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「責任も考えないと」獣医師の言葉に黒い感情がわく|ネコの日になると思い出すこと

この作品は、作者・人間まおさんが、高校生の時に経験した命を救うことについて考えさせられるエピソードです。バイトに向かう途中、車に轢かれた猫に遭遇します。迷わず動物病院を受診しましたが検査の結果、猫は内臓を損傷しており、助かる見込みはありませんでした。そこで獣医さんから、この猫をどうするつもりだったのか問われました。「救う」と決めたからには、そこに関わる現実も見なければならなかったのです。『ネコの日になると思い出すこと』第4話をごらんください。

©人間まお

第1話から読みたい方はこちら

©人間まお

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獣医さんが言っていることは真実だと思います。ただ純粋にネコを救いたいとだけ思っていた高校生の人間まおさんにとって、現実があまりにも厳しく冷たく感じられたと思います。

「命は平等」「命は大切」など命の尊さについての言葉や教えはたくさんありますが、その裏側や現実は思っていたものではありませんでした。獣医さんは、ただ救えばいいということではなく、命を扱うときの「責任」について考えてほしかったのかもしれません。

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【全話読める】
ネコの日になると思い出すこと

優しさの正解は1つではない

©人間まお

車にひかれた瀕死(ひんし)の猫を助けようと迷わず動物病院に連れていきますが、現実は厳しいものでした。検査ののち、助からないことが分かった猫を前に、「今後どうするつもりだったのか」獣医師から厳しい一言をかけられます。

野良猫でも治療をすれば治療費がかかり、完治すれば誰かが飼育しなければなりません。当時高校生だった人間まおさんには、獣医師の言葉は理解はできても、苦しんでいる猫を目の前に、悲しい現実を受け入れることはできませんでした。

獣医師も厳しい言葉の裏側で、命を救うという行為の先に何があるのか、命に対する責任を教えてくれたのかもしれませんね。「優しさ」とは何か、自分だったらどうするか、わが子がとった行動だったらどうするべきか、大切なことを考えるきっかけをくれるお話です。

人間まおさんのブログ『人間まおと愉快な仲間たち』

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