@onihaha3
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保育園の帰り道、友だちに「そのおもちゃほしい」と言われ
長男のイチくん5歳と長女のニコちゃん2歳を車でお迎えに来たオニハハ。さん。帰ろうとすると、イチくんと同じクラスで仲良しのシュンくんが、自分のロボットのおもちゃを見せてきました。するとイチくんも車の中からライトが光るパトカーをシュンくんに見せます。しかしそこでシュンくんは「それほしい」と泣き出してしまいます。
相手の親がなんとかなだめてくれると思ったオニハハ。さんでしたが、シュンくんのママはおろおろするばかり…。結局イチくんはパトカーのおもちゃを相手にあげてしまいます。それを目にしたオニハハ。さんは驚きだけではない気持ちにとらわれます。
簡単にあげちゃうのが悲しくて悔しくて
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イチくんがシュンくんに差し出したパトカーのおもちゃは、オニハハ。さんが子どもたちと一緒にお祭りへ行ったとき、「赤ちゃんが生まれるまえに3人でお祭りに行った思い出のおもちゃ」として買ったもの。イチくんも「大切にするって約束する」と言ってくれた、親にとっても思い入れのあるおもちゃでした。
買ったばかりだし大切にすると約束したものだし、イチくんがあっさり手放すことにびっくりする以上に納得でいず腹が立ってしまったオニハハ。さんは、車の中でついイチくんに怒鳴ってしまうのでした。
自分の弱さと向き合えて、だから…
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帰りの車内でオニハハ。さんに責められて泣き出してしまったイチくん。オニハハ。さんは帰宅後、イチくんを責めてしまったことを反省して、自分はどうすれば良かったのかを改めて考えます。
イチくんがお友だちにおもちゃをあげたのは彼の優しさから。もし大切にするという約束を忘れてしまっていたなら、自分はそのことを思い出させてあげるべきだった…そう思ったオニハハ。さんは、イチくんに謝って二度と理不尽に傷つけないことを誓います。
母と子の心情をなぞる作品『五歳息子が友達とおもちゃトラブル』
子どものころも大人になっても、「あのときあんなことするんじゃなかった」という後悔は誰にでもあるもの。大事なのは、そのことを反省して今後どうするかということですよね。
イチくんの優しさを認めたい気持ちもありつつ、オニハハさんがモヤモヤしてしまった部分もわかります。親子の日常であり得る小さなトラブルからのモヤモヤ。自分ならどうするか考えながら読みたい作品です。