Ⓒママリ
この物語の主人公はサチ。不妊治療中であるものの、なかなか思うように赤ちゃんを授かることができずに悩んでいました。
不妊治療の悩みを友人たちに聞いてもらった
私はサチ。夫と二人で、赤ちゃんを授かるための不妊治療を頑張っているパート主婦です。先の見えない治療に、心が折れそうになることも少なくありません。
そんな私を気遣って、先日、何人かの友人が集まって食事会を開いてくれました。みんな、「サチ、頑張ってるね!」「応援してるよ!」って、温かい言葉をかけてくれて。その中に、マイもいました。マイはすでに1児の母で、可愛らしいお子さんがいるんです。以前、出産祝いも贈った、本当に仲の良い友達です。みんなの励ましに、心が少し軽くなったのを感じました。
友人の1人・マイから「2人で会いたい」と連絡がきて
友人たちとの食事から数日後、スマートフォンが震えました。差出人はマイ。LINEのメッセージでした。
マイ: 「サチ、この前はゆっくり話せなかったから、今度二人でお茶しない?マイの子が幼稚園に行っている間にどうかな?」
私を気遣ってくれたのかな、って嬉しくなりました。みんなで話すのも楽しいけれど、二人きりならもっとじっくり話せる。もしかしたら、マイも子育ての先輩として、何かアドバイスをくれるのかもしれない。そんな期待に胸を膨らませて、すぐに返信しました。
サチ: 「うん、嬉しい!ぜひ行きたい!」
友人の目的は「勧誘」だった
約束の日、指定されたカフェへ向かいました。久しぶりに会うマイは、いつもと変わらず明るい笑顔で迎えてくれました。他愛のない話で盛り上がり、やっぱりマイとの時間は楽しいな、って思っていたんです。
でも、会話の流れが少し変わってきたな、と感じた瞬間がありました。マイが、真剣な表情で私の目を見て話し始めたんです。
「サチ、不妊治療頑張ってるから、私も応援したくてね」
その言葉に、胸が熱くなりました。やっぱり、親友は私のことを見ててくれてるんだなって。
「それでね、良いサプリメントがあるから試してほしいの。この会社知ってる?サチの為になるセミナーや、紹介したい人もいるんだ」
マイの言葉に、私の心臓は一瞬で冷たくなりました。
以前にも、別の友人にマルチ商法に勧誘されたことがあったんです。何度もしつこくセミナーに誘われたり、調理器具を買わされそうになったりして大変でした…。その時の経験から、マイが今言っていることが、すぐにそれだとわかりました。
喜びで膨らんでいた胸は、一瞬にしてしぼんでいきました。まさか、親友のマイが、私をそういう風に見ていたなんて……。
🔴【続きを読む】「クリニックがダメでも」親友の言葉に絶句…巧妙すぎる勧誘に、私の心が悲鳴を上げた日
あとがき:「マルチ商法の勧誘だ」気づいた瞬間の衝撃
不妊治療中のデリケートな時期に、友人からの温かい励ましは心の支えになりますよね。しかし、その信頼していた友人から、まさかの勧誘があったら、どんな気持ちになるでしょうか。善意に見える言葉の裏に、別の目的があることに気づいた時のショックは計り知れません。このお話は、そんな複雑な感情の始まりを描いています。
※このお話はママリに寄せられた体験談をもとに、個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。また、制作にあたってAIを活用しています。










