「怖い」見知らぬ男に腕をつかまれ、防犯ブザーを鳴らした小1息子の話 [ママリ]

「怖い」見知らぬ男に腕をつかまれ、防犯ブザーを鳴らした小1息子の話

子どもたちが元気に登下校する様子はほほ笑ましいものですよね。しかし、子どもを狙う変質者は、どこかで隙を狙っています。今回ご紹介する作品は、わが子が見知らぬ人に声をかけられた経験がある南野ななみ(©minaminonanami)さんの作品です。登下校に慣れて1人の時間が増えた子どもがいる家庭の方に、ぜひ注意喚起として読んでほしい作品です。『危険な通学路』をご紹介します。

©minaminonanami

小学生になり、子どもだけの時間が増えたことに不安を感じる日々

ななみさんの長男ひかるくんは一年生になりました。今まで送迎は大人が行っていたのに、小学校になると登下校は子どもだけで行います。急に子どもの行動範囲が広がったように感じ、ななみさんは不安を感じます。

事故に遭ったらどうしよう、そんな不安を感じながらひかるくんが帰ってくるのを待つ日々。いつも元気よく帰ってくるひかるくんをみてホッとしているななみさんですが、ある日、とんでもない事件が起きてしまうのでした…。

ほんの一瞬の隙を狙われたわが子

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ある日、ひかるくんはいつも一緒に帰っている友だちからほんの少し離れてしまいます。その瞬間、いきなり知らない人に声をかけられたひかるくん。怖くて逃げようとしたとき、腕をつかまれます。大きな恐怖に襲われたことでしょう。

すぐに機転を利かせて防犯ブザーを鳴らしたことで男は逃げ、大きな事件には至りませんでした。それでも、ひかるくんにとっては恐ろしいできごとだったはずです。

一瞬の隙を狙って、子どもに近づこうとする変質者。子どもたちを守るには、まずは自衛の手段をしっかりと教えることが大切です。そして、何かあったらすぐに親に報告することなども併せて、しっかりと伝えましょう。

情報提供は迅速に

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ひかるくんの場合、帰宅してから自分の身に起きたことを話してくれるまで時間がかかってしまい、男の特徴をあまり覚えていなかったと言います。もしもあなたのお子さんがこうした被害に遭った場合、すぐに警察に連絡をしましょう。子どもの記憶力はあいまいで、時間とともに状況や相手の特徴を忘れてしまいます。

あまり思い出させるのはかわいそうだと思うかもしれませんが、新たな被害者を出さないためには警察への情報提供が必要です。

いつどこで、被害に遭うか分かりません。子どもたちの元気な登下校を守るために、情報共有や各家庭での対策を徹底し、地域一体となった防犯ができるといいですよね。