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「結婚させなきゃよかった」姑の言葉に絶望|農家の嫁、決別の朝

農家の嫁として、姑と毎日顔を合わせながら懸命に働いてきた私。ある日、夫の口から漏れたのは「結婚させなければよかった」という姑の残酷な本音でした。歩み寄ろうとしていた努力も、家族になろうとした願いも、その一言ですべて崩れ去ります。私の実家のトラブルをきっかけに露呈した、姑の心の闇と、揺らぐ私の覚悟。狭いコミュニティの中で、私はどう自分を守ればいいのか。『農家の嫁、決別の朝』をごらんください。

©ママリ/画像の生成にAIを使用しています

信じていた「家族」の形

土の匂いと、朝露に濡れた野菜の輝き。私はこの仕事が好きでした。
結婚して以来、夫の直樹とともに、義実家の農家を手伝う日々。家は別ですが、仕事場は毎日一緒です。

姑の和子さんは、いわゆる「ズケズケ言うタイプ」の人でした。

「そんなんじゃ売り物にならないわよ!」
「都会育ちはこれだから」

厳しい言葉に涙することもありましたが、和子さんはもともと子離れができておらず、不安定な一面がある人。以前、些細なことで取り乱し、自殺未遂のような騒ぎを起こしたこともありました。

「お義母さんも、根は悪い人じゃないはず」

私はそう自分に言い聞かせ、和子さんの性格を理解しようと、なんとか良い関係を築く努力を続けてきたのです。

実家のトラブルと、漏れ出た本音

そんな中、私の実家で問題が起きました。

両親がいわゆる「毒親」気質で、アパートの家賃を滞納し、訴えられてしまったのです。現在は解決していますが、当時は状況を報告しないわけにもいかず、直樹を通じて義実家にも事実を伝えました。

あくまで現状報告のつもりでした。けれど、これが引き金となったのです。

ある夜、疲れ切って帰宅した直樹が、ポツリと漏らしました。

「…おふくろ、あんなこと言わなきゃいいのに」

嫌な予感がして問い詰めると、直樹は言いづらそうに視線を落としました。

「『あんな親がいる子と、結婚させなければよかった』って…。母さんが、そう言ってたんだ」

頭を殴られたような衝撃でした。

今まで、どんなに理不尽な言葉を投げられても「家族だから」と笑って受け流してきた。和子さんの不安定な心に寄り添い、農作業の合間にお茶を淹れ、機嫌を伺ってきた私の努力は、一体何だったのでしょうか。

知っているのは、私だけ

翌朝も、仕事はやってきます。
和子さんは、私がその言葉を知っているとは露ほども思わず、いつも通り「早くしなさいよ」と命令口調で接してきます。

その顔を見るたびに、直樹の言葉がリフレインします。
(結婚させなければよかった―。心の底では、そう思っていたんだ)

一度壊れた信頼は、二度と元には戻りません。
以前のような「いつか分かり合える」という期待は消え失せ、残ったのは冷めた諦めだけでした。

「どうしたの、ぼーっとして!」

和子さんの声が響きます。私は無表情で「すみません」とだけ答えました。
今の私にできるのは、感情を殺して距離を置くこと。それだけが、自分を守る唯一の手段でした。

自分の心を守るために

それからの私は、必要最低限の会話以外、和子さんと交わすのをやめました。
「冷たくなった」と和子さんは不満げですが、私の心はもう、彼女の顔色を伺うことに疲れ果ててしまったのです。

夫の直樹には、正直な気持ちを伝えました。

「お義母さんのことは、もう無理。仕事は続けるけれど、プライベートで歩み寄る努力はやめるね」

直樹は申し訳なさそうに頷き、それ以上は何も言いませんでした。

農家の嫁という立場上、完全に縁を切ることは難しいかもしれません。でも、無理に「いい関係」を作ろうとする必要なんてなかったのです。

大切なのは、誰かに認められることではなく、自分の尊厳を守ること。
和子さんの言葉に傷つくステージはもう終わりました。これからは、彼女の言葉を「ただの雑音」として聞き流せる強さを育てていこうと思います。

夕暮れの畑で、私は深く息を吐きました。
明日も仕事はありますが、私の心は昨日よりもずっと、静かで自由でした。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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