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不妊治療中に変わる人間関係。切れる縁があっても仕方ないと割り切る必要性

(この記事はある女性の妊活体験談です)ガラリと変わった不妊治療中の人間関係。しかし、切れるご縁があれば、つながるご縁もありました。 そして、ふと周りを見渡せば 「私は1人じゃない。不妊治療のおかげでつながったたくさんの出会いもある」 と思えたのです。※本記事は、個人の感想に基づいたものです。

ⓒママリ

自己嫌悪にならなくても大丈夫

私が通っていたクリニックでは、人工授精をする際に渡される、採精キットを入れるための専用のカバンがありました。 いざ人工授精へステップアップをしてみると、自分と同じくらいの年齢の人がそのカバンを持っているのを目にすることもあり、ブログなどでも同じくらいの年齢の方で人工授精をされている方がたくさんいると知りました。

私の周りの友達にたまたま居なかっただけで、同じようにつらい思いをかかえ、頑張っている人がいるんだ!と思いました。

切れるご縁があっても仕方ない

自分が妊娠できないからといって、妊娠出産した友達と縁を切ってしまうなんて「心が病んでる」「ひがんでる」と思われるかもしれません。

でも、私は 「不妊治療をしているのなら、それは仕方のないこと」 「今の自分に一番大切なのは、治療中の自分の気持ちを安定させること」 と思いました。

不妊治療に励むために、そのつらさが分からない人とは一度距離をおくのも時には必要なことだと思ったのです。

黒い自分も受け止めてあげよう

正直なところ、不妊治療に無縁な友達と縁を切ってすごく楽になりました。

そんな自分は最低だなぁなんて落ち込んでしまったりもしましたが、これも正直な今の私なんだと受 け止めるようになりました。 だって、不妊治療はそれだけつらいことなのだから。 その辛さは経験してみないと分かりません。 人が普通に経験しないようなつらい思いをしているのだから、黒い感情が芽生えても仕方ない。

それでも頑張っているんだから、自分を受け止めてあげようと思いました。

今の自分に必要なご縁が残る

友達 PIXTA

もちろん、不妊治療を経験していなくても、このつらさを分かってくれる友達はいました。 実際に経験していなくても、つらさや苦しさを理解しようとしてくれる人もいました。 それは本当の意味で自分にとって大切で必要な“真の友達”なんだと気付くこともできました。

不妊治療を始めたことで新たにつながることができた方もいます。 不妊治療の経験談ブログを通して知り合うことができた友人もいます。そういう方々の言葉はいつも私を励まし、支え、前を向かせてくれました。

不妊治療を経験したからこそ、つながることができたご縁もあるのです。

ふと周りを見渡せば、本当に必要な存在だけが残りました。

不妊治療を経験して、自分はどんどん性格が悪くなってしまったな…と、自己嫌悪になったこともありましたが、このつらさや苦しみが分かるからこそ、出会えた人や深く関わりあうことができた人がたくさんいます。何かを経験することで失うものがあっても、新たに得られるものだってあるのだと思えました。

もし今、不妊治療を経験している中で人間関係に悩み、自己嫌悪に陥っている人がいるなら、そんな 自分を責めずに受け入れてあげてください。

つらい経験をしてマイナスなことばかりのように思えてしまうかもしれませんが、必ずつらさのあとにプラスになる何かが残ります。 今の自分に無理なく、今の自分に必要なつながりを大切にしてくださいね。

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