保険についての基礎知識
まず、保険はとてもたくさん種類があります。ですが今回は子供に関係する保険に絞って簡潔に紹介していきたいと思います。
医療保険
保険会社や共済で、任意に選択し加入するものです。いざというときの医療費を助けるための保険で、安いものでは月額数百円単位のものもあり、手軽なものも多いです。
たくさんの保険会社で加入でき、女性向けの特約やがんや先進医療特約など、さまざまな組み合わせが可能です。
学資保険
子供の学費のための保険です。これは万が一親御さんに何かがあった場合でもお子さんの学費で困ることがないよう、積み立ての意味合いと保険の意味合い両方を兼ねた保険でもあります。
返戻率によっては払いきった額より多く保険金を受け取ることができます。ただし、途中で解約すると損する可能性もあるので注意が必要です。
- アフラック「アフラックの夢みるこどもの学資保険:特長」(https://www.aflac.co.jp/education/gakushi/,2019年2月6日最終閲覧)
- 明治安田生命「つみたて学資」(https://www.meijiyasuda.co.jp/find2/light/list/tumitategakushi/index.html?banner_id=hkgkgsff1609210011&gclid=EAIaIQobChMIgqqm_uGl4AIVmx0rCh3hRAgmEAMYAiAAEgJ1-fD_BwE,2019年2月6日最終閲覧)
- アクサダイレクト「終身医療」(https://www.axa-direct-life.co.jp/products/medical/index.html,2019年2月6日最終閲覧)
- 日本コープ共済生活協同組合連合会「医療保障」(http://coopkyosai.coop/thinking/medical/index.html,2019年2月6日最終閲覧)
子供の保険は実際必要なの?
子供が生まれると、自治体により異なるかもしれませんが、「乳児医療証」が発行され、医療費が一定の年齢まで無料や上限が設けられます。そのため、子供の入院、通院は基本的にその額内で済んでしまうことが多く、子供の医療費で困ることはそう多い話ではないのです。
しかし、子供が入院すると、親の付き添いが必要で仕事を休んだりすることで、家計的には出費が発生します。子供の医療費としてかかる金額だけでなく、親のことも考える必要があるでしょう。
子供がいつ病気になったりケガをするかは誰にもわかりません。保険に入っておくことで安心感があれば、決して無駄な出費ではないと思います。
実際の保険見直し、そして加入の体験談
夫婦で保険の見直しを考え、各社書類で比較の上対応の良かったある一社の保険営業の方ととお話しすることに。
父・母
医療保険を共済で少額で加入。万が一の死亡保障・後遺障害の補償などもあり、万が一の備えに。掛け捨てにすることで月額を抑えました。
子供
子供用の医療保険を少額で加入。しかし、医療費助成があるので、生活に困ったら解約する予定です。こちらも掛け捨てなので少額に。
保護者に何かがあったときのための保険という意味が強く、医療保険はかなり額を抑えました。
その代わりに学資保険を手厚く
医療保険は最低限にした代わりに、学資保険を手厚く、返戻率も高いところを選択し実際に受け取るお金が増えるように毎月保険料を支払っています。
学資保険に関しては額も多く毎月万単位ですが、万が一にも契約者が死亡した場合はその後の支払いは不要で、子供が18歳となる満期には満額を受け取れるため安心して払っています。
増やす+いざというときの備えとして、保険販売員と相談の上加入しました。
その時に加入した学資保険の返戻率は100%を超えるため、実際に払い込んだ金額以上のお金が子供が18歳の満期のときに入るため、それまでの自分たちでの積み立てはその分軽くする予定でいます。
しっかり見据えて見直そう!
子供の医療保険は、子供の医療助成もあり必須ではありませんが、あるととても安心です。補償内容は保険会社により多少の違いがありますが、基本的には小額からあります。
学資保険は子供をちゃんと学校に行かせたい、もし大学に行かないとしてもその後の資金に…と積み立ての意味もありますからそれも踏まえて入ると安心ですが、払い込み期間が短かったりや受け取りたい金額が多かったりすると、保険料の支払いも多くなります。
そのため、毎月の支払いでも、年払いでも、生活を圧迫しない額で入るのが大前提です。生活費と貯蓄、そしてお小遣い…それを差し引いていくら残りますか?
そこを考慮していくと毎月捻出できるお金が見えてきます。無理に入って日々のお金が無くなってしまっては元も子もありません。
保険全般に言えますが、万が一の時って実は一気にお金がかかります。少額の保険をかけても、いざ必要なときにあまりもらえないのでは掛けた額の分戻ってきたとも言い難い現実もあります。
必要なときに必要なだけ手助けしてもらえるのが理想ですので、そこも踏まえお金が必要そうなときにしっかり保証してもらえるものを選択し、無理なくかけていくことが大事なのです。
これが絶対、という正解もありませんが、保険に何を求めるかで入るものも額も変わってきます。
毎月いくら出すことができるか?そこをまずしっかり見据えて一度見直しておくと安心です。