「みいつけた!」の「よんだ?」でおなじみのオフロスキーって…誰?
Eテレで朝晩必ず現れる「オフロスキー」。
「みいつけた!」という幼児向けの番組でありながら、子供に媚びない「そのへんのおじさん」のような話し方と、なんとも言えないシュールな「こんなことできる?」の数々。
「ちょっと!子供向けの番組でこんな人が出ているの!?」と親はびっくりしながらも、子供は大ウケ…そんな謎の人気者、オフロスキー。
一体この人、だれなんだろう。
そんな疑問を持ったことがあるママ、多いのではないでしょうか。今回はその疑問にズバリお答えしたいと思います!
「オフロスキー」こと小林 顕作さんプロフィール
- 名前:小林 顕作
- 生年月日:1971年4月9日
- 身長:166 cm
- 出身地:東京都
- 家族:既婚 子供あり(中学生&小学生&幼児?)
オフロスキーを演じている時は独特の牛柄パジャマにお化粧もしていますが、学ラン姿は全く別人ですよね。そして年齢も44歳とは…見えませんよね。
既に結婚していらっしゃって、お子さんもいるそうですよ。
さまざまな芸術分野を牽引する存在だった!
日本大学藝術学部を卒業している小林さんは、演劇界では知る人ぞ知る存在。1996年に演劇ユニット『宇宙レコード』を立ち上げ、脚本・演出・主演すべてを担当しています。
また、コンドルズという学ラン姿が印象的なダンス・コント・舞台ユニットにも所属。こちらではコント部門を担当しており、たくさんの舞台に立っているのです。
コンドルズは日本よりも海外で先に人気に火がつき、ニューヨークタイムズでは「日本のモンティパイソン」と評される超実力派ユニットです。
いつものオフロスキーの衣装と学ランでは、全く印象が違って別人のようですよね!
作詞作曲もしているんです!
「みいつけた!」で流れているオフロスキーの歌は、全て小林さんの作詞作曲なのはご存知でしたか?
小林さんはフォークデュオ「羊」としても活動しており、楽曲を作る才能もお持ちなのです。すごいですね!
ちなみに小林さんのお父さんは、「みんなのうた」で活躍していた作詞家・小林幹治さんです。
主に海外の楽曲の日本語訳を担当されていたそうで、「ゆかいな牧場」の「いちろうさんの まきばで イーアイ イーアイ オー♪」のフレーズは聞き覚えのある方もいるのでは?
親子で芸術の仕事をされていたんですね!
「自分はぎりぎり捨てたもんじゃない」…オフロスキーも味わっていた挫折
とにかく多彩で挫折なんて無縁なんじゃないかと思ってしまう小林さんですが、NHK福祉ポータルのハートネットTVでの「ひとりぼっちのあなたへ」というコーナーでは若手の頃に味わった挫折を語っています。
今、オーディションとかってあまり受けないんですけど、昔はよく受けてて、落ちまくってたんですけど。
紙の審査で、第一審査で落ちるのって、そんなにしんどくないんですけよ。一回何かの舞台で、そこのステージのお兄さん役で、最後の二人まで残ったんですよ。
最後の二人までいったら、10人くらいから、5人くらいから、そこからまたお芝居して二人に絞られて、どっちかに決まるって時に、僕に決まらなかったっていう。
あの最後の二人で落とされたって時は、確実にその人より劣ってたみたいな。なんかそのしんどさっていうのがありましたよね。オーディション受けなくなりましたね。というのは、僕は受からないものだって。どっかにどうせって付いてたんだと思うんですけどね。20代とかは特に。 出典: www.nhk.or.jp
オフロスキーのひたすらに明るい性格からは全く想像もつかない「どうせ」という言葉。
でも、他人と自分を比較してしまい、つい自分が劣っていることを感じてスレた気持ちになってしまうという感情、わかる気もします。
そんな小林さんを助けたのは同じように小劇場で頑張る演劇の仲間たち。そんな仲間たちと日々過ごす中で、自分を客観的に見直すことができたそうです。
