妊娠中は太りまくり!
日本で出産した経験のあるママ達が口を揃えて言っていたのが、日本は体重管理が厳しいとのこと。5kgも増えて先生に注意されたとか、1ヶ月で増えすぎだと怒られたなど、体重管理に関して先生から指摘されたママが多くいた印象でした。
オーストラリアではどうかと言うと、どんどん体重増やしなさいと言わんばかりに、何も言われません。健診の度に増えていく体重ですが、先生は「No problem」というくらい。結果的に筆者は、妊娠前からプラス17kgで出産しました。きっと日本だったら考えられないですよね。先生にこっぴどく叱られそうです…
海外では、自己管理の範疇ということなのでしょうか。幸い妊娠糖尿病などにもならなかったのでよかったのですが、産後の体重戻しがこんなにも大変だということをもっと先に知っていたら…と後悔もしました。健康面はもちろん、そういった意味でも、体重管理に厳しい日本の先生方はとても親切で優しいなと思ってしまいます。
産後の退院はだいたい2~4日後! 生まれたての赤ちゃんでも外出OK
通常日本の場合、普通分娩は出産から5日前後、帝王切開は10日前後に退院というケースがほとんどですよね。海外の場合、とても短いんです。オーストラリアの場合、普通分娩であれば出産から早くて2日後、帝王切開でも特に問題がなければ4~5日後には退院です。
沐浴の仕方や授乳の仕方などは、その短い期間に簡単に教えられ、まだまだ痛くて思うように動けない体を奮い立たせながら、お家での生活が始まります。
筆者の場合、微弱陣痛が続き促進剤を打っても子宮口が開かなかったため、緊急帝王切開での出産でした。退院は4日後で、まだまだお腹の傷口には激痛があり、病院のリクライニング付きベッドがない自宅のベッドでの寝起きは、冷や汗や苦痛と共に想像を絶するほどの時間を要しました。
海外のママって逞しいな~と思いますよね?ただ、ママだけじゃないんです。赤ちゃんだって生まれてすぐ外出させちゃいます。生後2日目の赤ちゃんにレストランで会ったことがあります。さすがにそこまでホヤホヤだとビックリですが、生後1ヶ月以内の赤ちゃんと一緒に散歩や外食をする海外ママは多く見かけます。
海外育児はラク!?日本のように「赤ちゃん様」ではない!
特に初めての出産ともなると、目の前の赤ちゃんはなんだか弱々しくて、ぎゅっと掴んだら折れてしまうのではないかと不安に思ったママもいるかと思います。初めのうちはなにか腫物を触るかのように、恐る恐る丁寧すぎるほどに接するママもいるのではないでしょうか。
もちろん、個人差は大きいかと思いますが、筆者の日本の子育てのイメージは「慎重・清潔・過保護」といった印象です。
オーストラリアの子育てのイメージは「野性的・自立・愛情」
というのも、海外のパパママは、赤ちゃんの首が座っていなくても片手でひょいひょい持ち上げたり、赤ちゃんの両腕を握ってブランブランしたりと、とてもワイルドな印象です。
寝かしつけも、赤ちゃんの頃から一人でベッドに寝かせます。海外では生まれた時から1人部屋が与えられ、寝る時間になるとベビーベッドに置かれます。5分おきくらいに様子を見に行ったり、別室からモニターで様子を確認したりして赤ちゃんが自然に寝るのを待ちます。
小さな頃から自立心を養う目的もあるらしく、慣れてくると、赤ちゃんは一人で寝てくれるようになるのでとてもラクなようですよ。
愛情表現がとにかくスゴイ!
日本と海外で一番肌に感じやすい違いとして、やはりこの"愛情表現"の違いが挙げられます。謙虚な日本人は、人前で自分の子供のことを絶賛しているイメージはありません。他人の子供への褒め方も、少し海外とは異なります。
海外のママは、「なんて可愛いの!」「なんて良い子なの!」「心から愛しているわ!」のように最高に子供達を褒めたたえます。もちろん、自分の子供以外もです。ジェスチャーや声の抑揚を使って、体いっぱいで表現します。
では逆に、𠮟り方はというと、感情豊かに叱るのかと思いきや、公共の場で決して子供を叩いたり大声で叱ったりすることはありません。筆者の国では、子供を叩いたり大きな声で怒鳴ったりすることは「虐待」と見なされ警察に通報されます。
「虐待」としてだけでなく、周りにいる人達に不快な思いをさせないこと、また、子供自身に恥ずかしい思いをさせないこと、などメリットはたくさんありますよね。
褒めるときはオーバーリアクション、叱る時は落ち着いて。日本でもこの認識がもっともっと広がるといいなと思います。
公園があっちこっちにある♪
オーストラリアには、緑や公園が多く、子供と散歩したり遊ばせたりする場所がたくさんあります。ビーチが近いので歩いていったりもします。
徒歩圏内にいくつもの公園や遊具があるスペースがあり、日本の住宅街からは想像できないような、自然の多い環境です。
こちらの子供達は、平気で裸足で公園内を駆け回っているので危なくないのかな?と思ってしまうのですが、親も全く気にしている様子はないので、なんだか自由でいいな~と思ってしまいます。
あれもダメこれもダメ、と神経質になっていては、子供の好奇心や探求心を潰してしまいかねませんものね。
公園では、パパと一緒に遊んでいる子供もよく見かけます。場所にもよりますが、大きな公園にはバーベキューエリアがあったりドッグパークがあったりと、休みの日は家族連れや子供達で賑わっているところが多いです。









