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仲良し3人組のママ友、私もうまくやっているつもりだった
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義母と同居するサヤカは、3人組の中では穏やかなタイプ。みんなの話の聞き役で、家庭のグチもあまり言わないので、他の2人からは「サヤちゃんは義母ともうまくやっててえらいね」という見方をされているようです。
サヤカ自身も朗らかにニコニコして、「私はママ友ともうまくやっていけている」そう思っていたでしょう。しかし、サヤカにはどこかで「私の気持ちを分かってほしい」「私の気持ちも知らないくせに」という心があったようです…。
突然始まった「保護者掲示板」でのアキコへの誹謗中傷
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子どもたちが通う幼稚園では、園からの連絡などが配信される保護者掲示板が作られました。しかしある日そこにママ友3人組のうちの1人「アキコ」についての悪口が書き込まれるようになりました。
心配する様子を見せるサヤカですが、実は書き込みをしていた犯人はサヤカ自身…。ただサヤカを犯人だと疑う人は誰もいません。一方でサヤカは交流の少なくなった別のママ友が犯人では…?と言い、自分に疑いの目が向かないようにします。
サヤカはどうして仲良しのママ友の悪口を書き込んでしまったのでしょうか。
結局、この件は書き込みの犯人が見つからないまま、事態を重く見た幼稚園が保護者掲示板を閉じることを決め、事件は終わりに向かう様相でしたが…。
いつもニコニコしているサヤカの裏側
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幼稚園の保護者掲示板に、ママ友であるアキコの悪口を書き込んでいたサヤカ。表面上はいつもニコニコしていて、カナやアキコからは「穏やかなサヤカちゃん」という見られ方をしているようでした。
義母との同居も「うまくいっている」と見られていたためサヤカはカナにもアキコにも、自分の苦しみを打ち明けられておらず、日々のモヤモヤを1人でため続けていました。
そしてある日、帰宅したサヤカに向けられた義母の「感謝の言葉は?常識を知らないのねぇ」という言葉。この言葉はサヤカの心を重くした様子で、ふとした場面で言ったアキコの言葉にも過剰に反応してしまいます。
心が追い詰められていたサヤカには、アキコの些細な一言が、ため込んだ負の感情に火をつけるものになったのでした…。
書き込みの犯人がバレた…でも、本当はわかって欲しかった
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日々、義母からのイヤミを受け、それでも毎日を穏やかに過ごそうと頑張っていたサヤカ。しかし彼女は周りにグチを言わないため、仲良しのママ友であっても彼女の苦しさを知る人はいませんでした。
表面上のサヤカを見て「義母と仲良しでいいね」「感謝することは常識として身に着けてほしい」と言ってしまったアキコが悪いわけではないと、サヤカは分かっていたはず。それでも追い詰められていたサヤカは掲示板に悪口を書いてしまったのでした。
どんな背景があっても、誰かを傷つけて良い理由にはなりません。しかし、何かが起こったとき、その人の持つ背景を知るとその後の対応の仕方が分かってくる場合もありそうです。
同じできごとでも、立場を変えると見えるものも違ってくる
保護者掲示板への書き込みをした犯人がサヤカであることは、カナやアキコにはバレました。その時、隣にいて「謝ろう」とうながしてくれたのは、今まで仲良くしていたママ友のカナ。
カナと一緒にアキコに謝ったサヤカは、自分の気持ちやどうしてそんなことをしてしまったのか、しっかりと説明できたようです。アキコもサヤカの事情を受け止め、寛容な対応をしてくれました。
もしかしたら、アキコにもサヤカと同じように「誰にも分かってもらえない苦しさ」をかかえた経験があったのかもしれません。
人間関係のトラブルはいつ、何をきっかけに起きてしまうか分かりません。もし自分が当事者になったら…自分の心を守りながら、多角的な視野を持てると良い解決策が見えてくるかもしれませんね。
ママ友3人に起きたトラブルを描く『画面の向こうは誰』、他の登場人物の気持ちやお話の詳細はぜひ本編でごらんください。