買ってももらっても、結果片付けにつながる
旅行の楽しみはいろいろあります。観光や食事、そしてお土産。私はお土産を買うのもいただくのも好きなのですが、問題はその後。相手の気持ちもうれしいし、買ってきたお土産は自分も思い出ができて満足ではあるのですが、片付けということから考えれば、物は増えるし片付けも増えるということになるんですよね。
改めて気づいたのは、今までどれだけ友人や家族などに配慮のないお土産を買ってきていたかということ。いえ、考えに考えて、渡す相手のことを思って選んではいるのです。
でも、今にして思えば、あんなお土産をあげちゃって負担だったよね、というような物もあったなあ。
自分の場合、あげてしまった物に関してはその後どうなってもあまり気にしません。手元を離れてしまった物の所有権は、相手にあるので気にしてもしょうがない。
でも、いただいた物に関しては、やっぱり処分するなどの時には心が痛みます。そんな思いを相手にもさせていたかもしれないと思うと、お土産一つでも買うのに気を使ってしまうようになった時期もありました。
心がこもっていようと、そうでなかろうと。家の中に入ってきてしまった物は、どんな形でも片付けなければいけないわけです。使う、しまう、あげる、捨てる…。
お土産などのやりとりは、人としてのつきあいの中で必ずあることです。片付けの手間や処分時の気持ちの持ちようなど、相手の負担にならないように心がけたいですよね。
相手に負担が少ないお土産 独断で選ぶ5選
では、相手の負担にならないお土産ってなんだろうってことですよね。要は自分でもらっても負担にならないと思える物でもあるってこと。そこで、私がベストと思う、相手の負担にならないお土産5選をご紹介します。
選ぶ基準として「行った先がわかる」物であること、を心がけています。
1. 定番のお菓子や食べ物
またこれか、と思われそうですが(笑)でも、定番のお菓子が一番万人受けするから、よくいただくのだと思うんです。言うまでもなく消耗品。
食べないのであれば、職場に持っていくとか好きな友達にあげるなど他の行き先を考えやすい物でもあります。前にももらったことがあるなど、定番であるからこその安心感もあります。
2. ハンドタオル(またはハンカチ)
ご当地の地名やキャラクターの刺しゅうがされていたりと、お土産感満載のものもあります。実はバザーなどでも案外売れ筋で(経験済み)。
使わない場合でも、家族が使ってくれるかもしれないし、さほど邪魔にならないと思います。
3. ペンやノートなどの文具
文具はこだわりがなければお土産の品であっても使うことが多いものだと思います。自分がつかわなくても子どもにあげてもいいし、ペンなどは使い切れる点がいいですよね。
4. マスキングテープ
マステばやりもあって、どこのお土産屋さんに行っても最近はマスキングテープが売られています。
普段でもポチ袋をとめたり、ちょっとしたおすそ分けの袋をとめたりと、意外と使う機会があるんです。好みでない場合も、ガンガン使って使い切れますね。
5. マグネット
マステや文具と同様、あれば意外と使います。 小さい物だし、他の人に譲りやすい物なので、共通するのは…
- 消耗品
- 腐らない
- 他にまわせる
という点。
もちろん、いただいた気持ちは大切にする。でも、もし好みでなかったら大事に使ってくれる人のところへいった方が物にとっても、いい。買ってくる場合もかさばらず、お土産らしさもあり、もらった方の負担感も少ない、これが、私のお土産を選ぶ時の基準です。
お土産って結局「心遣い」
なので、もちろん相手に喜んでもらえることが一番ですが、気持ちを差し上げる・いただくという考えでいれば、仮に好みの物でなくてもうれしいものだと思うのです。
その中でも、できるだけ負担にならない物を選ぶようにする。こだわりのある人にとっては、どんなに考え抜いて買った物でもたぶんいらないものなのだと思います。
だから完璧にすばらしいお土産である必要はなくて、「私があげたくて買った物」という「9割自己満足」という気持ちでいればあまり悩まなくて済みます。
また、いただくものは「10割の心遣い」として受け取れば、物の良しあしは気になりません。好みでなかったら、どなたかへ譲るでもいいですし、バザーに出すものができたくらいに考えてもバチはあたらないと思いますよ。
旅行やおでかけでは、買い物も楽しみのひとつですよね。片付けに力をいれるあまり、記念の物を買うという楽しみまで片付けてしまわないようにしたいものです。