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DVの被害者だという、眼帯の女性は、図書館で出会ったショートヘアの女性から、「相手を交換しての復讐」を持ちかけられ、夫に復讐することを決めます。
結果は成功だったはずなのに、夫は生きていました。
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話をしているのは、ショートヘアの女性と眼帯の女性の夫。眼帯の女性との離婚が成立したことを報告しています。
「依頼料」を支払っていますが、眼帯の女性の夫は、ショートヘアの女性になにを依頼したのでしょうか。
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「祝福してください」と穏やかな笑顔を見せる男性。言葉だけを聞けば、まるで結婚や出産などの前向きな報告のようにも思えます。
しかし、彼が今話しているのは、つい先ほど成立した「離婚」についてです。
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眼帯の女性が「怪我は自分で」と言っていたのは、夫をかばっていたのではなく、事実だったのですね。一体なぜ、眼帯の女性は、自ら怪我をしたりしていたのでしょうか。
ギャンブル依存症には、適切な治療を
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図書館で偶然出会った2人の女性が、互いのパートナーへの復讐を計画するところから物語が始まります。前半では、夫から妻への暴力や経済的DVなど、妻側の深刻な悩みが描かれていますが、物語が進むにつれて少しずつ視点が変わり、夫側の複雑な事情が明らかになります。それは、妻のギャンブル依存症に苦しむ夫の姿でした。
ギャンブル依存症は、脳の「報酬系」と呼ばれる部位に関連する精神疾患で、本人が「やめたい」と強く願っても、その欲求をコントロールすることができなくなります。作中では、夫の両親から受け継いだ遺産を使い果たし、さらには自分の体を傷つけてまでギャンブルにのめり込む妻の姿が描かれています。
ギャンブル依存症の恐ろしさは、単に当事者の人生を狂わせるだけでなく、家族にも計り知れない影響を与える点です。消費者庁のホームページでは、悩んでいる方々が相談窓口とつながるよう呼びかけています。
ギャンブル等依存症は、適切な治療と支援により回復が十分に可能です。しかし、本人自身が「自分は病気ではない」などとして現状を正しく認知できない場合もあり、放置しておくと症状が悪化するばかりか、借金の問題なども深刻になっていくことが懸念されます。
そこで、ギャンブル等依存症に関する注意事項や、対処に困った場合の相談窓口をお知らせします。相談の内容に応じ、これらの窓口をご利用ください。 ※1
依存症は病気であり、適切な治療と支援を受けることで回復は十分に可能です。しかし、依存症に苦しむ本人が「自分は病気ではない」と認識できていない場合、症状が進行し、借金や家庭内の問題がさらに深刻化する危険があります。
依存症を克服するためには、何よりも周囲の理解と支援が大切だということを、改めて感じさせられる作品です。
- 依存症対策全国センター 「ギャンブル依存症ってどんな病気?」(https://www.ncasa-japan.jp/understand/gambling/about,2025年4月11日最終閲覧)
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