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よく知らない新入社員。まぁ大丈夫だろうと思っていた
マミヤさんの夫は会社でとあるプロジェクトのリーダーを任され、新入社員の村西君と共に仕事をすることになります。人柄についてなど詳しくは知らなかったものの、悪い話は聞かないから大丈夫だろうと思っていた夫。さっそく村西君と話をし、仕事を任せてその締切を伝えます。「わからないことがあったらいつでも聞いて」と言うと「頑張ります」と言った村西君。
仕事をするとさまざまな人と関わる機会がありますが、相手のことをよく知らないまま始まっていくことの方が多いように思います。マミヤさんの夫は仕事が大好きで休日でも仕事のメールを返信するぐらいの熱量のようですが、村西君は一体どんな人なのでしょうね。一緒に仕事をするなかで仕事にかける思いや、人柄なども段々とわかってくるのではないでしょうか。
締切前日になり「やれていません!」と言う部下
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任せていた仕事の締切が近くなっても一向に質問をしない村西君。それに対してマミヤさんの夫は「仕事が順調にできているから質問してこない」と思っていたようです。しかし、締切前日になり声をかけてきた村西くんは「頼まれたものがやれてません!」と言い出します。そしてなぜかと聞いた夫に対して「HSPなんです」と告げます。
進捗状況を報告したり、方向性を確認したりするなど、普通は完成するまでに何かしらのコミュニケーションがあるかと思うのですが、2人の間にはそれが一切なかった点は引っかかりますよね。HSPだという突然の告白に対し、夫はどう声をかけるのでしょうか。
「診断書を」そう伝えたものの…
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「HSPだから周りの雰囲気や気持ちに左右されやすく、仕事が手につかなかった」と理由を話した村西君。HSPという言葉は聞いたことがあったものの、具体的にどういうことなのかを知るために診断書を提出するようマミヤさんの夫は伝えます。しかし「病気ではないから診断書は出ない」と村西君は言います。どういう配慮をすべきか知りたかった夫でしたが、病気ではないと言われてしまうと今後の関わり方や仕事の振り方が悩ましいですよね。
HSPと一言でいっても人によって苦手なことは違うはず。「HSPなので」という一言だけではなく、どんなことが苦手で仕事に影響が出てしまうのか、こうしてほしいといった要望が村西君から出ればいいのですが、それを伝えることも性格的に難しいのかもしれませんね。
とはいえ、仕事ができていないというのは事実。本来であれば一緒に仕事をすることがわかった段階で村西君は自分の性格について話をしておくべきだったように思います。自分が困るだけではなく、周りに迷惑をかけて自分を追い詰める結果になってしまったのは皮肉にも感じます。自分のことを伝えるのは勇気がいりますし、悪く思われるのではと気にする人もいるかもしれませんが、円滑に仕事を進めるうえで仕事相手のことを知るのは大事なことですよね。特にHSPのように病気ではなく、性格的なものだとしたら余計に自分を知ってもらうことが自分を助けることにも繋がるのではないでしょうか。
- サワイ「心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません」(https://kenko.sawai.co.jp/mental-care/202103.html,2023年6月30日最終閲覧)
- マドレクリニック「HSP(Highly Sensitive Person) ハイリー・センシティブ・パーソン」(http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/,2023年6月30日最終閲覧)