オーストラリアの保育園事情
現在1歳10ヶ月の我が子は、週に3日だけ保育園に通っています。永住権もしくは国籍がある場合、国からの助成金が貰えるので、保育料は1日約2,000円程度で、オムツ・おしりふき・給食・おやつ付きです。
先生達の愛情表現も、さすが海外だなぁ~と感心してしまうほど。投げキッスやハグ、「cute」「beautiful」「lovely」「sweet」など、ジェスチャーを交えての褒め言葉がバンバン出てきます。私よりも言っているのでは?と思うほどです。
その日のクラスの様子は、10枚程度の写真が添付されたメールで毎回届きます。専用アプリで確認することもでき、そこから過去の写真やメール、保育園のイベント情報や給食メニューなどをチェックすることもできます。
写真を見るだけで、お友達とどんな風に触れ合っているのか、どんな表情で過ごしているのか、一日楽しんでいたかなどがわかり、外遊びでの様子や教室でのお絵かきやモノづくり体験をさせてもらっている様子など、筆者も旦那も毎回チェックするのを楽しみにしています。
開放的で広々とした教室やプレイグランドで、子供達が自由にのびのびと動き回っている姿が印象的で、1歳3ヶ月頃から保育園に通い始めた我が子の成長も、約半年で著しく伸びたように思います。
社会全体が、子供に対して「寛容」で「親切」
子供を連れて電車に乗ったり、ショッピングをしたり、レストランに行ったりした際、子供がギャーギャー騒いだり落ち着かなかったりすることもよくありますよね。そんな時、周りの人達から視線を感じたことはありませんか?
筆者は日本に一時帰国した時、「うるさい!」と直接言われたわけではありませんが、こちらを窺う視線になにか鋭いものを感じました。別の機会では、露骨に嫌な顔をする人もいました。
もちろん、大抵の日本人はそんなことはしません。赤ちゃんを見て「かわいいですね」とか「いないいないばあ」などあやしてくれる方もたくさんいて、本当に助かりました。
しかし海外で生活していると、"子供は騒ぐのが当たり前"という認識が浸透しているのか、未婚・既婚・子供の有無・年齢・性別に関わらず、子供に対してはとても優しくてフレンドリーです。
我が子は、すれ違う人全員に手を振ったり投げキッスをしたりするのにハマっていて、街を散歩していると、前から歩いてくる人達はみんな手を振り返してくれたり投げキッスで返してくれたります。子供にとっては反応が返ってくるので嬉しいですよね。
海外育児と日本の育児、良いところどりしよう!
海外での育児は驚きもありますが、日本のやり方しか知らない私達にとって、海外の少し違うやり方や考え方・環境をうまく受け入れられれば、新しい発見や新たな視点で子育てに関われるようになるはずです。
日本の子供服や育児グッズは、細やかな工夫があって、使いやすかったり壊れにくかったりと、とても優秀です。せっかく日本人として生まれてきたので、日本の良いところはどんどん取り入れつつ、海外生活ならではの子育てのやり方を自分で模索していくのも楽しいです。
多国籍な人々が集まる国では、やり方は人と違って当たり前です。言葉や文化の違いはありますが、「子育て」は世界共通。海外のいいところ、日本のいいところを持ち寄り、自分に合ったやりやすい方法で子育てを楽しめるといいですね。









