カップボードを選ぶ時のポイント
カップボードとは、キッチンで食器や電化製品を収納するための棚の事を言います。新築やリフォームなどの場合は、自分でカップボードのデザインを決めたり、設計を考えたりする事が出来る場合もあります。
また、元々自宅のキッチンにカップボードがないという場合でも、注文をすれば、カップボードを設置する事が出来るので、キッチンの収納に困っている、もっと便利でおしゃれなキッチンにしたいという方は、是非今回の記事を参考にしてください。
カップボードは、大きな買い物です。正しい知識で自分に一番合うものを選ぶようにしましょう。まずは、カップボードを選ぶ際のポイントを6つご紹介致します。
1.据置タイプと造り付けタイプの違いを知る
カップボードは、床に直接置く「据置タイプ」と、自宅のキッチンの壁や床に固定をする「造り付けタイプ」に分かれます。当然の事ながら、それぞれにメリットやデメリットがあります。
据置タイプのメリットとデメリット
据置タイプのメリットでまず挙げられるのは、価格の安さです。造り付けタイプに比べて安い価格での購入が可能です。また、設置に関してもある程度簡単に行う事が可能です。
組み立て設置サービスを利用する事も出来、荷物が届く時間にママしかいない、という場合などにも便利ですね。引っ越し時にそのまま持って行けるという点もメリットと言えます。
デメリットとしては、補強が十分にされていない場合、地震での転倒が危惧される事、また天井と家具の間に隙間が出来、収納スペースを無駄にしてしまう事、材質や色、収納の組み合わせのバリエーションが少ないという事が挙げられます。
造り付けタイプのメリットとデメリット
造り付けタイプのメリットは、まずはその見た目の美しさが挙げられますね。耐震性にも優れており、設置する場所に応じて寸法を決めたり、収納の組み合わせを使い勝手に応じてアレンジしたりする事も可能です。
デメリットとしては、据置タイプと比べて価格が高いという事と、設置するにあたり、工事が必要になるという点が挙げられます。
2.キッチンメーカーと家具メーカーの違いを知る
最初にご紹介した造り付けタイプにする場合、製品にはキッチンメーカーのセミオーダータイプか、家具メーカーのオーダーメイドタイプから選ぶ必要があります。キッチンメーカーのセミオーダータイプの場合、オーダータイプよりも価格が安く、ショールームで実際に見る事も出来ます。機能性の高いユニットを選ぶ事も可能です。
しかし、ミリ単位でサイズを合わせる事が出来ないのがデメリットと言えます。一方、家具メーカーのオーダーメイドタイプの場合は、ミリ単位でのサイズ合わせはもちろん可能で、レイアウトや材質など、デザインを決める際の自由度が一気に増します。ただ、コストが高いという点はこのタイプのデメリットと言えます。
3.カップボードを設置する場所の寸法を確認する
カップボードを購入する際に、一番注意をしなければならないのが寸法を確認する事です。寸法と合わないカップボードを注文してしまいますと、キッチンに入らなかったり、使いづらくなったりと取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。
カップボードの奥行は、一般的に45cmの場合が多いです。カップボードとキッチンとの距離は、80㎝以上ある事が理想と言われているため、カップボードのサイズを確認する際は、必ずキッチンでの寸法を怠らないようにしましょう。
キッチンに梁がある場合は要注意
キッチンの天井には、梁(はり)がある場合と、そうでない場合があります。カップボードを設置するために寸法を確認する際は、正しい方法で高さを確認するようにしましょう。
梁がある場合で、天井キャビネットを造り付けする際は、カップボードを梁に合わせてカットする必要があります。床から梁までの高さ、梁の長さ、梁の奥行きを必ず測って伝える様にしましょう。
4.自分に合ったカップボードの形を選ぶ
カップボードには、トールプラン、カウンタープラン、トールカウンタープランという基本的な3つの形があります。トールプランは、カップボードの全面が収納になっているもので、収納を重視したい方におすすめです。食器だけでなく食品のストックなどにも向いています。
カウンタープランとは、カップボードが上下に分かれており、その間にカウンターがある形の事です。炊飯器や電子レンジなどの家電を置きたいという方におすすめです。また、お料理の作業台としても使用する事も出来ます。
