©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
責められるかと思っていたけど…
彼氏と同棲をする直前、彼の両親に反対されてしまいました。しかも、理由は「おとさんが韓国国籍だから」というものでした。おとさんは、人格を否定されたような気持ちになり、ひどく傷つきます。
その後、何度も話し合いを重ねた2人。最終的に、彼氏の「一緒の戸籍に入りたい」という気持ちを聞くことができ、日本国籍を取得しようと決意しました。おとさんにとっては、とても大きな決断でしたが、ようやく納得できる理由にたどり着くことができました。
そして、同棲をする前に、彼氏の両親と初対面することに。おとさんにとっては、会ったこともない人に「国籍を変えることが条件」と言われていたため、とても緊張しました。ところが、実際に会ってみたところ、抱いていた印象とは違いました。むしろ、国籍のことを謝ってくれたのです。
彼の母親が気にしていたこと
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
彼の母は、結婚前に同棲しても大丈夫かどうかを気にしていたようです。ですが、おとさんの両親から許可を得ていると聞き、どうやら安心したようです。
世代によって、結婚に対する考え方は異なりますね。おそらく、同棲することがスタンダードではなかった彼の両親は、「結婚してない女性と一緒に暮らすこと」を心配していたのかもしれませんね。
さらに、彼の両親と会話をしていると、おとさんは今まで誤解していたことに気づきます。
彼の両親の発言は、差別なんかじゃなかった
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
©oto_ppu
彼の両親と会い、面と向かって話し合えたことで、今まで誤解していたことに気づきました。当初、国籍のことを否定されたときは「差別だ」と感じ、傷ついたおとさん。ですが実際は、わが子が苦労しないよう考えた上での発言だったようです。親にとって、子どもはいくつになっても子どもなのでしょうね。
本作では、韓国国籍の女性が、日本で生活する上で苦労したことが率直に描かれています。小さいころから、自分は韓国人なのか、それとも日本人なのか、悩むことが多かったというおとさん。それは、大人になって就職をするときも、今回のように同棲をするときも、大きな壁となって立ちはだかりました。
ですが、自分が生まれ持ったルーツは変えることはできませんね。そのため、恥じたり隠したり必要はまったくありません。そして、国籍が変わっても、自分は自分であると気づいたおとさん。自分の大切なものに真剣に向き合い、考え抜いたお話でした。