念入り掃除が難しい、子育て中のママたちへ
年末に行う大掃除。もともとは神社や江戸城などが行っていた「煤払い(すすはらい)」が由来とされています。メディアなどで、「今年の汚れは今年のうちに」などと耳にすると、そろそろ取りかからなければ…と思いますよね。
ルーティンで行う掃除とは違って、普段手をかけないレンジフードや窓ガラスなどもしっかりと掃除をするため、つい大がかりに。また、集中すれば短時間で終わる箇所も、子供がいるとなかなか思い通りに進まないこともあるのではないでしょうか。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」でも、同じように悩んでいるママからの投稿がありました。
みなさんの大掃除リスト教えてください(>_<)💦
恥ずかしながら、普段の掃除と拭き掃除、風呂場トイレ…そんなもんしかしたことないです、、しかもざっくり程度…
筆者は結婚生活17年に突入しますが、これまでどういったところが「大掃除ポイント」かまったく考えたことがなく、掃除をすべき場所のリストアップもしたこともありませんでした。
ただ、小さな子供がいると、大がかりな掃除はしにくいですし、洗剤を使うときなどとても気を使いますよね。また、「掃除は若干苦手だけど、少しずつ計画的にかつ効率的に掃除を行いたい」というコメント主さんの気持ちが伝わります。
それでは、ほかのママたちはどのようなテクニックで大掃除を完了させているのか、アドバイスをのぞいてみましょう。
- 京都地主神社「正月事始め・すす払い 12月13日」( http://www.jishujinja.or.jp/shougatsu/calendar/,2018年12月25日最終閲覧)
- 早稲田神社「年の瀬「すす払い」」(http://wasedajinja.jp/2019/12/09/post-1256/,2019年12月24日最終閲覧)
先輩ママに聞く、大掃除のスケジュールとおすすめお掃除グッズとは?
ここからは、先輩ママたちが実際に経験をして作り上げた、効率的に掃除ができるスケジュールや汚れ落ちが期待できる掃除グッズなどを紹介します。
年末になると、どうしてもスケジュール通りにいかない場合もありますが、毎日少しずつ続けていけば「やり残して新年を迎える」という事態からは解放されるはず。短時間でもいいので実践してみてくださいね。
重点ポイントはここ!先輩ママのリストアップより
普段の掃除でも目をつぶって「後回し」にしてしまうほど、目につかない場所がピックアップされています。特に、照明のかさや棚の中は、普段の掃除ではなかなか手を付けないもの。こういった部分を掃除するだけでも、すっきりしますよね。
特に、電気のスイッチや幅木、かもいや照明のかさなどはあまり時間をかけずきれいにできるので、時間を見つけながら掃除をしていくことも一案です。
部屋ごとに区切りをつけて頑張ります
毎回ゴミ袋準備して。笑
二階の部屋が5つあるので順番に周り、最後は洗面台とトイレ、窓をやっつけ、階段掃除しながら一階へ!
玄関→和室→リビング
リビングは本棚→パソコン周り→おもちゃスペース
そのあとキッチン!
奥から、コンロ上、下、流し、戸棚、食器棚、冷蔵庫、床
ラストに風呂場と脱衣所、トイレなどの水回りやっつけます!!
今日は和室、明日は寝室というように毎日一部屋ずつ済ませていき、それが終わったら水回りへ…というように区切りをつけているようです。「汚れの軽い部屋から汚れが重い水回り」といった順番も効率的ではないでしょうか。
部屋数が多いと長丁場になりますが、ルーティンで掃除をしていけば、短時間で掃除が済みそうですね。
子育て中、こんな感じで掃除をしていました
掃除はもう抱っこ紐でおんぶしてやりますね。
模様替えなど無理しない範囲に
今日はこれをしようみたいな感じでやってます💦
あと子供が届かない範囲に掃除グッズを置いたりして
ながら掃除をするぐらいです💦
片付いてるお家って憧れますよね。
築年数が経過した家は、掃除が行き届いていてもほこりっぽさを感じてしまう…というようなマイナス面が生まれることも。
子供がいる場合、子供をおんぶして無理のないように進めていますというコメントが寄せられていました。また、掃除道具を常駐させて余裕があるときに「ながら掃除」をしているようですね。
わずかな時間を集中して掃除する、この「わずかな時間」が積もれば「大掃除と同等」につながるかもしれませんね。
あえて「大掃除やりません」と決めてもいいのでは
残りの日で掃除カレンダー作って、日によってここしかやらないと決めてそこだけやるとラクかも?今日は床、今日はトイレ、今日はコンロ、今日は玄関、今日は休み、みたいな楽しさを入れても😁
少しずつの掃除で済ませ、「大掃除はやらない」という決断はどうか、というこちらの声。
意気込んでしまうとどうしても気疲れしてしまいますよね。授乳やおむつ替えをしたり、「おかあさん、のどかわいた」「おなかすいた」という子供のコールに応えたりしつつの大掃除であれば、やるべき場所だけを重点的に行い、あとはルーティンで行っている毎日のお掃除の延長線と考えてもよいと思います。
