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ある日、姪っ子を引き取ることに
40代のえっちゃんは結婚しておらず、子どももいません。特にそういったものに興味がなく、今の生活に満足していました。
そんなある日、姪っ子のSOSを感じ取ったえっちゃん。このまま実母や継父と暮らしていても、姪っ子は自分の居場所を感じることができないのでは…と悩みます。そして、一緒に暮らす決断をするのでした。
覚悟はしていたけど…子育ての難しさに直面
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どんなに懐いていて、交流のあった姪っ子と言っても他人の子です…。毎日どうやって暮らしてきたのかもくわしくは分からかないでしょう。引き取ったときは小学校6年生。考えもしっかりとしている年齢の子といきなり親子として暮らすことは想像をするだけでも大変なことですよね。
引き取ることをきっかけに転居、転職をしたえっちゃん。姪っ子の協力は不可欠でした。しかし、まだまだ子どもです。約束を忘れることもお手伝いをサボることもあります。つい声をあらげてしまうこともありますよね。育児の難しさを痛感しているようです…。
反省をしてまた仲直りをして、また失敗をして…。この繰り返しはふつうの親子となんら変わりがないように見えます。えっちゃんの決意が本物であり、姪っ子が心から安心できる居場所になっているのが伝わりますね。
全力で向き合い、親子の絆を手にした2人
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高校卒業までの6年間、えっちゃんと過ごした姪っ子。中学、高校とお金もかかり、年齢的にも難しい時期を手探りで子育てしてきました。
もともと懐いていたから…という理由だけではなく本物の親子としての絆が生まれたように感じられますね。居場所を求めた姪っ子に手を差しのべたえっちゃんは、とても素晴らしい母親になりました。
全力で向き合ってきたその過程で子どもは大人を信頼し、安心できる居場所を手に入れることができるのかもしれませんね。親子とは何なのか…そんなことを考えさせられる作品です。