Ⓒママリ
私、佳奈、26歳。夫の慶太とは高校の同級生で、今は1歳の息子と3人暮らし。毎日育児に追われながらも、優しい慶太と可愛い息子に囲まれて、それなりに幸せな日々を送っている…そう思っていた。
Ⓒママリ
これが私たちの日常。慶太はいつも優しくて、私のことも息子のことも大切にしてくれる、自慢の夫…だったはずなのに。
私たちの関係にヒビを入れたのは、この元同級生だ。
Ⓒママリ
由実も、私と慶太と同じ高校の同級生。少し前に離婚したって聞いて心配してたけど、最近は元気そうで安心していた。
私にもこうして気さくに連絡をくれるし、慶太とも元同級生。結婚式にも出席してくれて、いつも私たち夫婦を気遣ってくれるいい友達…と思っていた。
その夜、慶太は疲れていたのか、リビングのソファでスマホを握ったまま寝ていた。起こそうとして、ふと開いたままのスマホ画面が目に入った。悪いとは思ったけど、少しだけ…。そんな軽い気持ちで画面を覗き込んだのが間違いだった。開かれていたのは、慶太と由実のトーク画面だった。
Ⓒママリ
Ⓒママリ
え…?何、この会話…。私の知らないところで、こんなやり取りしてたの…? しかも、由実は私へのメッセージとは全然違う雰囲気だ。
慶太のノリも気になる。心臓がドクンと大きく跳ねて、血の気が引いていくのが分かった。
身近な人の裏の顔に傷ついた話
このお話では、主人公の佳奈夫婦と、夫婦ともに面識がある元同級生・由実の関わり合いが描かれます。夫妻の元同級生・由実は、佳奈と楽しそうに女子会の計画を立てる一方、佳奈には秘密で、夫の慶太に密会を持ちかけていました。その事実に気づいた佳奈は大きなショックを受けます。
はっきりと断らない慶太の対応もあってか、由実の行動は徐々にエスカレート。最終的には友人関係に決定的な亀裂を入れるできごとに発展してしまいました。
元同級生という気心知れた関係でも、相手が本当はどんな人なのか裏の顔まではわかりません。相手のすべてを知ることは不可能ですが、明らかに価値観が合わない、あるいは常識外れな面が目に付いたら、一定の距離を取ることも選択肢です。『友達の夫を欲しがる元同級生』は、身近な人との衝撃的なできごとを通じ、人付き合いについて改めて考えさせられるお話です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています