©ちくまサラ
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台風直撃の予感、初めての避難所に行くことに
漫画家・ちくまサラさんが経験した台風に備えた防災・避難のエピソード。
ある日、居住する地域に大型台風が直撃という予報が。前回の台風では避難しなかったものの不安な夜を過ごしたちくまサラさん。今回は避難所へ行くことも念頭に置きます。
一家で協力し合って備蓄準備をしたいところですが、なんとこのタイミングで夫が体調不良。果たしてどのような避難経験をするのでしょうか。
体験談から学ぶ「避難所生活」
©ちくまサラ
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この漫画には避難所の知りたいことが凝縮されています。まずは小さい子どもとの過ごし方。慣れない場所では子どもは落ち着かないでしょうし、夜泣きも心配ですよね。クッションや仕切りなどがあるとより快適に過ごせそうですが、設備の状況も避難場所によるようです。
そして、ペットのこと。ペット同伴の可否も避難所によって異なっているので事前に調べておく必要がありそうです。筆者の愛犬は残念ながら落ち着きがなく、避難所に行くことは難しいかも…と思いながら読み進めました。自宅にとどまる選択も考えつつ、防災グッズや備蓄の見直しをしてみようと思います。
ちくまサラさんのエピソード内では、避難所で「持っていてよかった」と思ったものや、予想に反して避難所に用意がなかったものなどが描かれています。自身の避難バッグの中身を見直すヒントになりました。
いざというときは本当に突然やってくるもの。家族の安全を確保するために、知識を得て行動したいものですね。
「いつか」ではなく「今」備えよう
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避難所を経験したことがない筆者は、避難所で一夜を明かすケースを想像したこともありませんでした。倒壊の不安のほか、防犯の心配もありますよね。留守中の家電の取り扱いについても不勉強であることに気が付きました。
この漫画を読んで「避難所に避難する」という選択が少し身近になった気がします。子どものいる家庭は、避難に慣らしておくことも大切かもしれません。
また、非常食や災害グッズの使い方にも慣れておきたいですね。非常食の味に慣れることも大切だと聞いたことがあります。この漫画を読んだことを機に、再度備蓄の見直しなどをしようと思います。
本編では、ちくまサラさんが実際持って行ったものも掲載されていて、災害備蓄を考える方にとっては大変参考になる作品です。いつかやろう、ではなく「すぐやろう」と思える本作。家族のための防災が気になる方は、ぜひ作品を読んで学習してみてくださいね!