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【1話から読む】2人目出産後に顔半分が麻痺、限界を超えた母|産後、顔面マヒを患った話
2人目の産後は、想像以上にハードでストレスや疲れが蓄積される毎日でした。ある朝、左側の顔面に異変が生じます。
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最初の違和感は目でした。いつもは奥二重なのに、左目だけが一重になっていたのです。
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違和感は目だけではなく、食べ物が口に溜まったり飲み物がこぼれたりと顔全体に広がっていきました。日常生活にも影響が現れ始めたのです。
改めて、鏡を見てみると左顔面だけ眉も口も下がった状態で、動かそうとしても動きません。
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翌日、脳神経外科でMRIを撮ったところ「顔面神経麻痺」と診断されたのです。
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顔面神経麻痺の中程度と診断され、服薬での治療を始めることになったみうらまるこさん。薬の影響が出てしまうので、母乳は中断しミルクに移行するよう指導を受けます。
母乳育児を頑張っていたみうらまるこさんにとってはショックが大きかったことでしょう。しかし、顔面麻痺など神経の疾患は早期治療が何より大切なので仕方ありませんね。
【続きを読む】新生児から母乳を奪ってしまう自分は「母親失格」|産後、顔面マヒを患った話
お母さん、自分を「後回し」にしないで
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産後の母親の頭の中は、24時間体制の新生児育児やまだ小さい上の子のお世話など「子育て」でいっぱいです。さらにホルモンバランスの乱れや免疫力の低下も重なり、体調を崩しやすい時期でもあります。そんな中で無理を続けてしまうと、疲労が蓄積し、顔面麻痺など思いもよらない病気につながることもあります。
この極限状態の中で無理を続けると、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されて、今回のエピソードのように顔面麻痺などの思わぬ病気を引き起こすリスクがあるのです。
しかし、お母さん自身は子育てに必死なあまり、自分の体調の変化を後回しにし、気づけないことが多いのが実情ですよね。
だからこそ、家族や周囲の人が、お母さんの心身の状態の変化に積極的に注意を払う必要があります。そして、お母さんが心身ともに無理なく子育てに臨めるよう、家族の協力はもちろん、自治体などのサポートを最大限に活用することが重要です。
顔面麻痺を経験し「健康」であることの大切さを知ったまるこさんの体験談『産後、顔面マヒを患った話』は、当たり前のような日常の尊さを改めて気づかせてくれる作品です。
- 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会「顔面神経麻痺ってどんな病気? 原因・治療・リハビリまで」(https://www.jibika.or.jp/owned/contents1.html,2025年12月19日最終閲覧)
みうらまるこ(@miura_maruko)さんのインスタグラム
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