もうすぐ還暦!ワンワンを演じるチョーさん
赤ちゃん向けといえばこれ!というほど有名すぎるテレビ番組「いないいないばあっ」
中でも登場するイヌのキャラクター「ワンワン」は赤ちゃんみんなのアイドルとも言える超人気キャラクターですよね。
そんなワンワンを演じているのは、みなさんご存知「チョー」さん。今回はワンワンを演じるチョーさんの、すご過ぎる情熱と、知られざる活躍への道を紹介したいと思います。
チョーさんプロフィール
- 芸名:チョー(本名:長島茂)
- 生年月日:1957年12月15日 (58歳)
- 出身:埼玉県 鴻巣市
- 職業:俳優・声優・ナレーション等
- 出演:「いないいないばあっ(ワンワン役)」「ONE PIECE(ブルック役)」等多数
NHK「たんけんぼくのまち」で有名に
1984年から1992年までNHK教育で放送された社会科番組「たんけんぼくのまち」。小学校の社会科の授業内で視聴することもあったのではないでしょうか?
丸メガネに野球帽を被った、チョーさん演じる八百屋さんが、自転車で町を探検するストーリー。街で様々な発見をしたチョーさんは番組のラストに大きな模造紙に街の地図を描きます。その地図も大反響でした。
15分番組でありながら、一度のロケが4泊5日に及ぶこともあり、地図を描くのに最初は半日かかったそうです。それでも子供たちに喜ばれる番組を作るため、毎回地図を描きました。
子供たちから番組に手紙が来ることがありましたが、「チョーさんはこの街にいる」という夢を壊さないため、ロケ地の郵便局留めにして、後日きちんと受け取りに行っていたそうです。
子供たちのためにこんなにも頑張っていたのですね。
この時の芸名は「長島雄一」という名前でしたが、のちにこの番組での役名「チョー」に改名するきっかけにもなりました。
番組終了後はまさかの死亡説も…
8年にわたった番組が最終回をむかえ終了。しばらくすると、メディア露出がなくなったチョーさんに対し、「死亡説」が流れます。
「道路の真ん中で地図を書いていてはねられた」「マンホールを探検していて行方不明になった」等信じられないような噂も立ちました。
実際にはアルバイトをしながら声優をしていた
そのころ、チョーさんは何をしていたのか?インタビューに対してこんな風に答えていらっしゃいます。
声優プロダクションに所属していたのですが、仕事が少なかったため、コンビニやイベント設営などのアルバイトをしていました 出典: withnews.jp
実際は、声優プロダクションに入ったものの仕事が少なかったため、アルバイトなどをして生活していたんですね。
この死亡説が流れた期間にも「魔法陣グルグル」「しましまとらのしまじろう」等に声優出演はあったのですが、メディア露出が少なかったため気付かれなかったのかもしれませんね。
1996年 ついにワンワンに抜擢!
ついにチョーさんによるワンワンが誕生します。愛らしいフワフワの体にチョーさんの優しい声。
当時の被り物キャラとしては珍しく、操演と声を同時に演じるスタイル。これはチョーさんが志願したものだそうです。
コミカルな動きは子供たちの心を捉え、たちまちチョー(超)人気者となったのです♡
今年でワンワン歴20年
ワンワンになった時、すでに38歳だったチョーさん。ワンワンの年齢設定は5歳。もちろんワンワン自体は老けることがありません。
現在は還暦目前となりました。それでもワンワンとして歌って踊ることをやめないチョーさん。
ワンワンの出てくるショーでは、踊った後のワンワンがゼーゼー言っていることが多く、むしろそれが名物となっているほど。ショーの後に握手会を開くと、父親や母親から「チョーさんお疲れ様」と声をかけられることもあるのだそうです。
応えることはできませんがご本人は「チョー嬉しい」のだそうです。
ワンワンを続けるためのたゆまぬ努力
みんなに愛されるワンワンを続けられる秘訣はあるのでしょうか?実はもう30年以上も、体力維持のために毎日10km走っているのです。ワンワンを始める前から体力づくりをしていたのですね。
58歳になっても衰えない体力作りは簡単なことではありませんよね。すごいプロ意識です。
今期は戦隊ヒーローのナレーションも
チョーさんは2月14日スタートの「動物戦隊ジュウオウジャー」のナレーションも決まっています。現在放送中の手裏剣戦隊ニンニンジャーにも、単発の妖怪役で声を演じていましたが、ジュウオウジャーはレギュラーとなりました。
今までも戦隊物には数回出演経験のあるチョーさん。今回はどんなナレーションを披露してくれるのか楽しみです。
チョーさんには夢があるんです
チョーさんはインタビューにたいして、自分の夢について語っています。
そんなチョーさんには、もうひとつ夢があります。
それは「映画に出ること」です。
役者としてのチョーさんは「たんけん ぼくのまち」でほぼ止まったまま。
「誰かが見てくれているはず」と言い続けてきましたが、声優の依頼は増えたものの、俳優の仕事は来ませんでした。
地元の埼玉県鴻巣市の土手を走りながら「誰かオレを見つけてくれー!」と叫んだこともあったそうです。
「たんけんのチョーさんとも、劇団時代のハイテンションとも違う、ギャップのあるチョーをお見せできたらと思います」
そう言ってはにかむチョーさん。髪には白いものが混じり、しわも深くなりましたが、笑顔はあの頃と変わらぬままです。 出典: withnews.jp
声優やナレーションとしての活躍が目立つチョーさんですが、もともとは日本一の役者を目指してきた俳優さんであります。
そんな俳優としての自分をこれからも高めつづけ、夢をかなえようとしているチョーさん。夢があるからこそ、チョーさんはいつでも輝き続けているのかもしれませんね。
間もなく還暦!頑張れチョーさん!
チョーさんはまもなく還暦。子供たちにとってはおじいちゃんにもなれる年齢でありながら、今も現役で子供たちに愛されるキャラクターを演じ続けています。
チョーさんの頑張りを日々見ていると、私も頑張ろうと元気づけられている筆者です。
いつまでも現役で5才のワンワンを演じ続けてほしい!そして夢である映画出演も果たしてほしいですね♡