監修:清水なほみ 先生

妊娠確率が高いのは排卵日?妊娠しやすい時期と、体づくり

妊活中の方で、少しでも妊娠の確率が高い日を知りたいという方はいるのではないでしょうか。排卵日当日よりも2日ほど前の方が妊娠の確立が高いと言われていますが、排卵日はどのように計算すればよいのでしょうか。排卵日にタイミングをとるよりも、性行為の回数を増やす方が妊娠の確立は上がります。妊娠しやすい体づくりには、体重のコントロールやアルコールの摂取量に気を配る必要があります。

PIXTA

妊娠しやすい日を教えて!排卵日の計算方法

排卵日は、月経周期が安定している方の場合、次の月経開始日からさかのぼって14日目にあたります。そのうち、妊娠しやすい日は排卵日の2日前から前日です。実は、排卵日当日はすでに妊娠の可能性が下がっています。

精子の寿命は約3日、卵子の寿命は12~24時間と言われているため、この間であれば受精できる可能性があります。しかし、排卵当日に性行為をしても、すでに排卵から12時間以上たっている可能性があるのです。

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基礎体温表で見る排卵のタイミング

基礎体温 PIXTA

基礎体温は自身の月経周期や排卵の有無を調べるためには効果的ですが、排卵のタイミングを知るための材料としては不十分です。月経周期のずれが1~2日程度の人は、基礎体温で周期と排卵の時期を確認して、タイミングをとる時期の参考にすることはできます。

正確な排卵日を知るためには、排卵検査薬を使用するのがよいでしょう。排卵検査薬は、尿に含まれる女性ホルモンの分泌量を調べて、排卵のタイミングを表示する検査薬のことをさします。

また、排卵日を特定する方法として、病院で卵胞の大きさを計測するという方法もあります。排卵予測日の2~3日前に受診し、超音波検査で卵胞の大きさを計測します。卵胞が20mmを超えると思われる日が排卵予測日です。

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妊娠しやすい性行為の回数

寝室 PIXTA

性行為は、毎日行うと精液が薄くなってしまうのではないか、しばらく禁欲をした方が妊娠の確率が上がるのではないかと思う方がいるかもしれません。

しかし、排卵日にタイミングをあわせてするよりも、そもそもの回数を増やすほうが妊娠する確率が高いという研究結果があるのです。

排卵日を正確に把握し、「その日に必ず性行為をしなければいけない」というストレスを感じるよりも、普段から夫婦仲良く過ごすことができる環境を作る方がよいかもしれませんね。

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妊娠しやすい体づくり

食生活 PIXTA

男性は生殖機能が発達してから定期的に精子を生成していきますが、女性の場合は産まれる前に卵子が生成され、その後は卵子が新しく作られることはありません。

つまり、女性は産まれた段階で卵子の数が決まっている上に、年齢が進むにつれて卵子はどんどん老化していってしまうのです。

そのため女性が妊娠、出産できる時期は限られており、最も妊娠しやすい時期は20代で、そこから年齢が上がっていくにつれて妊娠しにくくなっていくといわれています。

とはいえ、年齢は自分でコントロールできることではありませんよね。自分でできる、妊娠しやすい体づくりのためにできることをご紹介します。

体重をコントロールする

体重計 amana images

妊娠しやすい体をつくるためには、体重に気を配ることが必要です。痩せすぎの場合、女性ホルモンの分泌が少なくなり、月経の異常をもたらします。

逆に、太りすぎの場合でも、ホルモンバランスが崩れることにより妊娠の確立が低くなる恐れがあります。無理なダイエットは体に負担をかけますので、もしも妊娠のためにダイエットをすることを検討する場合、医師に相談するのがよいでしょう。

タバコはやめ、受動喫煙に注意する

喫煙 amana images

タバコを吸っている場合、すぐに禁煙しましょう。喫煙している人は、非喫煙者に比べて流産や早産の確率が20~30%ほど高いという研究結果があります。

また、男性の喫煙が精子に悪影響を及ぼしているということがわかっています。精子濃度が少ないなどのリスクがあるため、妊娠を望む場合、パートナーにも禁煙するように伝えましょう。

タバコは、本人が吸っていなくても受動喫煙によって何らかの影響を受ける可能性があるため、身近な人には禁煙してもらうことをおすすめします。

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アルコールの摂取量に注意する

飲酒 PIXTA

飲酒は、タバコのように必ずしもやめなければいけないということではありません。しかし、多量の飲酒は避けた方がよいでしょう。

男性が多量に飲酒をした場合、精子の質が低下すると言われていますので、女性だけでなく男性もアルコールの摂取量には注意が必要です。

婦人科系の疾患に注意する

婦人科 amana images

卵巣や子宮、またはホルモン分泌機能に疾患を抱えていると、妊娠の可能性は低くなります。なかには無自覚のものもあるので、一度婦人科の病院で検査を受けてみるのもよいかもしれません。

生殖機能に異常がないかを調べるのはもちろん、プロの指導のもとタイミング法を行えばより妊娠の可能性は上がります。なかなか妊娠できない、もしくは35歳以上である方はなるべく早い段階で婦人科の受診をおすすめします。

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妊娠しやすい体づくりを

夫婦 PIXTA

妊娠を望む場合、少しでも確率が高い日を知りたいとの思いで、基礎体温を計測したり排卵日を特定したりする人がいるかもしれません。基礎体温の計測や排卵検査薬の使用は、費用や手間がかかるため、それ自体がストレスになってしまうことが考えられます。

まずは、毎日の生活習慣を見直してみてはいかがですか?パートナーと一緒に妊娠しやすい体づくりをすることで、夫婦関係が良好に保てるかもしれません。

それでも、「なかなか子供ができない」と悩んでしまう場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ 先生

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