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物持ちを良くするコツを教えてくれる福田麻琴さん
突然ですが、皆さんにはお気に入りの洋服はありますか?自分がいつもより素敵に見える服や、どんなアイテムとも合わせやすい服は、なるべく長持ちさせてくり返し着たいものですよね。
パリへの留学経験を通して得た海外のトレンドに、今どきの抜け感を加えたベーシックスタイルが得意な人気スタイリスト・福田麻琴さん。現在6歳の男の子の育児をしながら、広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして精力的に活動を行っています。一見シンプルながらも、大人っぽさや洗練された見た目のコーディネートにひかれるファンがどんどん増えています。
福田さんは自身の著書の中で、スタイリストならではの視点でお気に入りの洋服などが長持ちするお手入れ道具を紹介しています。身近なお店でも見かけるものや、「こんな便利なものがあるんだ!」と感じるようなものまであり、とても参考になりますよ。
そろそろ衣替えも近づいているタイミング、皆さんも大切な衣類のお手入れアイテムをチェックしてみませんか?
- mi-mollet「スタイリスト福田麻琴の 春夏秋冬、おしゃれのハナシ」(https://mi-mollet.com/category/m-fukuda,2019年9月24日最終閲覧)
- Makoto Fukuda「Makoto Fukuda」(http://www.makotofukuda.com/,2019年9月24日最終閲覧)
スタイリストが選ぶおすすめのお手入れ道具TOP5
今回はスタイリスト福田さんが、著書『コスパのいい服』内で紹介している、おすすめのお手入れ道具を一部紹介します。
さまざまな視点から衣類のお手入れにあると便利なアイテムを紹介してくれているので、今まで使用していなかった方はぜひ参考にしてください。
1.マワのハンガー
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洋服を収納する際に、たたんでしまうのではなくハンガーを使用しつるして保管している方もいるかと思います。折りじわを気にせず、お気に入りの洋服を収納できるのはとても助かりますよね。
ですが、肩の位置が合わないハンガーを使ってしまうとおかしな位置で跡がついてしまい、着用前にアイロンをかけ直す必要が出てくる場合も。お出かけ前は、できるだけ余計な手間は発生させたくないですよね。
福田さんが紹介するドイツのマワ社製ハンガーは、粘着力のある特殊加工を施しているため、かけた衣類が滑り落ちてしまう心配がありません。写真左側の「シルエットシリーズ」は衣類をしっかりキャッチし、滑り落ちずに安心。右側のクリップハンガーははさみ跡が残らない仕様なので、ストレスなく使えます。
自分の気に入った洋服だからこそ大事に保管し、長持ちさせたい。かつ省スペースタイプのハンガーを探している方にはおすすめです。
2.パナソニックの衣類スチーマー
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バタバタしているときほど、アイロンがけは面倒に感じるものですよね。いちいちアイロン台を用意してアイロンが温まるのを待って…という手間が発生。筆者も夫から急きょ「シャツにアイロンかけて!」と言われると、ついイラッとしてしまいます。
パパっとアイロンをかけ終えたい!とお悩みの方におすすめなのが、パナソニックの衣類スチーマー。スイッチを入れてわずか24秒でスチーム機能が立ち上がり、360度どの向きでもスチームが出るため、ハンガーにかけたままの状態でもササッとシワを伸ばすことが可能。「手軽だけれど、本格的に使える」というコンセプトの通りに活用できます。アイロンの先部分は丸みを帯びているので、生地の引っかかりを気にすることなく使えますよ。
軽くてコンパクトなので、場所も取らず持ち運びも簡単。お出かけ前のすきま時間に衣類のしわを伸ばして、きちんとした印象を保ってみませんか?汗のにおいや生乾き臭といった嫌なにおいも解消できるので、とっても便利です。
3.THEのTHE 洗濯洗剤
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皆さんは、お洗濯の際に何種類の洗剤を使用していますか?通常用の洗剤の他に、おしゃれ着洗い用、部分汚れ洗い用など、複数の洗剤を使い分けているという方もいるのではないでしょうか。もちろん複数の洗剤を使い分けるのも良いことですが、コスパ面や管理の大変さが少々ネックであることも否めません。