その中で自分について、「ぎりぎり捨てたもんじゃない」と感じ、様々な分野に手を伸ばして活躍してきた小林さん。
オフロスキーの明るさはこんな時代を駆け抜けてきた小林さんだからこその、深~い明るさだったんですね。
私生活ではパパ「子供は生きてるだけでいい」
私生活ではパパの顔を持つ小林さん。
お子さんのことはあまり語られませんが、インタビューで中学生、小学生のお子さんがいると話したものと、最近2014年に2歳のお子さんがいることをブログで話していますので、3人のお子さんがいるという説が有力かもしれません。
上の2人の小さいころは朝の食事や子供の見送りを担当していたそうです。舞台稽古等で夜に家にいないことが多く、朝しか子供と関われないため、こうしたリズムにしていたんですね。
子供を見送った後はまた眠って、夜は稽古…忙しい毎日ですよね。
一番上のお子さんは病弱で、命の危機にも直面したことがあるのだとか。そんな経験からこだわる気持ちよりも「子供は生きているだけでいい」と考えるようになったそうです。
確かに、元気な笑顔が見られることが、何よりの幸せですよね。
子供とのかかわりを大切にするために「ネット断ち」
小林さんはお子さんが生まれたことをきっかけに、自宅のインターネットを切断したそうです。
それは、子供とのかかわりを大切にするため。小林さん自体もメディアで活躍する人でありながら、ネットを切断して子供との関わりを優先する姿勢は、こだわりを感じますよね。
ついつい育児しながらスマホをいじってしまう筆者、反省します…。
絵本の読み聞かせ公演も行っています。
小林さんは絵本の読み聞かせ公演も行っています。
小林さんの絵本を読みときのポリシーは、無理に声色を優しくしたり、ゆっくりと聞き取りやすく読んだりしないこと。
自分が楽しんで読むことが何より大切だと考えているのだそうです。
時には一気にペースを上げて読んだり、声色をグッと変えすぎたりして、子供が驚いてしまうこともあるのだとか。
遊び心満載の小林さん。「ぐりとぐら」のぐらをおじいさんの声に、「三びきのやぎのがらがらどん」に登場する2番目のやぎをイケメンの声にするなど、原作にこだわらない読み聞かせも話題です。
ぶっきらぼうに聞こえる声色だとしても、読み手が楽しんで読むことで子供に楽しさが伝わる…そんな読み聞かせを行っている小林さんの絵本の公演、ぜひ聞いてみたいですよね。
オフロスキーに見習いたい「自分が楽しむこと」
オフロスキーのことを知れば知るほど、子供がオフロスキーを大好きになる理由がわかった気がします。
それは、子供を楽しませようとするだけでなく「自分が楽しむ」という思いが根底にあること。
子供向け番組だからといって、「は~い!オフロスキーだよ~♡」というノリではなく、「よんだ?ねえ、よんだよね?よんだよんだ…ハハハ」というあのシュールな入りでやってくるオフロスキーは、子供より前に自分がワクワク、今日も子供たちと遊んじゃおうという姿勢だからこそ、子供の心を掴んで離さないのかもしれません。
育児をしているとつい毎日「子供の相手をしている」と思ってしまっている自分がいます。子供と一緒に楽しむ姿勢や、自分からワクワクしようとする気持ちは、オフロスキーを見習いたいと思う筆者であります。
オフロスキーの知られざる素顔を知って、また「よんだ?」の時間が楽しみになってしまいましたね。いつもはついつい片手間で見せてしまいがちですが、これからはオフロスキーが教えてくれる工作やゲームに、子供と一緒にワクワクしながらチャレンジしてみたいですね。
ママリでも「オフロスキー」が話題になっています
ママリアプリでも以下のような声が寄せられています。
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