れられません。その経験を生かして、今ではオートロックのマンションにするなど物件選びも慎重になったようです。家は選べても、隣近所に住んでいる人までは選ぶことはできません。だからこそ、安全を確保しやすい家選びと日ごろからの防犯意識が大事。
ちょっと怖いけどしっかり読んで、防犯に役立てていただきたい『扉の向こうに誰かいる』。これまでの防犯対策に自信がある方もない方も、一度読んでみてほしい作品でした。