©人間まお
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ネコが助からなかったショックの中、先生から辛らつな一言。でも動物病院もボランティアではありません。野良猫だろうと、人間まおさんの飼い猫でなくても治療費は発生します。
厳しい言葉ですが、これが現実なことは否めませんね。人間によって、猫の身に起きた不幸に、ただ命を救いたいと思った人間まおさんにとって、あまりにも悲しい言葉に響いたと思います。
優しさの正解は1つではつではない
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車にひかれた瀕死(ひんし)の猫を助けようと迷わず動物病院に連れていきますが、現実は厳しいものでした。検査ののち、助からないことが分かった猫を前に、「今後どうするつもりだったのか」獣医師から厳しい一言をかけられます。
野良猫でも治療をすれば治療費がかかり、完治すれば誰かが飼育しなければなりません。当時高校生だった人間まおさんには、獣医師の言葉は理解はできても、苦しんでいる猫を目の前に、悲しい現実を受け入れることはできませんでした。
獣医師も厳しい言葉の裏側で、命を救うという行為の先に何があるのか、命に対する責任を教えてくれたのかもしれませんね。「優しさ」とは何か、自分だったらどうするか、わが子がとった行動だったらどうするべきか、大切なことを考えるきっかけをくれるお話です。