THE株式会社が販売する「THE 洗濯洗剤」は、コットンはもちろんのこと、ウールやリネン、レインウェアやダウンジャケットなどの素材にまでこれ一本で対応できる万能さが大きな魅力。また一回の洗濯で使う洗剤の量は、一般的な洗剤量の1/3、かつ使用後の水は約1週間で自然に還るというエコへの配慮も特徴的です。
洗剤1に対して4倍の量の水で薄めると、お風呂やトイレなどの水回り掃除にも使えます。市販の一般的な洗濯洗剤と比較すると値段が高いですが、1回分の使用量が少ないので長い目で見るとコスパ抜群!複数の洗剤の使い分けを減らせて収納スペースもすっきりしそうですね。
4.ウタマロの洗濯石けん
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真っ白な衣類は、少しでも汚れや黒ずみ、黄ばみがあると清潔感がそこなわれますよね。筆者自身もデザインが気に入ってひんぱんに着ていたシャツに落ちにくいシミを作ってしまい、汚れを取ろうと試行錯誤したものの取り切れず、泣く泣く処分した苦い経験があります。
福田さんがおすすめするウタマロ石けんは、白い衣類の部分洗いにもってこい。柔らかく水に溶けやすいように作られているので、汚れや生地へのなじみが良くがんこな汚れにも強いのが特徴。石けんをつけてこすり、30分~1時間ほどぬるま湯につけ置きしてから洗うと、汚れが落ちやすくなりますよ。
ウタマロ石けんは固形タイプのほかにも、部分洗い用液体洗剤の「ウタマロリキッド」や在宅用クリーナーの「ウタマロクリーナー」、食器洗い用洗剤の「ウタマロキッチン」などさまざまなラインナップに。
5.マーキープレイヤーのイレイザー
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子育てをしていると、何かと履く機会が多いスニーカー。皆さんは履く前や履いた後にお手入れを行っていますか?気づけばラバー部分やソールが汚れで変色、見るも無残な状態になってしまっていた…という経験があるかもしれませんね。
靴に清潔感があるかないかで、コーディネートの印象は変わってくるものです。大切なスニーカーをきれいに保ちたい!と考えている方にとって強い味方なのが、マーキープレイヤーのイレイザー。
スニーカーのラバー部分やソール部分に特化した、消しゴムタイプの汚れ落とし(写真左)は微量の研磨剤を配合しており、こするだけで水垢汚れや黒ずみを落とせます。使用する際に水なども必要ないので、わざわざ靴を濡らさずにお手入れが可能ですよ。汚れが気になったときにささっとメンテナンスができるのはありがたいですね。
除菌剤配合の消臭スプレー(写真右)は、ユーカリエキスが配合されているので爽やかな香りに。いかにも靴のメンテナンスアイテム!という主張をしていない、おしゃれなパッケージも素敵ですね。
残りの五つはこの本の中に!
福田さんが2019年8月に出版した著書『コスパのいい服』のなかでは、他にもたくさんお手入れアイテムが紹介されています。アイテムを見ていくと、新しいお手入れ法のポイントに気付けるかもしれませんよ。
大人気スタイリストがすすめるコスパのいい服
人気スタイリスト・福田麻琴さんが、もの持ちがよくなるお手入れ道具をはじめ、「買って後悔しない10大服」「10年後も買ってよかったと思える名品10」など、さまざまな視点から具体的なアイテムやブランド、コーディネート例などを紹介しています。
これを読めば、きっと「いいもの=高い」という概念を見直すきっかけになること間違いなし!自分に合った「本当に合うもの」探しを始めてみませんか?
自分のクローゼット内を一度チェックしてみませんか?
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母親になり年齢も重ねることで、「何が今の自分に一番合うのか?」「本当に必要なものは何なのか?」と、筆者自身も考える機会が増えてきました。家族が増えたことで、家の中にものがどんどん増えていくのは避けられないこと。だからこそ、いるもの・いらないものの線引きの基準を自分の中で確立し、手もとに残したものをいかに大事に使うかを決めていく必要があるのかもしれません。
物持ちをよくする、とひと言で言ってもさまざまなアプローチ方法があると感じさせてくれる、福田さんの書籍。皆さんも一度自分のクローゼットを確認し、自分の衣類や靴などのお手入れ状況をチェックしてみませんか?手入れのいき届いた洋服を着て、今まで以上に輝く女性になってみましょう!