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話し合いは平行線のまま…
おとさんは、生まれも育ちも日本です。韓国人の両親の下に生まれ、国籍は韓国です。実は、今までも国籍のことで苦労したことはありました。特に、就活のときは「留学生枠だと思った」と面接官に勝手に言われ、日本育ちだと知った途端、落胆されたことがありました。とても失礼な態度に、おとさんは傷つきます。
ですが、生まれたルーツは自分では変えることはできません。その後、無事に就職先が決まり、しばらく穏やかな生活を送っていました。ところが、彼氏との同棲直前に、再び「韓国国籍」であることが、ネックになってしまったのです。
初めのうち、彼氏は両親を説得しようとしていました。ところが、話し合いを重ねるうちに「日本国籍のほうがメリットが多い」と思い、「日本国籍を取ってほしい」という意見に変わってしまったのです。
ですが、おとさんにとって、国籍を変えることは簡単なことではありません。ましてや、他人に言われて変えるようなことではありませんね。とはいえ、このままだと彼氏との同棲はかないません。もう、別れるしかないのでしょうか?
「日本国籍を取ってほしい」彼氏の本音
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同棲を目前に、散々国籍の問題について話し合い、向き合ってきた2人。建設的な議論をしようと思うと、メリット・デメリットについて、考えがちですね。ですが今回ようやく、彼氏の真意を聞くことができました。
彼の話を聞いたおとさんは…。
彼の言葉で毒気が抜けた
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彼氏の気持ちを聞いて、国籍問題に対する考えがスッと軽くなりました。メリット・デメリットを考えることも大切ですが、やはりそれ以上に自分の意見や意思を尊重することは重要ですね。他人に「強制された」という思いがあると、いつかきっと後悔するものです。ですが、自分で決めたことなら、きっと後悔することはありませんね。
本作では、韓国国籍の女性が、日本で生活する上で苦労したことが率直に描かれています。彼氏と同棲をする前の段階で、おとさんの国籍が問題視されてしまいました。ただ、国籍は自分が生まれ持ったルーツですので、恥じたり隠したりする必要はまったくありません。それに、国籍は他人に強制されて変えるものではありませんね。
何度も話し合いを重ね、ようやく納得のできる答えにたどり着いた2人。一時は、別れを覚悟したほどでしたが、何が大切かを真剣に考えるきっかけとなりました。これからの2人の未来が幸せいっぱいになるよう、願わずにはいられません。