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🔴【第1話から読む】夫からまさかの「毎週金曜外食してきていい?」発言…夫婦喧嘩が暴いた“裏切り”のサイン
夫タクミが必死に謝罪し、態度を改めると約束しますが、リコの心は簡単には動きません。
「離婚したくない」夫の懇願に、3児の母が思うこと
タクミが必死に謝罪し、態度を変えると言い出しても、私の心は簡単には動きませんでした。彼の言葉に、罪悪感が本当にあったのか、それともただ離婚を恐れていただけなのか、私には判別できなかったからです。
「一生許すことはないよ。それだけわたしと子どもをないがしろにしたんだもの」
私は、冷静な声でタクミに問いかけました。私の目には、もう涙はありませんでした。決意は固まっていたからです。
タクミは、私の言葉に怯えたように顔を青くし、何度も首を縦に振りました。
「わかってる。今すぐ許してほしいなんて思わない。子どもたちと過ごす時間も、リコと過ごす時間も失いたくないんだ。どんな罰でも受けたい」
彼の言葉に、本当に信じていいのか、正直なところ分かりません。でも、ここで全てを壊してしまうことが、子どもたちにとって本当に良いことなのか。子どもたちの笑顔を考えると、すぐに離婚という選択をするのは、まだ早すぎるのかもしれないとも思いました。
私は、深呼吸をして、タクミに告げました。
「次にもう一度同じようなことをしたら絶対に離婚。子どもたちの養育費も慰謝料もしっかり払ってもらう。その誓約書を書いてほしい」
私の言葉に、タクミは震えながらも「はい」と答えました。この言葉は、タクミへの“最後の通告”です。そして、私たちは誓約書を交わしました。この誓約書は、実はママ友・マリに相談したときにアドバイスしてもらったものです。「最後に再構築を選ぶなら」と。私の悩みに寄り添ってくれるマリならではの助言でした。
夫の猛省の中で歩み出した、再構築への道
それからというもの、タクミは態度を改めました。以前にも増して、家事育児にも積極的に協力するようになり、私への気遣いも怠りません。金曜日の外食もなくなりましたし、もちろんマッチングアプリも削除し、スマホのパスワード・位置情報も自ら共有してくれています。休日は子どもたちと全力で遊び、家族のために尽くす日々です。
タクミの変わりように、私は驚き、そして、もしかしたら本当に反省してくれたのかもしれないと思うようになりました。でも、一度壊れた信頼は、そう簡単に元には戻りません。彼の行動を、一つ一つ、注意深く見守る日々が続いています。
夫婦としては確実に再構築の道を歩み始めています。以前のような心からの笑顔を交わせるようになるには、まだ時間がかかるかもしれません。彼の不倫という行為を本当の意味で「許す」ことは、きっと一生できないでしょう。でも、子どもたちのために、そして私たち自身の未来のために、前に進むしかないのです。
この経験は私にとって大きな教訓となりました。夫婦関係は、信頼の上に成り立っていること。そして、どんなに完璧に見える夫でも、裏の顔を持っている可能性があること。そして何よりも、困難に直面した時、自分自身の心と向き合い、真実を突き止める勇気を持つことの大切さ。
不倫が疑わしいときに見て見ぬふりをするか、問い詰めるか。どちらを選んでもつらいと思います。それでも私は自分が選んだ道が正しかったと思えるように、これからも子どもたちと前を向いて歩んでいきます。
あとがき:再構築の入り口は「許す」ではない…それでも前を向く妻の強さ
物語は、夫の不倫という大きな試練を乗り越え、夫婦関係の再構築へと向かう主人公リコの決意で幕を閉じます。夫の自分勝手な不倫理由と、離婚の危機に直面して初めて見せた焦り。そして、リコが突きつけた「次は全て失う」という“最後の通告”は、その後の夫婦関係に強い緊張感と責任感をもたらします。完全に許すわけではないけれど、子どもたちのために前を向くリコの姿は、多くの読者に共感と勇気を与えるでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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