トールカウンタープランは、トールプランとカウンタープランが一緒になった形で、収納も家電を置くスペースも欲しいという方におすすめです。
5.ユニットの種類を知っておく
ユニットとは、組み合わせ家具の事を言います。カップボードも様々なユニットを組み合わせて注文する事が出来ます。多くの会社からカップボードは販売されていますが、パナソニックやラクシーナなど大手企業のカップボードは、上からウォール、ミドル、フロアと3つのユニットから成っています。
上部のウォール部分は、パネル扉、ガラス扉などから選ぶ事が出来、ミドル部分も扉の種類や引き戸式などの種類があります。一番下に位置するフロア部分は、開き扉、引き出し、オープンタイプなどから選択が可能です。
造り付けタイプではなく、据置タイプにする場合も、ユニットの種類を知っておけば予め商品を絞って探す事が出来そうですね。
6.メーカーごとの特徴を知っておく
各メーカーのカップボードには、それぞれ特徴があります。それぞれの特徴を理解した上で、自分に一番合ったものを選びたいですね。まず、パナソニックのユニットの特徴は、蒸気処理機能付きの家電収納や、ゴミ箱を収納するワゴン、根菜を湿度管理して保存出来る食品庫などが挙げられます。
トクラスは、家電にスイッチが入ると蒸気がこもらない様にファンがまわるユニット、家電を使いやすい位置に設置出来るユニットがあります。リクシルのコーナークローゼットや、クリナップの下台を引き出す事で踏み台にもなるステップコンテナタイプなどもあり、直接メーカーショールームで見学するのがおすすめです。
これで収納に困らない!おすすめのカップボード15選
据置タイプと造り付けタイプがあるカップボード。主に造り付けタイプについて詳しくご紹介してきましたが、やはり値段も安い方が嬉しいですし、ショールームに行く時間もなかなか作れないという方も多いですよね。
そこで、ここからは、今すぐ通販で購入出来る、おしゃれで優秀、比較的安価なカップボードを15選ご紹介致します。後半では、メーカーのカップボードもいくつかご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
1.Mette/メッテ レンジ台 キッチンボード
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●色/ホワイト、ウォルナット ●サイズ/約幅60×奥行48×高さ180cm ●重さ/約40kg ●素材/プリント紙化粧繊維板、合成樹脂化粧繊維板、ガラス ●備考/お客様組立式、可動棚×2枚付き、2口コンセント(15...詳細を見る
こちらのカップボードは、家電との相性も抜群なホワイトカラーが特徴的です。フロア部分のユニットは、フライパンや鍋など、大きいサイズのものもゆったりと収納する事が出来ます。
カップボードとカウンターワゴンの引き出しは、スライド式で、毎日使用したい炊飯器の収納場所としてもぴったりですね。
2.レンジ台 カップボード上段/下段セット
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こちらのカップボードは、6つのタイプから選ぶ事が出来ます。上下セットになっている6タイプから好きなものを選ぶ事が出来ますので、自分にぴったりのカップボードが見つかりそうですね。
キッチンを主に使用するのは女性という事で、女性に優しい低めの設計になっています。全長が165㎝で、上にある食器も取り出しやすく、脚付きデザインで溜まった埃のお掃除も簡単に出来ます。
3.4タイプ×選べるカラーのカップボード
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サイズ【上段A・B】幅900x奥行350x高さ920(下段と組合せ時:幅900x奥行415x高さ1820) 【下段A・B】幅900x奥行415x高さ900〜950(上段と組合せ時:幅900x奥行415x高さ1820)
4タイプから好きな組み合わせで注文が出来るカップボードです。上段、下段、好きなように組み合わせる事が出来ますので、自分が一番使いやすいキッチンにする事が出来ます。
3枚のガラス扉収納は、食器が取り出しやすく、スライド式のガラス扉は狭いキッチンスペースでも使いやすい設計です。また、オープン収納の奥に、コンセントの差込口がついており、家電のコンセントが届かない、という事もなく嬉しいですね。
