©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
「叱らない育児」は、子どもに怒ってわからせるのではなく、きちんと説明して理解してもらうことだと、みやこは解釈しました。しかしそれでは足りない場合や、危ないことや他の人を巻き込んでしまうことなどは、ピシッと叱ることが必要なのではないかと、みやこは考えているようです。
わが子が周囲の子を傷つけていても何も言わないのは、明らかに非常識ですよね。あさ子とは違うかもしれない意見を、淡々と述べるみやこ。育児の価値観は人によって違うものですが、こうしてはっきりと自分の意見を言えるみやこはすてきです。
本当の友だちは、お互いのことを思い合える存在
©ao_ba0524
©ao_ba0524
©ao_ba0524
主人公・みやこは、高校時代からの親友・あさ子を新築の自宅に招きます。その結果、あさ子の子どもたちによって新築の床に穴を開けられてしまいました。ところが、あさ子は悪びれるどころか「子どもがいればいずれこうなる」と開き直るばかりです。
遊びたい盛りの子どもの行動は読み切れません。それでも、親が謝罪もせず逆上したら、許せませんよね。
みやこは、高校時代にいじめられていた自分を助けてくれたあさ子に恩を感じていました。そのため、以前からあさ子の言動に不信感を抱いていながらも、なかなか友人関係をやめることはできなかったのです。
今回のできごとで、みやこはあさ子に対して補修費を請求した上、言い逃れできないようにきぜんと対応しました。友達としての縁は切れてしまいましたが、子どもがしたことの責任を取れない相手とはお付き合いを控えるのが賢明かもしれません。
たとえ子どもがしたことでも、親は常識的な責任を取らなくてはいけませんね。親としての振る舞いについて考えさせられる作品です。