体や気持ちが楽になったら「気になったときに、気になった場所を重点的に掃除する」というスタイルにシフトできるので、こだわりすぎないことも大切ですよ。
時短掃除がかなう、活用できるアイテムをご紹介します
せっかく掃除する時間をとったのに、頑固な汚れ落としなどで余計な時間をかけるのは避けたいですよね。短時間ですっきりきれいにできるアイテムを紹介していきます。
ホームセンターやスーパーで購入できる商品を中心に紹介しますので、これから大掃除を始めようという場合にもすぐに手に入れることができますよ。
スチームクリーナーとスクイージー
蒸気の力で汚れを浮かび上がらせるスチームクリーナーは、大掃除の強い味方です。台所の油汚れや、浴室のぬるぬる汚れなどを一網打尽にできます。
汚れを浮かせてから、スクイージーでこそげとれば短時間できれいになりますよ。
筆者の自宅でもスチームクリーナーを使っていますが、IHヒーターとキッチンシンクの隙間にたまった油汚れが一発で落ちるのでとても重宝しています。
一台あると便利なスチームクリーナー
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お手頃価格で購入できるスチームクリーナーです。やけどの心配があるので、子供がいるところでは使わないようにしましょう。
セスキ・重曹・各種洗剤
お風呂は酷いところはカビキラー、あとはブラシでマジックリンやってゴシゴシ。その後は防カビ燻煙剤やります!
思った以上に万能選手なのが「重曹」「セスキ炭酸ナトリウム」「クエン酸」です。これらは筆者も愛用していますが、合成洗剤ではないというところもポイント。
パストリーゼは、除菌用アルコールのことです。キッチンの除菌におすすめですよ。
重曹などのナチュラルクリーニングで落ちない汚れももちろん存在します。そんなときは、塩素や合成洗剤の出番。塩素系のカビ落とし剤や、合成中性洗剤を使用しましょう。
ただし、洗剤同士が混ざらないように配慮したり、注意書きをしっかりと守ってくださいね。
筆者も実践中のお掃除方法
- トイレの黄ばみにはクエン酸をスプレーするとすっきりします
- セスキ炭酸ソーダは、下着の汗抜きや、皮脂汚れを落とすのに最適です
- シャボン玉石けん「毎日のお掃除をシンプルに ナチュラルクリーニングで家中の汚れがスッキリ!!」(https://www.shabon.com/lp/natural_cleaning2/,2019年12月24日最終閲覧)
- 第一石鹸「重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸でナチュラルクリーニング セスキ炭酸ソーダ」(http://www.daiichisekken.co.jp/howto/01-jyuso-sesuki.html,2018年12月26日最終閲覧)
メラミンスポンジはとても便利なお掃除アイテム
メラミンスポンジは「激落ちくん」などという商品名で販売されています。白いスポンジのようなもので、水でぬらしてから消しゴムのように汚れを削り落してくれるものです。
筆者は、洗面所のボウルの汚れを落とすのに重宝しています。単価もお手頃なので、トイレのちょうず場やお風呂の鏡の汚れ落としなどにもたっぷり使えますよ。
おすすめのメラミンスポンジ
水だけですっきり落とせるメラミンスポンジです。
オキシクリーンも便利なお掃除アイテムです
オキシクリーンは、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤です。オキシウォッシュなどという商品名のものも同様の品物です。
キッチンの油汚れや洋服の食べこぼし、洗濯機やお風呂場の洗浄など、ひとつでいろいろな掃除ができる優れものです。
浴室や洗面所、キッチンに至るまでたっぷり使えるので、徳用サイズを購入して愛用している人もいるようです。
- オキシクリーン「オキシクリーン」(https://www.oxicleanjapan.jp/products/stain-fighters/products/oxiclean.html,2018年12月26日最終閲覧)
オキシクリーンを使ってみたいならこちらが便利です
初めて「オキシ漬け」をはじめる人におすすめしたい500gサイズです。ふたが計量カップになっているので使いやすいですよ。
毎日少しずつやるだけでも、大掃除へつながります
大掃除は家族総出で短期決戦、というようなイメージがあります。しかし、土日も仕事だったり、核家族で人数が少なかったりなどさまざまな制限があると、どうしても家族総出の大掃除が難しいですよね。さらに小さな子供を抱えていては、「大掃除なんて難しい」と感じてしまうのも無理はありません。
大掃除だからといって必死に掃除をすることはなく、「わずかな時間で少しずつコツコツと掃除をすればよい」と気持ちを切り替えてみましょう。便利な掃除グッズも増えています。ちょっとの時間で驚くほど汚れが落ちるものもあるので、アイテムを併用しながらお掃除を進めていってくださいね。