Ⓒママリ
🔴【第1話から読む】妊活中「サプリ試さない?」親友の誘いにゾッ…「あの時と同じだ」過去の悪夢が蘇ったワケ
不妊治療で悩んでいたサチでしたが、夫の支えと、何よりも「諦めたくない」という強い気持ちで、前向きに進み続けました。そして、治療開始から数年が経ったある日、ついに待望の第一子を妊娠することができました。
ついに待望の妊娠、しかし友人からの電話の内容は…
嬉しい妊娠判明から数か月。安定期に入り、喜びと安堵で胸がいっぱいになりました。出産は、数ヶ月後に控えています。まず、親しい友人たちにLINEで妊娠報告をしました。もちろん、マイもいるグループです。
サチ: 「実は、この度第1子を授かりました。無事に安定期に入ったよ。みんな応援してくれてありがとう」
すぐに、マイから返信が来ました。
マイ: 「サチ!おめでとう!!本当に良かったね!電話してもいいかな?」
親友からの祝福の言葉に、嬉しさがこみ上げました。少し距離ができていたけれど、やっぱりマイは私のことを気にかけてくれていたんだ、とホッとしました。そして、今回は純粋に妊娠を祝ってくれるだろう、と電話に出ました。
純粋なお祝いの言葉に安堵したのに
「サチ、本当におめでとう!クリニックの治療、頑張ってよかったね!」
マイの明るい声が、電話口から聞こえてきました。クリニックの治療が実ったことを祝う言葉をかけてくれたことで、もう勧誘されることはないだろうと、心底安心したんです。最初は、私の体調や、お腹の赤ちゃんの話など、他愛のない話で盛り上がりました。
しかし、しばらくして、会話は再び予想外の方向へ。マイの声のトーンが、また以前と同じように熱を帯び始めたんです。
「サチ、これから出産して、子育てが始まると、本当にお金がかかるようになるよ。今うちの子は幼稚園だけど、大変なんだ~」
私は、うん、とうなずきました。確かに、今後の出費については漠然とした不安を抱えています。
「だからね、今がチャンスなんだよ!私みたいに、子どものそばにいながら、自分のペースでしっかり稼ぎたいって思わない?私、今のビジネスをやってて本当に良かったと思ってて…」
また、この話だ……。
「心底がっかり」お祝いの電話中にも勧誘する友人
妊娠報告という、私にとって人生で最も喜ばしい瞬間に、再び勧誘の話を持ち出されたことに、心底がっかりしました。親友の祝福だと思っていた時間が、またビジネスのチャンスとして見られている。その事実に、胸が締め付けられる思いがしました。
「マイ、ごめん。これって、前に話してた『私を紹介したい』っていうビジネスのことだよね?私、そういうことはしないよ」
私は、はっきりと伝えました。
「え、サチ、なんでそんな言い方するの?私、サチのためを思って…」
マイは、焦ったようにそう言いました。
サチ「私、そういう勧誘を前にも受けたことがあるの。人を紹介してお金儲けするビジネスでしょう?それは私はやりたくないんだ」
マイ「人を紹介できなくても、自分がいいと思った商品を広めるだけでいいんだよ?それでお金が儲かるなら…」
どんどん話を勧めたがるマイ。しかし、私はそれ以上話す気になれませんでした。
「ごめんね、今、ちょっと気分が悪いから。またね」
そう言って、私は一方的に電話を切りました。やっぱりマルチ商法だった。私の心は、完全に冷え切っていました。
🔴【続きを読む】出産後に自宅に招いたら「ごめん」友人がお祝いにきてくれない理由がショックすぎる
あとがき:ビジネスが透けて見えると、友人関係を楽しめない
待望の妊娠報告という喜ばしい瞬間に、再びマルチ商法の勧誘を受けるという、衝撃的な展開です。この話では、親友の「おめでとう」という言葉の裏に、ビジネスの意図が隠されていることにサチさんが気づいてしまう、より深い失望を描きました。
デリケートな状況を利用される悲しさ、そして友情とビジネスの境界線がいかに曖昧になりうるかを、読者の皆さんも感じられたのではないでしょうか。
※このお話はママリに寄せられた体験談をもとに、個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。また、制作にあたってAIを活用しています。