4.プラス8,500円で 完成品!オリジナルカップボード
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このお値段で、これだけの収納力のカップボードは嬉しいですね。鏡面仕上げのため、見た目も美しく高級感があります。また、オープンスペースは、ゆったりと高さをもたせてあり、大きめの電子レンジやオーブン、コーヒーメーカーも楽に収納する事が可能です。
カラーもブラック、ホワイト、ウッドから選ぶ事が出来、お部屋のデザインに合わせて選択出来ます。
5.アンティーク風カップボード
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こちらのカップボードは、とてもシンプルなデザインで使いやすい形が特徴です。天然木のような優しい色味のある木目調デザインで、さらさらとした質感も魅力的です。
ネジ隠しのシールもついていて、見た目もとても気になりません。ホワイトは爽やかな印象になりますし、写真のブラウンも昼と夜で表情が変わるので、とても素敵な雰囲気を作り出せそうですね。
6.ウォルナットカップボード
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■商品名ナチュラルキッチン 家電棚ハイタイプ ■取扱タイプナチュラルホワイト(白)、ウォールナット、オーク ■商品仕様本体:プリント紙化粧繊維板扉:強化ガラススライドレール採用 ■耐荷重棚板:(約)7kgスライド棚...詳細を見る
自然な木の色味を活かしたカップボードになっているこちらの商品は、収納力と機能性に優れています。上下には食器やキッチン周りの道具が十分に入る収納場所があります。
上から二段目には、電子レンジなどの家電が入るサイズ感、またコードを通す穴があるため、配線も気になりません。三段目はスライドになっているため、炊飯器やトースターなどを置いて楽に使うことができます。
7.薄型引き戸壁面収納カップボード
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仕様・サイズ ■サイズ:幅90奥行21高さ183~232cm ■前面…ポリエステル化粧合板(光沢仕上げ)、天板・側面…化粧合板(ハードコート紙) ■可動棚板(3cmピッチ)15枚付き ■転倒防止金具付き ■日本製詳細を見る
こちらは、薄型タイプのカップボードです。キッチンのスペースが狭い、またリビングに繋がる壁に収納が欲しいという方におすすめのカップボードです。
食材や調味料のストックや、すぐに使う食器などを収納するのに便利ですね。光沢感もあるため、キッチンを清潔で明るい雰囲気にしてくれるカップボードです。
8.アウトレット国産カップボード
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サイズ:W120 D45 H189.5 cm OPスペース(上) W115.5 D43.5 H49 cm OPスペース(下) W32 D41 H30 cm
こちらのカップボードは、定番の形です。広いオープンスペースにはコーヒーメーカーや電子レンジを置く事が出来、スライド式のユニットには、炊飯器を置く事が出来ます。
全面にハイグロス貼りが施されており、つやのある仕上がりになっているのも上品ですね。1500Wのコンセントが2口ついているのも嬉しいポイントです。定番の形で人気もあるので、迷った時はこの形を選ぶのが良いかもしれませんね。
9.カップボード
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【商品名】食器棚60【サイズ(約)】外寸:幅60.5×奥行41×高さ179.5cm上部扉内・固定棚上:幅51×奥行35×高さ50cm上部扉内・固定棚下:幅51×奥行35×高さ34.5cm下部扉内:幅51×奥行35×...詳細を見る
縦に長く、シンプルなデザインでキッチン周りをすっきりと見せてくれるこちらのカップボードは、機能面も充実しています。
幅が60cmあるため、家族分の食器を納めるには十分なスペースが確保できます。棚の高さを10段階で調整することができるため、鍋なども収納可能です。また落ち着いた色味で、どんなインテリアにも合いますよ。
10.ニトリ レンジ台セットブリエ
