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監修:清水なほみ

【医療監修】着床出血とは?出血量や基礎体温など生理との違いや体験談

医学的には「着床出血」というものは存在しませんが、受精卵が子宮に着床する時期に少量の出血が見られることがあり、一般的にはこれを「着床出血」と呼んでいるケースが多いようです。生理の出血との違いは出血量と基礎体温です。高温期に入って1~2週間後に少量の出血がみられ、その後高温期が続いた場合は着床出血である可能性があります。妊娠するすべての人に着床出血が起こるわけではないため、妊娠を希望している場合は、基礎体温をしっかりと計測しておくようにしましょう。着床出血と生理の違いや体験談をご紹介します。

PIXTA

着床出血とは?

着床出血とは医学的な用語ではありません。受精卵が子宮に着床するときに伴う少量の出血のことです。着床が起こる月経予定日の1週間前から予定日あたりに起こるもので、着床時に子宮内膜の一部が少しはがれることによって茶色いおりもののような状態で出てくることを指します。

着床出血は妊娠に伴う生理現象で、着床したからといって必ず起こるものではありません。むしろ出血が起こる人の方が少ないとされています。出血量は少ないですが、妊娠反応が陽性で出た後も出血が続く場合は、妊娠初期の出血である切迫流産や子宮口のびらん、ポリープなど病気である可能性もあるため病院を受診するようにしましょう。

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着床出血と生理の違い

血 PIXTA

着床出血は受精卵が着床する際に起こる出血のため、妊娠の兆候であるとも考えられています。着床出血には、生理の出血とは明らかに異なる点が二つあります。

  • 出血量
  • 基礎体温

着床による出血は、生理の出血に比べて少量です。出血といっても鮮血のような赤いものではなく、ピンク色や茶色といったおりもののような出血で約2~3日で止まります。

基礎体温を測っている方であれば、妊娠した場合は基礎体温が下がることなく高温期が続きます。高温期が16日以上続くときには妊娠している可能性があるため、少量の出血があった後に高温期が続いたら着床出血といえるでしょう。

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着床出血を経験した人の体験談

婦人科 PIXTA

着床出血はすべての人に起こるものではありません。妊娠したと思っても、出血があると異常なのではないかと慌ててしまうことがあるかもしれません。妊娠した際に着床出血があったという人の体験談をご紹介します。

生理のときよりも少ない出血があった

私の場合は1日だけで、生理予定日から5日後に拭いたらついたくらいの血でした。
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生理予定日の4日前くらいにいつもの生理より少ない出血があり2日くらいで終わってしまいました。
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ピンクのような白がかかったようなものが最初出ていて、だんだん茶色味がかかった出血に変わって14日に変わった今日は出血がありません。
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着床出血は少量であるとされていますが、出血の色や期間などは多少個人差があるようです。出血も真っ赤というよりは、ピンクや茶色がかっていることがあります。

高温期が続いて出血もあった

高温期 PIXTA

高温期12日目に生理の終わりかけの様な血がオリモノナプキンに2日間着きました。
高温期10日目から陽性反応もありました。
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着床出血ありました⑅◡̈*
オレンジ色ではないのですが、生理予定日3日前から、うすピンク〜茶オリのような感じででていて生理くるなと思っていましたが妊娠でした。

高温期続くようでしたら可能性高いので検査薬してみるといいと思います(^-^)♡
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茶色いおりものがありました!!
高温期12,13日目ですかね!
体温は上昇し続けてました!
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生理開始予定日あたりに少量の出血のようなものがあった場合、基礎体温も併せてチェックしてみましょう。高温期が続いていて、かつ少量の出血であれば妊娠している可能性があるため出血は着床によるものと考えられます。

生理予定日に出血があった

生理予定日に着床出血がありました。生理始まりのような少しの出血で、最初は生理かと思ったのですがその後生理は来ず。。。
1週間後に検査薬したら陽性でした!
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生理予定日に生理の始まりのような出血があると生理と間違えてしまいそうですね。生理であれば徐々に出血量が増えていくところですが、出血がおさまるようであれば妊娠初期の出血である可能性があります。生理がこない場合は妊娠検査薬で確認してみるとよいかもしれません。

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体の状態から着床出血と生理の違いを見極めましょう

妊娠初期 PIXTA

着床出血と生理の出血を見分けるポイントは、出血の量や色と基礎体温です。高温期が続いていて、さらに少量の出血があった場合は着床出血の可能性があります。

着床出血は少量の出血で短期間で終わるものですが、出血が続くようなことがあった場合は早めに病院を受診するようにしましょう。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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