©yuina.kajima
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大学で「ひとりぼっち」になりたくなかった
ゆいなさんは当時、一人でいることを恐れていました。周りからどう見られているかをとても気にしていたのです。大学生になったゆいなさんは、仲良しの友人と学部が分かれてしまいました。
初日から一緒に過ごす人がおらず、不安でたまらないゆいなさん。このまま大学生活を一人で過ごすことになったらどうしよう、とばかり考えていたといいます。
甘えっぱなしの友人、自分のために腹を立ててくれる友人
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ゆいなさんは、同じ高校の出身だった美姫と華と出会い、行動をともにするようになります。しかし、一緒に行動する時間が増えるにつれ、課題を人任せにしたり、バイトのために学校に来なかったりと、価値観が合わないことに気づきます。ゆいなさんはもやもやしつつ、平穏な日々の為には我慢するしかないのかと考えていました。
そんなゆいなさんには、もう1人友人がいました。それは本音で話し合うことができる、朱音という友人です。
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ゆいなさんの日々の努力を理解した上で、大学で知り合った2人の都合のいい態度に腹を立ててくれる朱音さん。ゆいなさんにとっては大きな救いだったはずです。
交流関係が広がると、いろいろな価値観の人と出会いますよね。価値観に正解・不正解はありませんが、自分が一緒に居てモヤモヤするような相手と行動をともにするのは疲れるものです。自分に合う相手と、気持ちの良い距離感で接することができるのがベストですよね。
本当の友人を大事にすればいい
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ゆいなさんは、あれだけ悩まされ、またあれだけ大学生活で関わりを持った美姫と華と、卒業後に再会したことはありませんでした。大学の中で一緒に過ごす時間が長くても、それぞれが別の道に進んでからも会う関係になるかどうかはわからないものですよね。
一方、学生時代のつながりから今も会い続けるゆいなさんと朱音は、価値観が合う友人同士なのでしょう。なんでも話し、お互いのことをよく理解している存在は、生涯の支えになるはずです。
無理して付き合うのではなく心から会いたいと思う人、大事にしたいと思う友人を大事にしていきたいと思える作品です。