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「不妊クリニックがダメでも」親友の言葉に絶句…見え見えすぎる勧誘に、私の心が悲鳴を上げた日

マイからの勧誘に驚いたサチ。しかし、必死で平静を装い、クリニックの治療を理由にやんわりと断ります。しかし、マイは引かず、「もしクリニックの治療がうまくいかなくても、いつでも相談してね」と、デリケートなサチの状況に付け込むような言葉を投げかけます。親友の善意とビジネスの境界線に苦悩するサチの葛藤を描きます。『人の悩みは勧誘チャンス?マルチにハマった友人』をごらんください。

Ⓒママリ

🔴【第1話から読む】妊活中「サプリ試さない?」親友の誘いにゾッ…「あの時と同じだ」過去の悪夢が蘇ったワケ

親友マイから怪しいサプリとセミナーの勧誘を受けたサチは、かつて受けた勧誘を思い出していました。

カフェ 女性 会話 PIXTA

私は友人にとって「カモ」?

親友のマイから「良いサプリメントがある」と誘われた瞬間、以前マルチ商法にハマってしまった友人に“カモ”にされた時の記憶がフラッシュバックしました。商品を買わされたり、友人を紹介させられたりしたショックは、今でも鮮明に覚えています。まさか、マイが同じようなことをするなんて。

マイは、私の戸惑いに気づかず、熱心にサプリメントの効能やセミナーの話をしてきました。

「このサプリメント、本当にすごくて!体の中から変わるのが実感できるの。不妊治療で疲れてるサチには、絶対必要だと思うんだ」

彼女の目はキラキラしていて、心から私のためを思ってくれているように見えました。でも、私にはそれが、まるで自分のビジネスのため、私を勧誘の対象として見ているかのように思えてしまい、それが何よりも辛かったんです。

「あとね、このサプリメントを飲んでる人たちのコミュニティーがあって、みんなすごく前向きで素晴らしいの。サチもそういう仲間と出会ったら、もっと頑張れると思うんだ」

友人だったマイが、私の悩みに付け込んでいるように感じてしまって。応援してくれてるんだ、って思っていた気持ちが、一瞬で裏切られたような感覚になりました。

「治療がうまくいかなくても…」友人の笑顔が冷たく見えて

女性 背中 街 PIXTA

私は、必死で平静を装いました。

「マイ、ありがとう。でもね、ごめん。私、今通ってるクリニックの方針に従っていて、そこで処方されたサプリメントも飲んでいるからそれ以外は使わないようにしてるの」

そう言って、やんわりと断りました。マイは少し残念そうな顔をしましたが、それ以上は強く言ってきませんでした。

「そっかぁ、残念。でも、もしクリニックの治療がうまくいかなくても、いつでも相談してね。私、本当にサチを応援してるから!」

マイは、私が勧誘を断っても、これがマルチ商法だとは一切言いませんでした。そして、まるで「クリニックの治療では妊娠できないかもしれない」とでも言いたげな、あの言葉。やさしい笑顔で応援すると言ってくれたけれど、その顔が私には、なぜか冷たく見えました。

お茶を終えて店を出た後も、心の中にはモヤモヤとしたものが残りました。仲がいい友人だと思っていた人から、こんな風に利用されそうになるなんて。寂しさと、悲しさと、そしてどこか怒りにも似た感情が湧き上がってきました。

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あとがき:「本当に私を思う言葉?」友人の狙いが悲しくて

信頼していた友人からの勧誘は、本当に複雑な感情を生みますよね。「親友だからこそ、私のためを思ってくれてるはず」という気持ちと、「もしかして利用されようとしている?」という疑念。このすれ違いが、心の距離を生んでしまいます。

デリケートな悩みを抱えている時に、その悩みに付け込まれるような行動は、善意であっても相手に大きな傷を残すことになってしまうのです。

※このお話はママリに寄せられた体験談をもとに、個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。また、制作にあたってAIを活用しています。

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