それでは、実際に、自分で出来るウォシュレットの取り付け方をご紹介します。ここでは、日本家庭で一般的に使われており、かつ工事も比較的簡単な、一般洋式便器とワンピース型便器の場合の取り付け方について説明します。
工事に必要なものは、下記のとおりです。
- プラスドライバー
- スパナ
- マイナスドライバー
- トイレ用フレキシブル管
他にも、ウォータープライヤーやモンキーレンチがあると便利です。
1. 便座の取り外しとベースの取り付け
まず、便座を取り外します。便座の裏側にナットがあるので、それを回して反時計回りに緩めます。ナットはプラスチック状の材質のものが多く、手で取り外すことが可能ですが、難しい場合は、モンキーレンチなどを使用します。ネジで留まっている場合は、プラスドライバーを使用すると良いですよ。
ナットを外すことができたら、パッキンを外し、便座を真上に持ち上げて取り外しましょう。
そして、ウォシュレット取り付けベースプレート用ゴムを、便座を取り付けていた穴の部分に差し込み、ネジで固定します。
2. 分岐金具とフレキシブル管の取り付け
止水栓を止めたことを確認してから、タンクのふたを開けます。
そして、既存の給水管を外します。給水管の上下にあるナットをゆるめ、その後給水管を取り外すようにします。この時、管の中に残っている水がこぼれる可能性があるため、床に雑巾などを敷いて作業をすると安心です。
既存の給水管が外れたら、止水栓の部分に、スパナを使って、これから設置するウォシュレットに付属している分岐金具を付けます。
その分岐金具に、スパナでフレキシブル管を取り付けます。分岐金具とフレキシブル管をつなげたら、左手でフレキシブル管の下の方を押さえて、トイレのタンクに接続できるよう、右手で曲げます。その後、トイレのタンクに接続してください。
この作業が終わったら、タンクのふたを閉めます。
3. 本体を取り付けて、完成!
まず、ウォシュレットを便器に取り付けます。こちらは、1.で取り付けた取り付けベースに差し込むだけで大丈夫です。
そして、ウォシュレットの本体に付いている給水ホースを、2.で取り付けた分岐金具に取り付けます。こちらは、差し込むだけで取り付けることが出来ますよ。
最後に、リモコンを壁に設置して、電源コンセントを差し込めば、ウォシュレットの取り付けが完了です。
条件が合えばウォシュレットは自分で取り付けるのがおすすめ!
ご紹介した通り、ウォシュレットの取り付けは、自分でも意外と簡単に行うことが可能なんです。特別な工具や技術が無くても、1時間程度で行うことが出来ますよ。
自分でやることで工事費も節約できるので、ご自宅でお使いのトイレの種類や取り付けたいウォシュレットの機種に問題がなければ、ぜひ試してみて頂きたいです。
- サンリフレ「ウォシュレットの設置条件」サンリフレプラザ(http://www.sunrefre.jp/washlet/conditions/index.html)
- プロタイムズ・ジャパン「ウォシュレットを取り付ける方法」リフォームジャーナル(https://reform-journal.jp/washlet-3324)
- TOTO「ウォシュレット®ご購入前のチェックポイント」TOTO(ウォシュレット®ご購入前のチェックポイント)
- サンリフレ「ウォシュレットの取付け方」サンリフレプラザ(http://www.sunrefre.jp/washlet/diy/index.html)










