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憧れの部署で働けると思っていた
高橋さんは、商品開発部に配属されます。そこでヒットメーカーの、瀬倉という男性が上司となりました。かねてより憧れていた上司の下で働ける喜びをかみしめる高橋さん。
仕事ぶりを評価されての引き抜きということでしたが、高橋さんを見る表情にはどこか違和感を抱きます。瀬倉課長は一体どのような上司なのでしょうか。
度重なるランチ、2人きりの行動に違和感
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配属してすぐに、高橋さんは瀬倉課長と2人きりで行動することが増えていきます。
課長の気遣いであると、高橋さんは自分を納得させて付き合いますが、自家用車でのランチへのお誘いなど、だんだんと行動がエスカレートしていきます。
怪しい内容のメッセージ…まさか、「いける」と思われてる?
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まるでデートのような食事だけでなく、冗談では済まないようなメッセージの数々に高橋さんは我慢の限界を感じます。
そして、ついに狭い空間で追い込まれ、抱きしめられる事態に...。とても上司がするような行動ではなく、完全にセクハラですね。
「そんなことで騒がない」周囲に取り合ってもらえない
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瀬倉の行動について勇気を出して会社に相談した高橋さんですが、上司は取り合ってくれません。仕事ができる上司のもとで働けることと、性的な嫌がらせを我慢することはトレードオフにできるものではないのに、さも「我慢すべき」というような言い方にはモヤモヤしたことでしょう。
立場ある人からの食事のお誘いなどはただでさえ断りにくいのに、社内で誰も味方してくれないと思うと本当につらいですよね。
ハラスメント対応は1人で抱えこまないで
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高橋さんは、偶然知り合った新垣さんという法務部長の力を借りて、問題の2人と離れることができました。ようやくセクハラの恐怖や不快感におびえず仕事に打ち込めることができるようになったのです。また、クリーンラインに相談をして、セクハラやパワハラを訴えた高橋さん。そこでようやく正当な判断をしてもらえることができたといいます。
セクハラやパワハラは自分ひとりの力で解決することは難しいことがあります。セクハラを受けたかもしれないと感じたら、まずは会社の人事労務などの相談担当者、または信頼できる上司に相談しましょう。対応してもらえない場合には、都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談することもできます。セクハラは許されるものではありません。我慢せずしかるべき機関に相談し、解決をはかることが大切です。
- 厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html,2024年11月18日最終閲覧)