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【詳細サイズ(約)】 ■レンジ上台 幅56×奥行30×高さ41cm 棚板:1枚 棚板サイズ:幅56×奥行29×厚さ1.5cm 可動ピッチ:3cm/7段階 ■レンジ台 オープンスペース:幅55.5×奥行36×高42...詳細を見る
こちらは、ニトリのカップボードでお値段は19,980円です。横幅がコンパクトな作りになっているので、キッチンスペースに限りがある方におすすめです。デザインもシンプルなので、どんなお部屋にも合いますね。
ダークブラウンがとても上品で、高級感が漂う商品です。オープン部分が2カ所あってとても使い勝手が良いカップボードと言えます。下段のスペースはスライド式になっていて炊飯器やコーヒーメーカーを置くのにちょうど良いですね。
11.ニトリ キッチンボードダリア
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【詳細サイズ】 【上台】 ■扉内(左2枚扉):幅55×奥行42.5×高さ46cm 棚板枚数:2枚 棚板可動ピッチ:3cm/6段階 棚板サイズ(約):幅55×奥行35×厚み1.5cm ■扉内(右1枚扉):幅26.5...詳細を見る
こちらも同じくニトリのカップボードです。シャープなデザインが印象的で、サイズも大きめですが、圧迫感がありません。扉は観音扉になっているため大きく開く事が出来ます。食器の出し入れもとても楽ですね。
フロア部分の収納部は高さをもたせてあり、ペットボトルのお水やお米をストック、収納しておくにもとても便利です。
12.パナソニック ラクシーナカップボード
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ここからは、メーカーのカップボードをご紹介致します。まずはパナソニックから、ラクシーナカップボードです。こちらのカップボードは、扉のカラーと、取っ手の種類をそれぞれ選ぶ事が可能です。
扉のカラーは、ポップな色合いから上品で高級感のあるカラーまで、バリエーションが豊です。食器や家電、食品をスマートに収納する事が出来、キッチンというスペースをより快適なものにしてくれます。
13.トクラス(旧ヤマハ) Bbカップボード
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こちらは、トクラス(旧ヤマハ) のカップボードです。やはりメーカー純正品だと、質感も高くキッチンが見違えそうですね。このカップボードは、全面が収納になっているトールプランタイプです。食器や食品などをたくさん収納する事が出来ます。
扉のカラーと、取っ手の種類も選ぶ事が出来、ご自宅のキッチンを華やかで、より洗練された雰囲気に変えてくれます。
14.TOTO ミッテ カップボード
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TOTOからも、カップボード製品が販売されています。こちらのカップボードは、造り付けタイプのような安定感と、高級感のあるライン、カラーが特徴的です。また、こちらのカップボードは、設置工事が必要なので、商品を購入する際は、詳しく確認する必要があります。
こちらも、扉のカラーと取っ手の種類を選ぶ事が出来ます。オレンジやトリコカシスのような明るいカラーから、ネイビブルーやトリコダークグレーなどの落ち着いたカラーまでバリエーションがあり、選ぶだけでとても楽しい気持ちになりそうですね。
15.サンウエーブ シエラ 収納ユニット カップボード+カウンタープラン
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こちらは、サンウェーブのカップボードです。サイズも150cm、180cmから選ぶ事が出来、カラー、ソフトモーションの有無、取っ手の種類、エンドパネルの有無も自分好みにカスタマイズする事が可能です。
シンプルな色合いから、木目調、光沢のあるカラーなど、メーカーならではの豊富なカラーバリエーションで、とてもおしゃれなキッチンスペースに早変わりさせてくれます。
カップボードでキッチンを華やかに、美しく
カップボードにもたくさんの種類があり、それぞれにメリットやデメリットがある事がよく分かりましたね。これを機に、思い切ってカップボードを購入してはいかがでしょうか。
カップボードを上手に選んで、毎日立つキッチンを華やかに、そして美しくしたいですね。