「こども応援団」と「Mickey」には計5つのプランがある
第一生命の学資保険には「こども応援団」と「Mickey(ミッキー)」の2種類があります。さらに、「保険料払込の免除保障」「育英年金」の有無によって5つのプランに分かれています。
今回は2つの学資保険の5つのプランについて、共通点や相違点を比較しながらご紹介します。
こども応援団:A1型、A2型
こども応援団では、2つのプランを用意しています。2つのプランの違いは育英年金の有無です。A1型とA2型では月額の保険料が異なるため、返戻率も変わってきます。
- A1型:保険料払込の免除保障あり+育英年金あり
- A2型:保険料払込の免除保障あり+育英年金なし
Mickey:B1型、B2型、C型
Mickeyでは、3つのプランを用意しています。契約者の保障がないC型のプランがあるのが特徴で、C型に限っては、契約者の健康状態に関係なく加入できます。
- B1型:保険料払込の免除保障あり+育英年金あり
- B2型:保険料払込の免除保障あり+育英年金なし
- C型:保険料払込の免除保障なし+育英年金なし
※保険料払込の免除保障と育英年金について詳しくは後述します。
「こども応援団」と「Mickey」の共通点
ここでは、第一生命の学資保険「こども応援団」と「Mickey」の共通点についてご紹介していきます。
被保険者の加入年齢が0〜10歳までなど、色々と共通点も多い2つの学資保険。他には、どんな共通点があるのでしょうか。
保険料払込の免除保障と育英年金
「こども応援団」と「Mickey」どちらについても、契約者が万が一の時にも安心な「保険料払込の免除保障」と「育英年金」を選べます。
保険料払込の免除保障とは、契約者が死亡するなど万が一のことがあったとき、以後の保険料を払わなくてもいいという仕組み。学資金は当初のとおり、全額受け取れます。
育英年金とは、満期を迎える前に契約者に万が一のことがあったとき、学資金の支払い開始までの間に受け取れるもの。支払われるタイミングは年に1回、金額は基礎保険金額(1回あたりの学資金額)と同じです。
この2つの有無の組み合わせによって、前述の5つのプランが設定されています。なお、「Mickey」のC型は保険料払込の免除保障も育英年金もありません。
学資金・満期保険金の受け取り方
大学に入った時期から年に1回、計4回にわたって学資金が支払われます。また、保険期間の満了時に満期保険金が支払われます。これは「こども応援団」と「Mickey」のすべてのプランで共通です。
たとえば、学資金・満期保険金の受取総額300万円(基準保険金額60万円)、18歳払込満了、22歳満期で契約した場合の受け取りタイミングは以下のとおりです。
- 18歳:学資金60万円
- 19歳:学資金60万円
- 20歳:学資金60万円
- 21歳:学資金60万円
- 22歳:満期保険金60万円
大学入学時にまとまったお金が欲しいなら、こちらの保険は向かないかもしれません。ただ、一括で受け取ってしまうとうまく使えない、つい気が大きくなって計画的に使えそうにないと考えるなら、このように分割して支払われる学資保険が選択肢になるでしょう。
被保険者の加入年齢
加入できる被保険者(子供)の年齢条件は0~10歳。どちらの学資保険も共通です。他社が「0~6歳」などに設定している一方、比較的高い年齢まで加入できるのもメリットです。
保険料の払込期間
どちらの学資保険も、保険料の払込期間は以下から選択できるようになっています。
「こども応援団」と「Mickey」の違いは万が一の時の保障範囲
「こども応援団」と「Mickey」の共通点として、「万が一の時」に備えて保険料払込免除や育英年金があるとご説明しました。しかし、2つの学資保険の間では、「万が一の時」の保障範囲に違いがあります。
「こども応援団」は、契約者が亡くなった場合だけでなく病気や障害などのリスクにも対応しています。一方、「Mickey」は保障範囲が限定されています。より保障範囲を広くしておきたいなら「こども応援団」を選ぶほうがよいのですが、保障範囲が広くなればそれだけ保険料も高くなることは覚えておきましょう。
こども応援団の保障範囲
- 所定のがん
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
- 所定の要介護状態
- 所定の身体障害状態
- 所定の高度障害状態
- 死亡
Mickeyの保障範囲
- 所定の高度障害状態
- 死亡
学資保険選びは専門家の意見も参考に
返戻率もそれほど高くなく保障も手厚いというところまで「いま一歩」という評価の保険です。しかし、プランによって健康状態の告知なしで加入できるなど、メリットがないわけではありません。
加入を検討する際は、ファイナンシャルプランナーなど専門家の声も参考にしてみるとよいでしょう。